目からウロコの<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.3 カビ対策+アルファ

バリエーション豊富な防水スプレーを駆使してカビを予防。
そして、最適な保管方法で、カビの繁殖を防ぐ!

今回の3回目で<コロニル>特集の最後となります。

最終回では、バリエーションを誇る<コロニル>の防水スプレーについてピックアップしつつ、カビの繁殖を防ぐ保管方法などを掘り下げていきます。

また、<コロニル>と言えば、兎にも角にも「1909 シュプリーム クリームデラックス」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、これに匹敵するマストハブの<コロニル>商品を伺ってまいりましたので、ご紹介します。

それでは、防水スプレーについてからスタートしましょう。

積み重ねてきた技術力の集大成となるクラシックシリーズと
最新テクノロジーを素早く取り入れたシリーズの2軸で製品を提案

前回までのレポートで、<コロニル>の防水スプレーには、防水だけでなく、栄養を与えるタイプのスプレーがあるということがおわかりいただけたと思います。
そのタイプの防水スプレーは、お手入れの最後に使うのではなく、クリームを入れる前に使うなど下地的な役割で使います。
これは、他社製品と全く異なりますね。
そうしたスプレーは、<コロニル>が過去から積み重ねてきた技術力の集大成とも言えるクラシックなシリーズで、品質の高さが評価されているシリーズです。

一方で、「ナノテクノロジー」や「カーボンテクノロジー」など最新のテクノロジーをいち早く導入して、防水に特化した高性能なスプレーも提案しています。

いわば、伝統と革新を軸とし、用途や目的に応じた防水スプレーをラインナップしているというわけです。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート3 防水スプレーラインナップ
とにかくバリエーション豊富な<コロニル>の防水スプレー。
<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 最新テクノロジーを駆使した防水スプレー

最新テクノロジーを駆使している カーボンプロとナノプロ

<コロニル>の「カーボンプロ」は、今、ヨーロッパでトレンドのカーボンテクノロジーを応用してつくられています。
その利点は、柔軟性。
例えば、フッ素系の防水スプレーでは、靴を屈伸させてしまうと、その部分の効果が落ちてしまうものです。
一方で、カーボンプロは、網目状の膜が水の粒子より細かいので、水を内部に通さないけれど、空気を通す構造になっています。
撥水効果を保ちながら、素材の機能も生かせる最新のテクノロジーです。

また、「ナノプロ」も、シューケア用品ではじめてナノテクノロジーが取り入れられた製品。 細かい粒子が、汚れや水滴の浸み込みを防ぎ、汚れが付きにくくなります。

防水スプレーの種類

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 フッ素系イメージ

細かい粒子が表面にくっつき、撥水の効果が生まれるものの、通気性は保たれるのが特徴。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 シリコン系イメージ

表面に皮膜をつくって繊維の隙間を埋めるため、通気性はなくなるのがデメリット。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 カーボンイメージ

網目状の膜を構成し、素材を保護。撥水効果が高く、通気性も担保するテクノロジー。また、この膜には伸縮性があるので、シワが生じやすい屈曲部でも効果を保てるのが特徴です。

カビから大切な靴を守る!
簡単かつ効果的な保管方法とは?

湿気の多い日本で、長雨が続く時期になると、悩まされるのが「カビ」。
日頃、どのように靴を保管していれば、カビに悩まされることがないのか、最適な保管方法を教えてもらいました。

日本の習慣「下駄箱」がカビの温床になっている!!

やはり、通気性の悪いところに保管するというのは、NG。
できるだけ、通気性の良い空間をつくり、そこに保管するのがベストです。

米屋さんの場合、靴を下駄箱にしまうのではなく、メッシュラックを使って靴をディスプレイして保管しているそう。

履いた靴は、脱いだ時にしっかりとブラッシングした後に、シューツリーを入れて、メッシュラックに置くだけ。

また、使用するシューツリーは、スギやヒノキなど針葉樹を使ったタイプが水分を吸いやすく、おすすめと教えてくれました。

毎回、気持ちよく履ける環境をつくるのがシューツリーの役割ということですね。

コロニル シューツリー

もしも、靴の内部にカビが生えてしまったら

どんなにカビを警戒していても、日本は高温多湿なので、カビの恐怖から完全に逃れることはできません。
ちょっと油断すると、靴の中にうっすらと白いカビが……、なんてことも。

