カテゴリー別アーカイブ: 取材レポート

EYELET編集部が独自に取材し、報告をまとめているのが取材レポートカテゴリーです。みなさんが注目している、知りたいことなどをピックアップして、お届けしています。

「足元から豊かに暮らす」をテーマにルームシューズを提案する専門店<ハミングバード横浜>大森順子さん

足と靴の悩みから学び・深めてきた知識を元に
靴選びの方法やルームシューズの大切さを広めていきたい

今回、ご紹介させていただくのは、ドイツルームシューズ専門店<humming bird横浜>の代表・大森順子さんです。

大森さんは、事務職OLとして10年以上勤務したのちに、靴業界へと足を踏み入れた経歴の持ち主。

そのきっかけは、26cmというご自身の足のサイズから生じる悩みからだったそう。
自分の足に合う靴を探す中で、師匠と出会い、足と靴への知識を深められました。

そんな大森さんに足元を健やかに保つ秘訣などを伺ってまいりましたので、ここにレポートさせていただきます。

「自分に合う靴がない」という悩みから師匠と出会い、出張靴修理店をオープン

小さい頃から悩みだったのが、足の大きさでした。
26cmという、女子としてはかなり大きいサイズの私にとって、気に入ったデザインの靴を履けるということはほとんどなく、履ける靴を履くしかない。
海外ブランドの靴ならば大きいサイズがあるからとトライしても、外国の方の足型は幅が細めで、土踏まずが長めになっていて合わないなど、ずっと失敗を繰り返していたのですよね。
そんな中、転機になったのが、茨城県古河市で足と靴の健康相談室「シューズサロン タグチ」を営む師匠との出会いでした。

実は、私の悩みを知る友人が「素晴らしい靴店がある」と紹介してくれたのがきっかけです。
お店へ伺い、ドイツの靴文化や、歩くこと(靴)と健康、身体に及ぼす影響などを医学的観点から学んだ田口先生の足に靴を合わせる知識や技術に感動。

会社の定休日を使い、田口先生の元で修業させていただくことになりました。

<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビューイメージ シューズサロンタグチ 田口先生との写真
「シューズサロンタグチ」の田口先生と。
<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビューイメージ フットプリントイメージ
フットプリントによる足の計測など店舗で実務を経験。

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その後、本気で足と向き合うために、これまで勤めた会社を辞め、田口先生の元で、足や靴の基本知識、靴の合わせ方、フットプリントによる足の計測、修理、インソール、接客など、足と靴に関わる実務をお店で経験しながら学ばせていただきました。
そして、経験を重ねていく中で、靴選びの難しさの理由がわかってきたと思います。

それは、足と靴を正しくつなげるための知識です。

足は1日の中でも、むくみなどにより変化してしまいます。
だからこそ、計測した数値だけではなく、それぞれの方の特徴を見極めて判断しなければなりません。

そうした知識・技術を目の当たりにできたことが、今も財産になっています。

そして、それから実店舗を持たない出張靴修理店「美人靴 宇都宮店」を立ち上げ、独立しました。

なぜ、修理店なのかというと、田口先生のところで修業している頃から、友人や知人に「この靴直せる?」と相談を受けることが多かったから。

私の地元の栃木県宇都宮市には、リペアを受け付ける修理店はあっても、女性が足や靴の悩みを相談できるお店が少なかったのです。

そこで、私がお客様のお宅へお伺いして、修理が必要な靴をお預かりするスタイルで営業を開始しました。

美人靴  宇都宮店でお預かりした靴は、いずれも所有者の方にとって思い入れがある靴ばかりで、修理をして再び履けるようになると、喜んでいただけることが多く、やりがいがありましたね。

<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー 靴磨きのイメージ
修理店がおすすめする「自宅でできる靴磨き」の方法をご紹介する大森さん。

 

<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー 靴修理のイメージ
美人靴 宇都宮店では、女性の靴をメインにしつつ、さまざまな靴の修理を受け付けていたそう。

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足の健康を追求する中で、適切な靴の選び方に加え
靴を脱ぐリラックスタイムに履くルームシューズの重要性に注目

美人靴  宇都宮店は、出張靴修理をメインにしながら、ドイツのルームシューズ「HAFLINGER|ハフリンガー」の販売も手掛けていました。
ハフリンガーと出会ったのは、田口先生のお店で学ばせていただいていた時。
このルームシューズは、S・M・Lなどアバウトなサイズ展開ではなく、靴と同じように木型を使ってつくられていて、1cm単位でのサイズが用意されているので、ご自身の足のサイズにあったものをお選びいただけます。
また、人間工学に基づいたインソールで衝撃吸収に優れていること、100%天然ウール素材で冷えなど足の悩みが解消できること、丸洗いができて衛生的なことから惚れ込みました。

足と靴に悩み、学んできた私がたどり着いたのが、靴を履いていないリラックスタイムの過ごし方。
この時間の過ごし方が足の健康を左右するということに思い至りました。

長時間過ごす自宅で履くにもかかわらず、意外と重要視されてこなかったルームシューズが、冷えや足の痛みなどに対して、コンディションを整え、トラブルを解消してくれるアイテムになり得ると、考えています。

<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー ハフリンガールームシューズイメージ
100%天然ウールでつくられたルームシューズは、軽くて暖かいだけでなく、通気性・吸水性に優れ、1年を通して快適な履き心地。
<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー 編集部員が履かせていただいたブーツタイプのイメージ
アイレット編集部員がブーツタイプのハフリンガーを試着させていただきました。足首まで包まれていることで、暖かいのはもちろん、安心感があります。
<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー ハフリンガーのサイズチャートイメージ
1cm刻みでサイズ展開のあるハフリンガー。オーダーの際はサイズチャートでぴったりのサイズを選ぶことができます。

2016年からは、宇都宮から横浜に転居したため、出張靴修理店・  美人靴  宇都宮店は終了し、ハフリンガー専門のネットショップ<ハミングバード横浜>として、足元から豊かに暮らすルームシューズを広めるべく、新たに活動をしています。

ぜひ、お好きな革靴を楽しみながら履くためにも、リラックスタイムに履くルームシューズに注目していただけると嬉しいですね。

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今回の大森さんのお話を聞かせていただいて、「靴を楽しむ」ためにどういったことが重要なのかを教えていただけた気がします。
靴好きにとっては、靴が重要で、その靴自体のケアに勤しむけれど、自分自身の足のコンディションを整えるという発想が欠けているのかもしれない。

ましてや、リラックスタイムにどのような履物を履くかというのは、私自身二の次にしていたので、目からウロコのお話でした。

ぜひ、自宅でのリラックスタイムに目を向けて、めいっぱい靴を楽しみたいですね!!