湿度や温度の変化によって靴内に生えてしまったカビの除去に最適なライニガー
左が「ライニガー」。とても重宝するクリーナーです。

そんな時におすすめなのが、「目からウロコの<コロニル>メソッドを徹底レポート PART.1 基本ケアとスペシャルケア」でご紹介したクリーナーの 「ライニガー」

油脂、カビなどを強力に落としてくれるので、湿度や温度の変化によって靴内に生えてしまったカビの処置に最適です。

コラム

意外と疎かにしていませんか?
アウトソールこそ、小まめなメンテナンスが必要です!!

靴で一番汚れているところは、どこだと思いますか?
答えは、「アウトソール」ですね。
ただ、靴を履いている状態だと、アウトソールを目にすることがあまりないため、ここのケアを疎かにしている方も多いかもしれませんよね。

しかし、お手入れもせずにそのままにしていてはいけません!!

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート3 アウトソールイメージ

靴は、履かれていると、ずっと屈伸を繰り返していることになります。

アウトソールの屈曲点は、伸ばされることで負担がかかっています。

一番負担がかかる部位なので、普段からケアをしましょう。

そこで、おすすめいただいたのが、「ソールトニック」。
使い方は簡単で、アウトソールの汚れを落とした後に、キャップを外して塗るだけ。

これを塗るだけで、ソールからの水の侵入を防ぎ、靴の返りが良くなるそう。

ぜひ、取り入れてみてくださいね。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート3 ソールトニックイメージ

革底のヒビ割れを防いでくれる「ソールトニック」。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート3 ソールトニックの使い方イメージ

ソールトニックには特殊なスポンジが付いていますので、その面を使って塗るだけ。簡単です。

3回にわたって<コロニル>のメソッドをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

お話を聞いていて、印象的だったのは、<コロニル>は、その革本来が持つポテンシャルを引き出すスキンケア発想で製品づくりをしているという点。

化粧品やヘアケアに例えたお話は聞いていてわかりやすかったですね。

そして、「皮革に優しいこと、人体に優しいこと、環境に優しいこと」という開発モットーが、どの商品にも根付いているということ。
特に、オーガニック系の商品に興味を持ちました。

あとは、どの製品の使い方も断然簡単です。

気軽に取り入れられるケアが魅力ですね!!

ライン

今回お話を聞かせていただいた
エス・アイザックス商会
米屋 和久さん(写真:左)
藤原 武流さん(写真:右)

レザースペシャリストとして、全国各地あらゆる業態での実演販売やワークショップなどにより、<コロニル>ブランド商品のPR活動を行うお二人。
靴をはじめ、レザーバッグなど、皮革製品のケアについて、よろず相談に乗っていただけます。

URL:http://www.isaacs.co.jp/

<コロニル>メソッドを徹底レポート エス・アイザックス商会の米屋さんと藤原さんイメージ

ライン

目からウロコの<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.2 素材別ケア

スエード・コードヴァン・エキゾチック・エナメルも
<コロニル>独自のメソッドで失敗しないお手入れを。

前回から、お送りしております<コロニル>特集。

ドイツのザルツェンブロット社によるトップブランド<コロニル>のメソッドについて理解を深めるべく、<コロニル>を扱う輸出入商社の株式会社エス・アイザックス商会 米屋 和久さんと藤原 武流さんにお話を伺っております。

前回お伝えした基本ケアとスペシャルケアでは、革本来が持つポテンシャルを引き出すスキンケア発想が<コロニル>の考え方、ということがおわかりいただけたと思います。

今回は、スエード・コードヴァン・エナメルなどの素材別お手入れについて。

これらのケアにも、「皮革に優しいこと、人体に優しいこと、環境に優しいこと」という<コロニル>の開発モットーが根付いていることを実感できますよ。

menu.01 スエードのお手入れ

スエードのお手入れも、スムースレザーのお手入れと同様に、基本のケアはブラッシングです。

そして、スエードのお手入れと言うと、保革・補色をするスプレーでのお手入れがポピュラーですが、<コロニル>のメソッドはそこがユニーク。

<コロニル>の概念では、表革は人間の肌と同じお手入れと考え、裏革は人間の髪の毛と同じお手入れと考えているそうです。

では、まず、基本ケアからご紹介します。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードの道具
左から
■クレープブラシ  ■固形クリーナー

スエードの基本ケア

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのブラッシングイメージ

クレープブラシでブラッシング

<コロニル>で推奨しているのはゴムタイプのブラシです。
今回のお手入れでは、<pedag|ぺダック>のクレープブラシを使用しています。
このタイプのブラシでブラッシングすると、ゴムが汚れを吸ってくれます。
汚れが取れたら、このブラシの横についているナイロン部分で、スエードの方に残ったカスなどを除去してください。

※スエードのお手入れは、力の入れ過ぎにご注意を。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードを固形クリーナーを使ってクリーニングイメージ

特に汚れている部分は固形クリーナーで

基本のお手入れはクレープブラシだけで充分です。
もし、つま先などに傷がついている場合は、砂消しゴム位の固さの固形クリーナーで軽く擦ってください。

そして、擦った部分だけが目立たないように、そのまわりもバランスよく擦っておきましょう。

スエードのスペシャルケア

そして、スペシャルケアです。
スペシャルケアは、スムースレザーと同じように、2・3ヶ月に1回を目安にしつつ、毛足の状態をみてお手入れしてください。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのスペシャルケア用アイテムイメージ
左から
■オーガニックプロテクト&ケア(保革・防水ミスト)■オーガニックバンブーローション(クリーナー)
<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのスペシャルケア ローションイメージ

オーガニックバンブーローションを吹きかけ

前述した通り、<コロニル>のスエードスペシャルケアは、ヘアケアと同じ概念になっています。
色が多少抜けていても、シャンプーで洗ってキレイにして、トリートメントで整えれば、色が戻ってくるという考えです。
なので、まずは、シャンプーにあたる「オーガニックバンブーローション」を使って、アッパー全体に吹きかけます。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのスペシャルケア用 スエードブラシでブラッシングイメージ

スエードブラシでブラッシングして 浮いてきた汚れを布で拭き取る

次に、スエードブラシでいったん毛を起こします(※ブラッシングはなしでもOK)。
そして、表面に浮かび上がってきた汚れを布で拭き取ります。
この際には、衣服の汚れを取るときと同じように、布を表面にポンポンと叩く感じで拭き取りましょう。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのスペシャルケア用 トリートメントイメージ

オーガニックプロテクト&ケアでトリートメント

布で汚れを拭き取ったら、次は、保革・防水効果のある「オーガニックプロテクト&ケア」でトリートメント。
その後、再度スエードブラシで毛を起こして、しばらく時間をおいてください。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ スエードのスペシャルケア用 乾燥後のイメージ

乾燥すれば、スペシャルケア終了

1時間程度で、ご覧のように状態が整いました。
<コロニル>のオーガニックシリーズは、良い香りで室内でも抵抗なく使えるため、寒いシーズンのお手入れもラクラクですね。

menu.02 コードヴァンのお手入れ

コードヴァンのお手入れも、ブラッシングが基本ということは変わりありません。
ブラッシングで汚れをしっかり落とした後に、保湿&艶出しをします。
<コロニル>では、コードヴァンに適した「1909シュプリームワックススプレー」がありますので、スプレー使いでラクラクなお手入れ方法をご紹介します。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ コードヴァンのお手入れアイテム
■1909シュプリームワックススプレー(防水スプレー)※写真右。
写真左の1909シュプリームプロテクトスプレーとパッケージが似ているので、ご注意ください。

コードヴァン ケア

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ コードヴァンのお手入れア ワックススプレイイメージ
<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ コードヴァンのお手入れ ワックススプレー噴霧イメージ

ブラッシングで汚れをしっかり落とした後に、1909シュプリームワックススプレーを吹きかける

「1909シュプリームプロテクトスプレー」がマルチに使える防水スプレーなのと比べて、「1909シュプリームワックススプレー」は、コードヴァンに特化してつくられた防水スプレーです。
フッ化炭素樹脂、ビーワックス、ラノリンを加えたブレンドオイルを含む防水スプレーで、フッ化炭素樹脂が皮革繊維に深く浸透して防水効果を与えてくれます。
また、コードヴァンにツヤとしなやかさを加え、美しい風合いを保つのが特徴です。