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今回お話を聞かせていただいた大森さんが運営する
ハミングバード横浜

1898年創業のドイツルームシューズブランド<ハフリンガー>専門ネットショップ。
21~30㎝ものサイズ展開のある定番商品「HAFLINGER6340」をはじめ、日本限定ブーツタイプの「6615」、夏用の「6180」などを取り扱っていますので、男性でも女性でもぴったりのルームシューズが見つかるはず。
ちなみに、店名には、「鳥のようにハミングしながら、明日に踏み出すための足をつくる」という想いが込められているそうです。
ぜひ、ハミングバード横浜ホームページに、アクセスしてみてください。

URL:https://humming-bird.biz/
<ハミングバード横浜>代表大森順子さんインタビュー ハミングバード横浜WEBサイトイメージ
ハミングバード横浜 WEBサイトイメージ

※「日々是好靴-nichinichikorekoukutsuにちにちこれこうくつ-」とは、当サイト・アイレットによる造語です。 靴との一瞬一瞬の積み重ねが、今までにない、素晴らしい靴となるという意味を込めています。
この特集では、靴に魅了されて、靴に携わる人々を取材し、靴のすばらしさを発信します。

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伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会レポート。イタリア本国から来日した職人の底付け実演など見どころが満載!

選び抜かれた素材に、多彩な製法、芸術的なハンドカラーペインティング。
<サントーニ>の魅力を満喫できるパターンオーダー会に潜入。
明日10月15日(日)には銀座三越でも実演イベントを開催。

今年もやってきました「オーダー会」シーズン。
早速、レポートをお届けするのは、<サントーニ>のパターンオーダー会です。

昨年のオーダー会では、イタリア本国から来店した女性カラーリストの実演を拝見させていただきました。

その際には、まるでアートのような奥深いカラーの世界を堪能。

そして、今年は、10月13日(金)・14日(土)の2日間で、イタリア本国から来店した職人による底付け作業の実演が行われました。

伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 底付け職人によるデモンストレーションイメージ
掬い縫いの実演をするクラウディオさん。足元を見ると、<サントーニ>のスニーカーを履いていらっしゃいました。とても軽やかです。

<サントーニ>と言うと、イタリアのシューメーカーなので、マッケイ製法のイメージをお持ちの方が多いかもしれませんね。

でも、実は、ノルべジェーゼやベンティヴェーニャ、ハンドソーンにグッドイヤーウェルテッド製法など、デザインやモデルに合わせて幅広い製法を駆使する技術力を持つブランドなのです。

そんな<サントーニ>の底付けを間近で見られるというのが、今回のオーダー会の魅力のひとつかもしれません。

※伊勢丹新宿店での職人による実演は取材日で終了しました。
明日の10月15日(日)には同じ内容の実演を銀座三越にて実施予定です。

伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 靴見本イメージ
伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 靴サンプルイメージ

今回のオーダー会では、全12モデルを対象に、革3種類・約40色の素材を選べます。
サイズは4.0~9.5まで展開がありますので、足の大小でお悩みの方には特におすすめです。

また、最後にアイレット編集部注目のモデルを2つご紹介させてください。

ひとつは、三越伊勢丹とメンズファッション雑誌「LEON|レオン」がコラボレーションした別注モデルです。

このデザインを始めてみた時、度胆を抜かれました!!

レースアップのようでダブルモンク。
2つのデザイン要素が一体になり、シナジーが生まれています。

しかも、素材使いの妙により、インパクトは絶大。

大人気で、完売間近だそうですよ。

伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 レオン別注モデルイメージ

そして、次にご紹介したいのは、贅沢な雰囲気のホールカット。

伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 ホールカットイメージ

アッパーをよーく見てみてください。
柄がプリントされているのがおわかりになるでしょうか。
ともすると、ツルっとした印象を受けるホールカットに遊びの要素が加わって、さらにアート度が増しています。
とても<サントーニ>らしい1足ですね。

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ちなみに、<サントーニ>のパターンオーダー会、伊勢丹新宿店メンズ館での開催は10月14日(土)に終了してしまいますが、明日10月15日(日)から17日(火)には銀座三越で開催されます。
15日には、クラウディオさんの実演もありますので、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。

伊勢丹新宿店メンズ館<サントーニ>パターンオーダー会 革素材イメージ

[EVENT DATA]
<サントーニ>パターンオーダー会
開催場所:銀座三越 5F紳士靴売場
開催日:2017年10月15日(日)~17日(火)
お渡し:2018年5月下旬予定

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モノの価値を再認識した「TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN」レポート

日本屈指の靴磨き職人・靴職人が集結した
「TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN」。
モノの価値を再認識し、モノに一層の愛着を持つきっかけとなりました!!

「この世にふたつとないもの、一生大切にしたいもの、スタイルに自信をくれるもの。
“ONE OF A KIND”自分だけの価値あるひと品を探して。」をコンセプトに、2017年9月13日(水)~18日(月・祝)の期間中開催されていた「TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN」。

以前の記事「今年もあの祭典がやってくる!!「TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN」本日より開催」でもお伝えしたように、今回で2回目の開催となったイベントです。

このイベントでは、『伊勢丹新宿店』のバイヤーが世界中から集めた別注や限定のアイテム、いわゆるここでしか手に入れることができないモノが並び、スペシャル感を味わえるのが特徴。

そして、カラリングのワークショップや、クリエイターの私物を出店する掘り出しもの市なども開かれました。

今回、開催4日目となる16日(土)にアイレット編集部が靴好き注目のシューメーカーズカウンターコーナーを取材させていただけたので、写真を中心にレポートさせていただきます。

このイベントにご参加した方もご参加できなかった方も、その時の「熱気」を感じてください!!

Columbus
コロンブス シューシャイニスト 三橋 弘明さん

Boot Black|ブートブラック>などの日本発シューケア用品を展開している「コロンブス」からは、アイレットでもお馴染み、カラリストの三橋弘明さんが参加。
三橋さんは、磨きの技術もさることながら、厚い知識も兼ね備えている日本を代表するカラリストのお一人です。
相変わらず、無駄のない立ち振る舞いを拝見することができました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN コロンブス カラリスト 三橋さん イメージ
世界最大級のファッション見本市「PITTI|ピッティ」での靴磨きや、日本各地でのシューケア講習、さらに商品開発にも携わるなど幅広く活躍している三橋さん。「ケアのポイントはブラッシング」と、教えてくれました。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN コロンブス カラリスト 三橋さんのお手入れイメージ
素手でクリームを靴に馴染ませるように塗り込むなど、丁寧なケアが印象的。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN コロンブス ブートブラック アーティストパレット イメージ
使用していたのは、アルガンオイルが配合された<ブートブラック>アーティストパレット。艶感が魅力のクリームです。

Saphir
サフィール シューシャインアーティスト 高林巌さん (シューズバー)

サフィール>ブースでは、東京・東池袋で「シューズバー」を営むシューシャインアーティストの高林巌さんが技を披露されました。
シューズバーは、靴磨きとお酒を同時に楽しめるユニークなお店です。
某百貨店退職後、靴磨きをはじめたという高林さんの軽快なトークと艶のある磨きで、夜な夜な靴好きが集まっているそう。
このメンズフェスでは、シューズバーのお客さまもいらしていました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN サフィール シューズバー 高林さんイメージ
ご自身の<Edward Green|エドワードグリーン>をお持ちいただきました。高林さんの磨いた靴は見違えるほど輝いて見えると、評判です。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN サフィール シューズバー 高林さんのお手入れイメージ
磨きのコツは、「愛」。いかにその靴へ愛情を注げるかが大切だ、と教えてくれました。そして、靴それぞれのデザインにあわせて輝かせているそう。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN サフィール お手入れされた靴のイメージ
<サフィール>クレム1925で磨かれた靴。ほど良い艶が靴の良さをさらに引き出してくれているようです。

R&D
アール・アンド・ディー シューケアマイスター 柴崎祐一さん

<M.MOWBRAY|M.モゥブレィ>などを扱うシューケア専門商社「R&D|アール・アンド・ディー」からは、シューケアマイスターの柴崎祐一さんが参戦。
柴崎さんは、RTPシューケアティーチング専任講師でもあり、さまざまな方にシューケアの講習を行っているプロフェッショナルです。
今回のイベントでは、<M・モゥブレイ>シュークリームを使う「ベーシックケア」、<ENGLISH GUILD|イングリッシュギルド>ビーズリッチクリームを使う「プレミアムケア」、<M・モゥブレイ>プレステージ クリームナチュラーレを使う「ナチュラルケア」などのコースが用意されていました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN アール・アンド・ディー 柴崎さんイメージ
柴崎さんには、アビー・レザースティックを使ったコードヴァンの靴のお手入れをご紹介いただきました。
<アール・アンド・ディー>が展開するシューケア用品は種類も豊富なので、シューケアマイスターの方に直接相談して、適切なお手入れを教えてもらうのがおすすめです。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN アール・アンド・ディー コードヴァンのお手入れイメージ
アビー・レザースティックは、水牛の角でできている小さな棒。でも実は、コバ周りなども無理なく押しあてられるなど、考え抜かれた形状になっています。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN イングリッシュギルド ビーズリッチクリームイメージ
コードヴァンのお手入れに使ったのは、革に潤いを与え、履きこむと艶感が高まると、人気の<イングリッシュギルド>ビーズリッチクリーム。

JASON MARKK
ジェイソン・マーク スニーカーケアテクニシャン 山口隆行さん

2007年にアメリカ・ロサンゼルスで設立されたシューアクセサリーブランド<JASON MARKK|ジェイソン・マーク>。
<ジェイソン・マーク>の「PREMIUM SHOE CLEANER|プレミアムシュークリーナー」は手軽さと洗浄力の高さで、世界中のスニーカーLOVERから高い支持を集めています。
また、パッケージがスタイリッシュなこともあり、革靴LOVERのみなさんも、気になっているシューケアアイテムだと思います。
今回のメンズフェスでは、本場ロサンゼルスでスニーカーケアのトレーニングを受けたスニーカーケアテクニシャンの山口隆行さんが無料でスニーカーケアを提供してくれていました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN ジェイソン・マーク 山口さんイメージ
ブランド認定スタッフの山口隆行さん。<ジェイソン・マーク>のクリーナーは、キャンバス地・ナイロンといったスニーカーに多い素材だけでなく、レザーやスエードなどにも使えると、教えてくれました。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN ジェイソン・マーク プレミアムシューケアイメージ
ケアは思ったよりも、簡単!ブラシとクリーナーと水を使って、気軽にできます。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN ジェイソン・マーク ケアイメージ
泡立ちの良さに驚きます。しっかり洗い終わったら、布やタオルなどで泡を拭き取り、自然乾燥。

+SOLE
アディショナル ソール 靴職人 木田浩史さん

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN アディショナルソール 木田浩史さんイメージ
福島県いわき市にアトリエを構えている靴職人の木田浩史さん。ハンドメイドシューズブランド「Hiroshi Kida」を展開しつつ、新たなプロジェクトとして<アディショナルソール>を始動。

<+SOLE|アディショナルソール>は、靴職人の木田浩史さんが革靴のリペア手法を用いて、スニーカーのソールを張り替えるプロジェクト。
これまでも、革靴はオールソール交換などリペアが可能でしたが、スニーカーというと履きつぶすものという常識を覆すスニーカーのオールソール交換のサービスを提供しています。

こうしたサービスが展開できるのは、木田さんがエスペランサ靴学院で製靴について学び、自身のシューズブランド「Hiroshi Kida」を展開しているから。

リペアされたスニーカーは、新たな息吹が吹き込まれ、オリジナルとは異なる魅力を放っているように感じました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN アディショナルソールが手掛けたスニーカーリペアイメージ
オールソール交換したスニーカー。コバ周りにボリュームが出て、オリジナルとは異なる魅力があります。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN アディショナルソール オリジナルソールイメージ
<アディショナルソール>のオリジナルソールに交換した<アディダスオリジナルス バイ ハイク>のスニーカー。

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これらのブースを取材させていただき、シューケアやリペアなど、モノを大切にしながら使い続ける知恵や最新技術を体感できたように思えます。
今後は、これまでの自分の経験で「これ以上使えないと」判断するのはNGかも。
プロフェッショナルに相談すれば、まだまだ履ける、そんな可能性もあるな、と実感させていただきました。

最後に、<クロケット&ジョーンズ>コーナーで特別なモデルを拝見させていただきましたので、ご紹介します。

特別な素材を纏った“Lofer5Brothers”が登場
<クロケット&ジョーンズ>コーナー

<クロケット&ジョーンズ>コーナーでは、ファクトリーで使用されていた木型などが展示され、まるで本国のショップにいるような雰囲気。

そして、このイベントの告知記事でもご紹介した通り、今回のフェスに合わせて企画されたスペシャルモデル“Lofer5Brothers”が登場していました。

TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN クロケット&ジョーンズコーナーイメージ
会場の一角に設けられた<クロケット&ジョーンズ>コーナーは、落ち着いた雰囲気。フロントには、貴重な“Lofer5Brothers”が並んでいました。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN クロケット&ジョーンズコーナー シャーク素材をつかったローファーイメージ
”Lofer5Brothers”の中でも激レアなシャークモデル。独特のシボ感が魅力です。
TOKYO MEN’S FES 2017 @ISETAN クロケット&ジョーンズコーナー ベルトとキルトイメージ
通常、取扱のないベルトやキルトもお目見え。<クロケット&ジョーンズ>ファンにはたまりませんね。

ご紹介したコーナーのほか、日本を代表するカラリスト<Fg-trente|エフジー・トラント>の藤澤 宣彰さんによるコースター染色体験なども開催され、ついつい体験してしまいました。

やはり、自分の手を動かして作った物は愛着が湧きますね!!
とても、楽しいイベントでした。

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<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー

エターナルな魅力の定番モデルはもちろん、<パラブーツ>らしい快適な履き心地を備えながらもバリエーション豊富なドレスラインに大注目!