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ コードヴァンのお手入れワックススプレイを拭き取るイメージ

スプレーが乾いた後に
布で表面を整えてフィニッシュ

表面が乾いたら、布で乾拭きすると、美しい光沢が生まれます。

クリームではなく、スプレーでのお手入れになるので、時間もかからず、ムラにならないのが便利ですね。

menu.03 エキゾチックレザーとエナメルのお手入れ

<コロニル>では、スエードやコードヴァン以外の素材用にも、専用のケア用品が用意されています。
いずれも、クリームタイプではなく、スプレーやムースタイプなので、気負わず簡単にケアをしたいという方におすすめです。

エキゾチック

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ エキゾチックスプレーイメージ

■エキゾチックスプレー(防水スプレー)

乾拭き+スプレーで簡単

エキゾチックレザーは基本的に丈夫な素材。
ただ、斑(ふ)のあることが特徴です。
斑の継ぎ目の状態を見極めるのは難しいので、こまめにお手入れをすると安心。
<コロニル>なら、革の表面の乾拭きとスプレーで簡単にケアができます。

エナメル

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ エナメルのお手入れアイテム

■ラックムース(クリーナー)
■ラックスプレー(防水スプレー)

エナメルには専用の製品がおすすめ

<コロニル>のエナメルケアは、汚れを落とす「ラックムース」と、その後に艶を出す「ラックスプレー」の併用がおすすめ。
ラックムースを使うと、エナメルの表面に張られているポリウレタン樹脂の汚れを取るために表面が曇りますが、後にラックスプレーを使うことで、元の艶を出すことができます。

コラム

<コロニル>製品についているこのシールにご注目。
環境3Rにリスペクトの念を込めた「MOTTAINAI」キャンペーン

<コロニル>メソッドを徹底レポート パート2 素材別のお手入れ コラム もったいないイメージ

<コロニル>のオーガニック系製品をよくみると「木」のイラストが描かれたシールが貼っているのをご存知ですか。
これは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが提唱した「MOTTAINAIキャンペーン」のシールです。

ワンガリ・マータイさんは、2005年に来日した際に「もったいない」という日本語に共感。

「もったいない」は、環境活動の3Rに加え、それに尊敬の念(リスペクト)が込められている言葉と捉え、この言葉を取り入れた環境キャンペーンを提唱しました。

そして、「皮革に優しいこと、人体に優しいこと、環境に優しいこと」を開発モットーとする<コロニル>もこのキャンペーンに賛同。

環境配慮を基準とした商品、再利用など環境3R理念を元にした商品の展開に取り組んでいます。

次回は、最終回。
気になるカビ対策と靴の保管方法、さらには、<コロニル>レザースペシャリストおすすめのマストハブ製品についてご紹介する予定です。

ライン

今回お話を聞かせていただいた
エス・アイザックス商会
米屋 和久さん(写真:左)
藤原 武流さん(写真:右)

レザースペシャリストとして、全国各地あらゆる業態での実演販売やワークショップなどにより、<コロニル>ブランド商品のPR活動を行うお二人。
靴をはじめ、レザーバッグなど、皮革製品のケアについて、よろず相談に乗っていただけます。

URL:http://www.isaacs.co.jp/

<コロニル>メソッドを徹底レポート エス・アイザックス商会の米屋さんと藤原さんイメージ

ライン

目からウロコの<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 基本ケアとスペシャルケア

「絶対失敗したくないので。」「時短ケアが好き。」という方なら
スキンケア発想で内面から革のポテンシャルを引き出す <コロニル>メソッドにご注目!