2018年春夏の新作展示会のために来日していた<パラブーツ>のマーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさんがアイレットの単独インタビューに応じてくれました。

エルヴェ・サポリスさんは数か月前までエキスポートディレクター(輸出部長)を担当し、現在では、全世界のマーケティングを担当している方です。

なので、日本でのブランド展開についてや、フランスを含めた各国の傾向などマーケティングに関することや、この秋に開催されるパターンオーダーのことなど、ざっくばらんに伺ってきました!

地域の特性や志向性に合わせて展開をする国内の直営店4店舗

――今年4月に銀座店、8月に札幌店と直営店のオープンが続いています。
それぞれの店舗に特徴などありますか?

はい。店舗ごとに展開するモデルを検討しています。
例えば、GINZA SIX内の銀座店では、ドレスラインのモデルを数多く展開していますし、札幌は雪国ということもあり、ボア付のブーツなど札幌店ならではのモデルを揃えるつもりです。

その地域の気候や志向性に対応したモデル展開をするようにしています。

実は、どこの国でも、南と北では気候も違いますし、好みも違う。

大阪ではカラフルなモデルが好まれる傾向にあるけれど、東京でも同じ色が好まれるわけではありません。

そこで、各地域のインサイトを分析して、適したモデルを提案するように心がけています。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー 銀座店外観イメージ
GINZA SIX内の銀座店。広々として店内はとてもシック。居心地の良い店舗です。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー 銀座店限定モデル
銀座店オープンを記念してつくられた限定の「CHAMBORD|シャンボード」。コバ周りがスッキリしています。

日本では、クラシックにひと味加えたモダンなモデルが人気

――世界的にみて、国ごとの傾向などはありますか?

もちろん、あります。
日本では、チロリアンシューズの<MICHAEL |ミカエル>やUチップの<シャンボード>など丸くてポッテリとしたフォルムのクラシックラインが人気ですよね。

でも、本国のフランスでは、クラシックラインよりもドレスラインの方がポピュラー。
スマートなUチップの<ROUSSEAU|ルソー>やストレートチップの<MONTAIGNE|モンターニュ>などが人気です。

日本とフランスでは、全く異なる傾向になっています。

また、素材の好みも各国で傾向が違っていて、アメリカだったら、1番人気がスエード、そして、グレインレザー、リスレザーの順で人気です。

フランスでは、1番人気がリスレザー、そして、グレインレザー、スエードの順になっていますので、アメリカと全くの逆。

ベルギーの北の方では、とにかくブラックの靴が好まれるなど、地域によって特徴がありますね。

ちなみに、日本ではリスレザーが人気です。

――日本では、ポニーやラパンなどファーのモデルも人気ですね?

はい。
ただ、メンズの靴でファーが好まれるのは、日本だけの傾向です。

例えば、フランスだとラパンのモデルは「モードすぎる」と捉えられてしまいます。

日本マーケットの特徴は、つま先が尖がっていたり、長かったりするものよりも、つま先が丸いモデルの方が人気です。

さらに、パターンはクラシックなのだけれど、そこに味を加えたもの、そしてモダンなものが好まれる傾向にあります。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー 「フォトン」イメージ
丸いフォルムとシンプルなデザインが魅力のエラスティックスリッポン<PHOTON|フォトン>。モダンな雰囲気があり、日本で人気のモデルです。

――日本では、旬な魅力を感じさせてくれる定番のシーズンモデルに加え、セレクトショップの別注モデルなども楽しめます。

<パラブーツ>の定番モデルは、エターナルな魅力を持っているので、毎年少しずつ味を加えて、新鮮なシーズンモデルをリリースしています。

また、別注は各セレクトショップが仕様を企画して、私たちの工房とともに練り上げています。

――特に人気のあった別注モデルはありますか?

2016年に<BEAMS|ビームス>や<UNITED ARROWS|ユナイテッド アローズ>の別注モデルとして展開した「MICHAEL BRIDE|ミカエル ブリッド」ですかね。

このモデルは、ミカエルのシングルモンクストラップタイプ。
紐ではなく、ストラップでとめるタイプの靴です。

とてもヒットしました。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー ミカエルブリッドイメージ
ストラップが特徴のミカエル ブリッド。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー シーズンモデル
銀座店で撮影させていただいたシーズンモデル。ホワイトソールが新鮮です。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー モジーンイメージ
<ビームス>でかつて展開していた別注モデルの「MORZINE|モジーン」(※販売終了)。3色のラインがポイントになっています。

断然注目してほしい<パラブーツ>のドレスライン

――今、力を入れているモデルなどはありますか?

前述した通り、日本では、まだまだ定番モデルの人気が高く、フランスに比べドレスラインに注目が集まっていないように感じています。

ただ、<パラブーツ>の靴は、すべてのラインで履き心地の良さを目指しています。
なので、日本でもダブルモンクの<POE|ポー>や前述の<ルソー>など、ドレスラインの展開を増やしているところです。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー ポーイメージ
ダブルモンクの「ポー」。同じダブルモンクの「WILLIAM|ウィリアム」と比べ、コバ周りがすっきりしたモデルです。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー ルソーイメージ
フランスで人気の高いモデル「ルソー」。トゥシェイプがシャープですっきりとしたUチップは、ビジネス使いにぴったり。

――確かに、歩きやすい<パラブーツ>はビジネスパーソンにこそ履いてほしい靴のひとつだと感じています。

私は今日、<パラブーツ>の中でもレザーソールのモデルを履いていますが、最高に履き心地が良いですよ。

――レザーでもラバーでも、履き心地の良さは変わらないということですか?

人それぞれ、好みがあるので、一概に言うことはできませんが、私は昨日もレザーソールのモデルを履いていました。

履いていてラクチンだし、<パラブーツ>のモデルはすべて履き心地の良い靴だという自信をもっています。

同じようなアウトソールの靴を履き続けるのはNG。
さまざまな種類を履いてこそ、身体が整う

――<パラブーツ>の魅力の一つである自社工場でつくられるラバーソールにはさまざまなタイプのものがありますよね。

そうですね。いくつかの種類があり、厚さも硬さも異なっていて、すべてにそれぞれの特徴があります。

実は、同じアウトソールばかりを履いていると、それは足だけでなく、身体全体にとってあまり良くないかもしれません。

ラバーソールばかり履くのも、レザーソールばかり履くのもNGです。

例えば、思春期の子どもたちはスニーカーばかり履く傾向がありますが、それだと足の指が広がってしまいがち。

足の指が広がってしまうと、今度は大人になった時に、革靴が履けなくなってしまう可能性があります。

それはとても良くないことですよね。

女性は、ヒール靴などいろんなソールのものを履く機会があるけれど、男性の場合は同じ系統のソールを選ぶ傾向があります。

男性の方にも、いろいろな種類のソールを履きこなしてもらいたいと思っています。

――異なるソールの靴を履くと、どのような効果がありますか?

足に刺激を与えてくれます。

布団やマットレスでも、長時間寝るのだったら硬めのものの方が良いとか、少しお昼寝をするぐらいだったら柔らかい方が良いなど、選び方があるように、ソールにも用途によってより良い選び方があります。

靴のソールが変わることで、姿勢のポジションも変わってくるし、使う筋肉も変わってくる。

だからさまざまなソールのものを選んでほしい、ということです。
それだけで、姿勢も筋肉の使い方も変わってきます。

最近、お腹が出てきたと感じているとしたら、もしかして、同じ種類の靴を履いているからかもしれません(笑)。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー アクティブソールイメージ
ドレスラインに採用されている「ACTIVE|アクティブ」ソール。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー マルシェ2ソールイメージ
<ミカエル>などに採用されている「MARCHE|マルシェ2」ソール。

パターンオーダーでは、お好きなようにオーダーしてほしい

――これからパターンオーダーなどのイベントが予定されています。最後にパターンオーダーのコツがあれば、教えてください。

そうですね、そもそもパターンオーダーを考えていらっしゃるお客さまというのは、<パラブーツ>のことを良くご存知の方が多いと思います。

ですから、スタッフにどんなご要望でも相談してもらいたいと思います。

もちろん、ご要望によっては、できること・できないことがありますけれど、まずはお好きなようにオーダーすることを大切にしてもらいたいです。

お客さまのオーダーの中には、新鮮で素晴らしいと感じることも良くあります。

ぜひ、お好みのモデル・革・ディテールを選んで、オーダーを楽しんでいただきたいですね。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー パターンオーダーイメージ
かつてのパターンオーダー会でアイレット編集部員がオーダーした「シャンボード」。無理なお願いのように思われたクレイジーパターンにも対応していただけました。
Information
<パラブーツ>イベント情報

[パターンオーダー会]
10月18日(水) ~ 10月24日(火)
伊勢丹新宿店メンズ館地下1階=紳士靴
[トランクショー]
■9月START
9月20日(水) ~ 10月1日(日)
Burnish SALON 代々木上原
9月22日(金) ~ 9月30日(土)
そごう横浜店 5階紳士靴売場
9月27日(水) ~ 10月3日(火)
京都タカシマヤ 4階紳士靴売場
9月27日(水) ~ 10月3日(火)
玉川タカシマヤ 本館4階 シューメゾンオム
9月27日(水) ~ 10月10日(火)
大丸梅田 8階紳士靴売場
9月27日(水) ~ 10月10日(火)
ACSオールコンフォートシステム 大丸梅田店
9月27日(水) ~ 10月10日(火)
REAL SCOPE 横浜店
9月29日(金) ~ 10月9日(月)
ビームス 広島
9月29日(金) ~ 10月9日(月)
ユナイテッドアローズ 丸の内店
9月30日(土) ~ 10月9日(月)
パラブーツ青山店
9月30日(土) ~ 10月9日(月)
パラブーツ銀座店
9月30日(土) ~ 10月9日(月)
パラブーツ大阪店
9月30日(土) ~ 10月9日(月)
パラブーツ札幌店
■10月START
10月4日(水) ~ 10月10日(火)
横浜タカシマヤ 6階紳士靴売場
10月4日(水) ~ 10月17日(火)
松屋銀座 5階紳士靴売場
10月4日(水) ~ 10月17日(火)
大丸神戸 6階紳士靴売場
10月6日(金) ~ 10月10日(火)
シーガルディレクション (秋田)
10月11日(水) ~ 10月17日(火)
大阪タカシマヤ 2階紳士靴売場
10月13日(金) ~ 10月22日(日)
ビームス 名古屋
10月13日(金) ~ 10月22日(日)
ユナイテッドアローズ 柏店
10月18日(水) ~ 10月24日(火)
西武池袋本店 5階紳士靴売場
10月27日(金) ~ 11月6日(月)
ビームス 梅田
10月27日(金) ~ 11月5日(日)
ユナイテッドアローズ 仙台店
■11月START
11月1日(水) ~ 11月7日(火)
新宿タカシマヤ6階 シューメゾンオム
11月3日(金) ~ 11月5日(日)
CIENTO (弘前)
11月3日(金) ~ 11月12日(日)
ジャーナルスタンダード 大宮店
11月3日(金) ~ 11月12日(日)
ジャーナルスタンダード 横浜店
11月4日(土) ~ 11月12日(日)
シップス 広島店
11月10日(金) ~ 11月12日(日)
JUILLET (札幌)
11月11日(土) ~ 11月23日(木)
ユナイテッドアローズ 金沢店
11月15日(水) ~ 11月21日(火)
阪急メンズ大阪 1階紳士靴売場
11月17日(金) ~ 11月26日(日)
インターナショナルギャラリー ビームス
11月17日(金) ~ 11月26日(日)
ビームス ボーイ 原宿
11月17日(金) ~ 11月26日(日)
シップス 銀座店
11月18日(土) ~ 11月26日(日)
ジャーナルスタンダード 新宿店
11月23日(木) ~ 11月26日(日)
ARCH (札幌)
■12月START
12月1日(金) ~ 12月10日(日)
ビームスハウス 名古屋
12月2日(土) ~ 12月3日(日)
GLORY GUY (岡崎)
12月6日(水) ~ 12月19日(火)
SHOE LIBRARY 札幌店
12月6日(水) ~ 12月19日(火)
ACSオールコンフォートシステム 玉川店
12月8日(金) ~ 12月10日(日)
ブリューメルズ (静岡)
12月22日(金) ~ 12月25日(月)
one day (岡山)

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いかがでしたか。
<パラブーツ>の魅力を存分に感じていただけたでしょうか。

やはり、良いシューメーカーは伝統を大切にしつつ、歩みを止めない姿勢を感じます。

普遍的なモデルの魅力だけに甘んじない、そしてメイド・イン・フランスにこだわり続ける<パラブーツ>。

老若男女に支持されるにふさわしいシューメーカーだと思いました!