今、とっても熱く、注目を集めているシューケア。
各社それぞれのアイテムを使って、みなさん入念にお手入れをされていることと思います。

そこで、今回は、ドイツのザルツェンブロット社によるトップブランド<コロニル>のメソッドについて理解を深めるべく、<コロニル>を扱う輸出入商社の株式会社エス・アイザックス商会 米屋 和久さんと藤原 武流さんにお話を伺ってまいりました。

これまで、アイレット編集部員も<コロニル>製品を愛用してまいりましたが、お話を伺って、「これまでの使い方が間違っていた」とは言えないまでも、製品を生かし切れていなかったという事実がわかった次第です。

<コロニル>の素晴らしさは、その革本来が持つポテンシャルを引き出すスキンケア発想にあります。

そして、開発モットーは、「皮革に優しいこと、人体に優しいこと、環境に優しいこと」。

だからこそ、お手入れビギナーをはじめ、あらゆる層の誰もが使いやすい、そして、失敗しないように、製品づくりをしています。

しかも、シンプルなメソッドで手早くお手入れができるのも魅力。

それでは、今回は基本ケアとスペシャルケアについてご紹介してきます!

たったこれだけで、キレイをキープ!
基本ケアは、ブラッシングだけ

シューケアというと、ブラシにクリーナー、クリーム、さらにワックスなどなど、さまざまなアイテムを揃えなくてはならないと思っていらっしゃる方が多いかもしれません。
「でも、靴は、思ったより汚れていないものです。」と米屋さんは言います。

ハンドル部分を直接握る鞄とは違って、靴のアッパーは汚れにくい。
唯一汚れているのは、道路などに接しているアウトソールです。

だから、アッパーのお手入れを過剰にする必要はなく、ブラッシングをしっかりすることがケアの基本になります。

履いた靴は、履いたその日のうちに埃を払った上で、靴の色ごとに使い分ける馬毛ブラシでしっかりブラッシングをすれば、OK。

そうすれば、汚れが落ちるだけでなく、靴の色の鮮やかさや輝きが戻ります。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ブラシイメージ
基本のケアで使うのは、埃払い用のブラシと、靴の色ごとに用意する馬毛ブラシです。実は、<コロニル>のメンテナンスでは、ほとんど豚毛は使いません。そして、<コロニル>のブラシの特徴は、毛量が多く、コシもあるところ。一度に広い面積をブラッシングできるので、使いやすいブラシです。

基本のケア

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ブラッシングイメージ

ブラッシング

埃を払った後に、ブラシを使って念入りにブラッシングすれば、基本のケアは終了です。

この際に使うブラシは、ブラック用・ダークブラウン用・バーガンディー用というようにお手持ちの靴の色ごとに用意するのがおすすめです。

そして、靴のお手入れをするときには、いつも同じブラシを使うことがコツ。
お手入れをするごとに、クリームがブラシに含まれて、それだけでお手入れができる程にブラシが育っていきます。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ブラッシングケア後イメージ

フィニッシュ

ブラッシングしたのは写真右の靴です。シワの部分がキレイになり、フォルムなどがくっきりしているのがおわかりになるでしょうか。

靴を履いた後に、ブラッシングをしたら、シューツリーを入れて、通気性の良いところに保管。

それだけで、基本のケアはばっちり。
所用時間も数分なので、気負わずケアできますね。

2・3ヵ月に1回が目安。
スプレーを駆使してラクラク・時短できるスペシャルケア

とっても簡単な基本のケア。
靴を履くごとに、基本のケアをしていれば、スペシャルケアは2・3ヶ月に1回でOKです。
そして、スペシャルと言っても、使うアイテムは3つ。
クリーナーと防水スプレー、クリームと、とてもシンプルなメソッドです。

また、<コロニル>製品は、スプレータイプが多いのが特徴で、スペシャルケアに使うアイテムの3つのうち、2つがスプレーです。

スプレーの良さは、塗りムラにならなかったり、気化するスピードが早くシミにならないことなど。

<コロニル>製品は、メンテナンスによるトラブルを防ぐという考え方でつくられているそうです。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 スペシャルケアアイテムイメージ
左から
■ライニガー(クリーナー)
■1909シュプリームプロテクトスプレー(防水スプレー)
■1909シュプリームクリームデラックス (クリーム)

スペシャルケア

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ライニガーで拭き取りのイメージ
<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ライニガーで拭き取った汚れのイメージ