NOTICE

5万円台でリーズナブルなドレスラインの注目モデル
「CLEMENCEAU|クレマンソー」と「LAZARE|ラザール」

インタビューの後に、展示会で<パラブーツ>プレスの生駒さんにおすすめのドレスラインモデルをご紹介いただきました。

それが、こちら!!

内羽根のストレートチップの「クレマンソー」と外羽根のプレーントゥ「ラザール」です。

なんと、これらのモデルは、5万円台!!

<パラブーツ>の主要モデルの目安が、7万円程度だと考えると、かなりお値打ちな気がします。

そして、そのリーゾナブルなお値段の訳は、製法とソールにありました。

コバ周りを見てみてください。

<パラブーツ>の靴にしては、すっきりしていますよね。

この靴はグッドイヤーウェルテッド製法でつくられています。

そして、いつもよりエレガントなラバーソールで、コストを抑え目にしているようです。

<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー クレマンソーとラザールイメージ
写真左が「クレマンソー」、右が「ラザール」。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー クレマンソーのコバ周りイメージ
コバ周りがスッキリ。ビジネス使用にぴったりですね。
<パラブーツ>マーケティングディレクター エルヴェ・サポリスさん単独ロングインタビュー クレマンソーのアウトソールイメージ
グリッドのような模様の入ったラバーソール。

個人的には、ノルヴェージャン製法よりもグッドイヤーの方がビジネス向きだな、と思っているので、ドレスラインとしては全然ありだし、むしろ、この方が良いと感じる方もいらっしゃるのではないかと、というモデルです。

もちろん、履き心地の良さは兼ね備わっていますので、ぜひ、試し履きをしてみてください!

[お問い合わせ]
<パラブーツ>
URL:http://jp.paraboot.com/jp-home

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シックで重厚感のある<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場!

人気を集めるスニーカー「LEVAH」にミュージアムカーフを採用したモデルが登場。
レアなネイビー・プラムミュージアムカーフ×ブラックラバーソールモデルにご注目。

2015年秋冬にリリースされ、話題を集めた<ジョンロブ>のスニーカー「LEVAH(レヴァー)」。
スーツにコーディネートできるスニーカーとして、一躍人気モデルとなりました。

リリース以来、定番カラーに加え、シーズンカラーをバリエーション展開。

また、昨年からパーソナルオーダーサービス「バイリクエスト」でのオーダーの受付をはじめています。

「レヴァー」は、シンプルなテニスシューズがオリジナルというだけあって、どんなカラーや素材でもマッチする懐の深さがあるデザインということですかね。

それぞれのモデルを見ると、異なった魅力を放っているように感じます。

そして、今年、新鮮な印象の「レヴァー」が西武池袋本店に登場!

早速、紳士靴売場に足を運び、お話を聞いてまいりました。

ブラウン・ネイビー・プラムと3つのミュージアムカーフを採用した「レヴァー」。
ネイビー・プラム×ブラックラバーソールは西武池袋本店だけのモデル展開!

今回お目見えしたのは、ブラウン・ネイビー・プラムという3色のミュージアムカーフを纏ったモデル。

これまでの「レヴァー」のモデルは、どちらかというとスポーティー寄りのイメージだったのに比べ、これら3モデルは圧倒的に重厚感があり、エレガントなモデルになっています。

<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場 3つのミュージアムカーフモデル
ミュージアムカーフならではのムラ感が魅力的。ブラックラバーソールと相まって、重厚感のあるスニーカーになっています。

しかも、ネイビーとプラムニュージアムにブラックラバーソールを組み合わせたモデルは西武池袋本店だけの展開です。

バイリクエストでもブラックラバーソールでのオーダーができないそうで、この組み合わせは今後手に入れられない可能性があるレアなものと伺いました。

<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場 西武池袋本店限定モデル
西武池袋本店限定となるプラムとネイビーのミュージアムカーフ×ブラックラバーソールモデル。際立って端正な表情のあるスニーカーです。

ネイビーのミュージアムカーフモデルと定番モデルを比較してみましょう。

<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場 定番モデルとの比較
ソールカラーの違いだけでもだいぶ印象が違います。

ラバーソールの色の違いだけでなく、定番モデルはスエードとスムースのコンビになっていたり、タン部分の色が切り替わっていて、よりカジュアルな仕様になっているのがわかります。

これに対して、ミュージアムカーフのモデルは、かなりドレス寄り。

本格革靴同様に、長い期間をかけて愛でながら、育てる愉しみを味わえるモデルなのではないでしょうか。

<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場 ネイビーミュージアムカーフモデル
スーツに違和感なく馴染むミュージアムカーフモデル。
<ジョンロブ>LEVAHが西武池袋本店に登場 ネイビー定番モデルイメージ
異素材使いで立体的かつカジュアルな定番モデル。

9/22(金)~26(火)の期間には、追加チャージなしで、お好みの1足をオーダーできる<レヴァー>のバイリクエストフェアもあります。

なので、お好みの1足をオーダーするもよし、レアなミュージアムカーフ×ブラックラバーソールモデルを手に入れるもよし。

いずれにしても、この機会をお見逃しなく!

【SHOES DATA】
<John Lobb|ジョン ロブ>
model:LEVAH(レヴァー)
size:6.0-8.0
color:Brown・Navy・Plum
price:110,000(税抜)

【EVENT DATA】
西武池袋本店「LEVAH|レヴァー」バイリクエストフェア
開催日程:9/22(金)~26(火)

※取材日は、2017年9月2日(土)です。詳しくは、西武池袋本店5階紳士靴売場へお問い合わせください。

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イセタンメンズ館で<ジョン ロブ>のニュークラシック ラインを発見!

環境に配慮した新しい試みの「ニュークラシックライン」。
貴重な革を最大限に生かす工夫を凝らしつつ
つくりあげられたサスティナブルな靴は、やはり素敵な靴でした。

今春から発売を開始した<ジョン ロブ>の「ニュークラシックライン」。

とても話題ですね。

ただ、実際にお目にかかった方は、案外少ないのではないでしょうか。

それというのも、この「ニュークラシックライン」は、通常のコレクションとは異なり、環境に配慮したサスティナブルな靴づくりを目指すコレクション。

「サスティナブル」というのは、「持続可能な」という意味で、平たく言うと資源や環境は有限なものなので、有効に使っていく方法論を模索していきましょう、ということですね。

こうしたコンセプトを持つ「ニュークラシックライン」は、プレステージラインなどで使われた革の残りを活用してつくられています。

そのため、これまでのコレクションと比べて、パーツの数が多いのが特徴になっています。

ただ、残りの革を活用していることと、素材のパーツの大きさや数が異なるだけで、木型や製法も同じ。

それで、価格は13万円(税抜)と、かなり抑えられている印象です。

そんなニュークラシックラインを、秋の訪れを感じる「彩り祭」開催中のイセタンメンズ館で拝見してきました。

いずれも<ジョン ロブ>らしさを感じるモデルで、特にストレートチップの「トーントン」は、パーツの取り方、組み立て方がユニーク。

そして、ダブルモンクの「エンバー」は、プラムミュージアムカーフが使われ、艶っぽさがありました。

<ジョン ロブ>ニュークラシックライン「トーントン」イメージ
羽根の部分に工夫を感じるストレートチップ「トーントン」。
<ジョン ロブ>ニュークラシックライン「エンバー」イメージ。
ダブルモンクの「エンバー」は、プラムミュージアムが使われ、色気があります。

ファースト<ジョン ロブ>としてもおすすめですし、お持ちの<ジョン ロブ>コレクションに加えるのも良いですよね。

ただ、「ニュークラシックライン」は量産できるものではないので、サイズやモデルが揃っているわけではありません。

なので、店頭で出会えたら、ラッキーなのかも。

アイレット編集部がイセタンメンズ館で拝見させていただいたのは、8月24日(木)ですので、もし、ご興味があれば、早めのお問い合わせがおすすめです。

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エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!

履いている靴とは思えないほどの行き届いたお手入れに感動。
<エドワード グリーン>のポテンシャルを感じるコレクションは必見!

8月中旬にエドワードグリーン銀座店へお邪魔してきました。

お休みムード漂う銀座は、外国人観光客の方々が多く、とても賑わっていましたよ。

さて、靴好きにとってのオアシスとも言えるエドワード グリーン銀座店。

アイレット編集部は、定期的に足を運ばせていただいておりまして、その度に新しいトピックスを伺うことができるので、いつ行っても楽しめる場所のひとつになっています。

今回のトピックスは、エドワード グリーン銀座店のお客様の私物コレクションの展示です。

以前の記事「<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVOL.02 ブランドが靴好きに愛されるワケ」では、ストアスタッフの方々の私物展示の企画をご紹介しました。

この企画では、数年履きこんだ靴を展示することで、<エドワード グリーン>の魅力を伝えるものでした。

展示されていた靴は、いずれもほど良いエイジングにより、新品の靴よりもむしろカッコよくなっていたほどです。

でも、ストアスタッフという、いわばプロの方の手による最高のケアがされているのだから当然と思う方もいたかもしれません。

これに対して、今回は、お客様の私物。
いちユーザーでも、ご自身の手によるケアで、この領域まで行けるのだという、<エドワード グリーン>のポテンシャルを知ることができる展示と言えます。

それでは、展示されているコレクションをご紹介します。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開! ドーバーとバークレーイメージ
左のUチップの「Dover(ドーバー)」に、右のパンチドキャップトゥは「Old Berkley(バークレー)」。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!パンチドキャップトゥとカンタベリーイメージ
スエードのセミブローグ「Cardiff(カーディフ)」に、アデレードセミブローグの「Canterbury(カンタベリー)」。

定番モデルをはじめ、素材のバリエーションが印象的です。
どの靴も一見すると、新品に思えるほどの状態でびっくり!
でも、アウトソールを見ると、しっかりと削れているので、確かに履いている靴だと確認できました。

特に、アイレット編集部注目の靴が、こちらのセミブローグ「Old Cadogan(カドガン)」。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグイメージ
美しさは、新品の状態を超えている気がします。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグ上からのイメージ
ほど良い艶感がカラーを引き立てます。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグのヒールイメージ
ピカピカのピッチドヒールが素敵です。

美しいカラーに、オーラが漂う1足です.。

そして、先ほどご紹介した「ドーバー」とは素材違いの1足。
前述の「ドーバー」はグレインレザーだったのに対して、こちらはスムースレザーのモデル。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ドーバーイメージ
ダークブラウンの「ドーバー」。コバ周りがキレイで驚きます。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ドーバーアップイメージ
レースステイ部分は綺麗なグラデーションに。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ヒールイメージ
整えられたヒールからは清潔感が漂っています。

次は、レアな素材を使ったプレーントゥ「Windermere(ウィンダーメア)」。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥイメージ
この靴の周りには、動物のフィギアが置かれています。何の素材が使われているか、わかりますか?
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥイメージ
馬のフィギア。素材のヒントになっています。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥとフィギアイメージ
こちらは、牛。面白いディスプレイですね。

答えは、コードヴァンです。
2010年にオーダーされた靴で、5年以上たっているというのに、この美しさ。

足元の身だしなみを整えていると、「きちんとした人」という印象を与え、信頼を得られると言われています。

なるほど、これだけ行き届いたお手入れをされている方ならば、それだけで信頼できますよね。

今度、お手入れのコツをお伺いしてみたいものです。

[お問い合わせ]エドワードグリーン銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/

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<SAPHIR(サフィール)>を展開するALMA(アルマ)ホールディングス|Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|単独インタビュー

絶対的なトップクオリティの<サフィール>に
英国の<ダスコ>が傘下に加わり、さらに盤石な体制に。

革靴好き御用達シューケア・レザーケアブランド<SAPHIR(サフィール)>を傘下に置くフランスのALMA(アルマ)ホールディングス。
そのアルマ・ホールディングスの社長を務めるMarc MOURA(マーク・ムーラ)氏が5月下旬に来日し、なんと革靴倶楽部アイレットが単独インタビューをさせていただく機会をいただきました。
<サフィール>製品の魅力はもちろん、2015年にアルマ・ホールディングス傘下に加わった<ダスコ>の展開について伺うだけでなく、盛り上がりを見せる日本の靴磨き市場についてもご意見を伺ってまいりました。

フランス政府より「生きた遺産」として認証

―まずは、革靴好きから厚い信頼を集める<サフィール>ブランドについて教えてください。

<サフィール>は、アルマ・ホールディングスで展開する数あるブランドの中でも頂点とも言えるベストな製品を提供しているブランドです。
特に、黒地をベースにしたパッケージの<サフィール ノワール(MEDAILLE D’OR)>は、天然成分を使った伝統的なレシピでつくられているハイグレードライン。
1925年のパリ万博で金賞を獲得した実績があり、その当時とほぼ同じレシピでつくられています。
最高品質のテレピン油やビーズワックス、カルナバワックスなどの天然原料を厳選し、極限までその配合比率を高めて調合した製品は、ハイエンドの皮革製品のケアにふさわしい品質と性能を兼ね備えているのが特徴です。
そうした技術力が認められ、世界的なトップブランドとの密接な協力関係を構築しています。