ライニガーで汚れ取り

布に「ライニガー」を湿る程度に吹きかけて、湿っている間にアッパーの表面の汚れ部分を軽く拭き取ります。
ライニガーは、余分な油脂やカビなどに強く、しっかりと汚れを取り除いてくれます。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 プロテクトスプレー噴霧イメージ
<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 プロテクトスプレーを吹きかけた靴のイメージ

1909シュプリームプロテクトスプレーで、しっかりと保湿

次は、防水スプレーの「1909シュプリームプロテクトスプレー」を靴に直接吹き付けます。
防水スプレーと言うと、靴を履く前に吹きかけるというイメージがありますが、<コロニル>では、この製品をこの段階で使うことを推奨しています。
この防水スプレーには、栄養が含まれていて、基礎化粧品の保湿の役割を担っています。
防水スプレーが下地になりますので、しっかりとスプレーを吹きかけると仕上がりが良くなります。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 1909シュプリームクリームデラックスでコバの周りをケア
<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 1909シュプリームクリームデラックスでお手入れ後のコバイメージ

1909シュプリームクリームデラックスで栄養とほど良い光沢を

防水スプレーが約1分ほどで乾いてくるので、その後は、<コロニル>の大人気商品「1909シュプリームクリームデラックス」を塗っていきます。

この時に大切なのが、コバ周りにしっかりとクリームを入れること。
靴のフォルムや美しさを引き立てるのは、実は、ウェルト周辺のコバ周りです。

ウェルトの糸も乾燥すると劣化につながるので、潤いを与えましょう。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 ブラッシングのイメージ
<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 スペシャルケア後のイメージ

馬毛ブラシでブラッシングして、ほど良い光沢が出てくれば、ケア終了

<コロニル>が特徴的なのは、「革の上にワックスなどを乗せ、艶を出す」という考えではないこと。
内側から革の状態を整えて、本来よりその革に備わっている艶を引き出すというメソッドを確立しています。

良い革が使われている靴ほど、自然な光沢が生まれるので、余計なことはすべきでないという考え方。
なので、ブラッシングをして、ほど良い光沢が生まれたら、スペシャルケアは終了です。

<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 1909ワックスポリッシュでのケアイメージ
<コロニル>メソッドを徹底レポート Part.1 スペシャルケア後(1909ワックスポリッシュ)のイメージ

もし、さらに艶が欲しいなら、1909ワックスポリッシュをプラス

スペシャルケアは、クリームまでの3ステップですが、より一層の艶感を出したいならば、これまでのステップに加えて、ワックスを使うのがおすすめです。
ただし、<コロニル>のワックスは、他社のワックスと比べ、こってり感がほとんどないのが特徴。
ピカッと光らせるためのワックスというよりも、上品な艶を出し、キズを予防するための製品になっています。

コラム

良い革の見分け方って?

革本来の良さを引き出すのが<コロニル>製品の特徴だと、ご説明いただいたわけですが、そうなると重要なのは、良い革が使われた靴を選ぶこと。

みなさん、何を基準に判断していますか?

キメの細かさを見るという方が多いですかね。

今回、米屋さんにその見分け方を伺ったところ、見た目よりも触感が大切と教えていただきました。

革を触ってみて、吸い付くようなモチモチ感があれば、丹念になめされている証拠。

そうした、革を選べば、メンテナンスをするとハリが戻るそう。

良い革が使われている靴なら、メンテナンスによって履きジワが目立たなくなるのが特徴です。

ぜひ、チェックしてみてください。

次回は、素材別のお手入れについて深堀していきます。
また、そのほかに、<コロニル>が取り組む「mottainai|もったいない」キャンペーンについてもご紹介する予定です。
お楽しみに。

ライン

今回お話を聞かせていただいた
エス・アイザックス商会
米屋 和久さん(写真:左)
藤原 武流さん(写真:右)

レザースペシャリストとして、全国各地あらゆる業態での実演販売やワークショップなどにより、<コロニル>ブランド商品のPR活動を行うお二人。
靴をはじめ、レザーバッグなど、皮革製品のケアについて、よろず相談に乗っていただけます。

URL:http://www.isaacs.co.jp/

<コロニル>メソッドを徹底レポート エス・アイザックス商会の米屋さんと藤原さんイメージ

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