また、今年4月に、<サフィール>を製造するAVEL(アベル)社がフランス政府から Entreprise du Patrimoine Vivant(Living Heritage Company―「生きた遺産」)として認証されました。
さらに、Bpi France(フランス公的投資銀行)のテレビ番組で健全な経営をする企業として紹介されるなど、製品の評価に加え、経営の質に関する評価も得られています。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 「生きた遺産」イメージ
認証を受けている企業などが紹介されている「生きた遺産」のホームページ。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー bpi france動画イメージ
Bpi Franceで紹介されたマーク・ムーラ社長インタビュー動画。

―Living Heritage Company―「生きた遺産」とは、どのような賞ですか。

「生きた遺産」は、優れた技術力と伝統な製法、職人精神を根底にもつ企業が認証・授与される賞です。
認証されているのは<エルメス(HERMES)>や<ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)>などフランスを代表する世界的な企業。
アルマ・ホールディングスには、革のスペシャリストが集まるラボチームがあり、こうした企業と協働で研究開発しているのが当社の強みだとも感じています。
そして、ここで築いてきた信頼関係は、<サフィール>製品の中にも見て取っていただけます。
例えば、「ROUGE HERMES(エルメス レッド)」と名付けられているカラー。
「技術力によって最高級の品物をつくる」という両社共通の哲学がベースにあり、認め合っているからこそ、ブランド名をカラー名に取り入れられるということです。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 「エルメス レッド」イメージ
<サフィール>の「エルメス レッド」色見本。このように他社ブランド名が冠されているのは珍しいこと。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 社長イメージ
アルマ・ホールディングスでは世界中の高級ブランドのレザーケア用品をOEM生産していると、マーク・ムーラ社長。

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最高級のクリーム<サフィール・ノワール>「クレム1925」には、クリーニング・保湿・栄養などさまざまな効果が。
ただ、どんな靴にも使えば良いわけではありません。

―<サフィール>製品の特徴を教えていただけますか。

先ほど少しお話したように、<サフィール ノワール>はハイエンドの皮革製品のためのケア用品です。
例えば、靴クリームの「クレム1925」は、伸びや浸透性が良く、ほど良い艶が出るのが特徴になっています。
配合成分をご覧いただくと、その効果がおわかりいただけるかもしれません。
それぞれの成分には、クリーニング、保革、保湿、栄養補給、補色、光沢などの効果があり、そのベストバランスが追求されています。
ひとつの製品でこれだけの効果がありますので、汚れの程度によっては、クリーナーなどを使わずに「クレム1925」のみでのお手入れをした方が靴にとって良い場合も。
それというのも、天然の革にとって、ケミカルな要素のあるものは負担になるからです。
なるべく、天然成分のものを使ってもらえる方が、革にとって優しい。
一方、強いクリーニング効果のある汚れ落としには、ケミカルな要素が高い。
なので、ひどい汚れが着いている時以外、なるべく使わない方が良いですね。

―そうなると、どんな靴にも「クレム1925」を使っていれば安心ですね。

実は、そういうことではありません。
最高級のクリームだからといって、どんな靴にもベストとは限らないのです。
例えば、表面を加工している革に使うと、成分が浸透せずに、本来の艶が出ないことがあります。
良質な革に使用することで効果を最大限に発揮できるクリームだということです。

―革質を見分ける方法はありますか。

そうですね。
あまり程度の良くない革の場合は、表面にキズやシミがあり、樹脂や顔料などで分厚く塗装して隠していることがあります。
一方、良質な革の場合は、素材を生かすために塗装をされておらず、毛穴が奥まで見えることが多いですね。
また、きめの細やかさなどをチェックするとわかりやすいと思います。

ケアアイテムを選ぶ際には、まずは革質をチェックすること。
それから、革が何を欲しがっているかを考えてみてください。
それが、水分なのか油分なのか。また、補色した方が良いかどうかなど。
それぞれの製品には、それぞれの用途がありますので、靴自体の状態によって選択していただくのが一番です。
その選択でお困りの場合は、「シューケアアドバイザー」という専門的な知識を持った販売店スタッフにおまかせください。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー クレム1925イメージ
紙の上に「クレム1925」を塗ってみても、浸透性や撥水性を確認できます。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 革質について掲載しているパンフレット
適切な製品を選択するために、革の性質を判断する方法が掲載されている冊子。

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<ダスコ>は「眠れる森の美女」。
アルマ・ホールディングスのノウハウを共有し、さらに高みを目指したい。

―2015年にアルマ・ホールディングスの傘下に入った<ダスコ>について教えてください。

<DASCO(ダスコ)>は、1946年にフレディー・ダンケルマンにより英国で設立されたDunkelman&Son(ダンケルマン&サン社)が展開するシューケア用品ブランドです。
現在、靴の聖地と言われる英国ノーザンプトンに本社を構え、<John Lobb London(ジョンロブ・ロンドン)><Edward Green(エドワード グリーン)><Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)><Church’s(チャーチ)><Cheaney(チーニー)>の純正シューツリーを手がけるなど、名だたる高級紳士靴ブランドから絶大な信頼を受け続けています。

―やはり、<ダスコ>と言えば「シューツリー」でしょうか。

シューツリーだけでなく、ラストもつくっていますし、英国シューメーカーのシューケア用品をOEM生産しています。
ただ、これまでの<ダスコ>はあまり海外進出に力を入れていなかったので、海外で販売される<ダスコ>のシューケアアイテムのシェアは小さくなり、現段階では日本であまり知名度が高くないのが現状かもしれません。
今までの<ダスコ>は、いわば「Sleeping Beauty(眠れる森の美女)」です。
僕のキスで起こして、さらにポテンシャルを引き出していきたい(笑)。
そうしたことから、<ダスコ>をアルマ・ホールディングスの傘下に迎え、ブランドイメージの再構築を図っています。

―どんなことからブランドイメージの再構築を手掛けていますか。

まずは、伝統的なものを大切にする英国紳士にふさわしいブランドと認知をしていただけるように、ブランドのロゴを刷新しました。
そして、今年3月からはパッケージもリニューアル。シックでありながら落ち着いたパッケージに生まれ変わりました。
日本市場では、「ロフト」や「東急ハンズ」などを中心に、全国の百貨店、量販店などで展開していく予定です。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー ダスコロゴイメージ
王家の紋章のようなデザインの<ダスコ>新ロゴ。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 刷新した<ダスコ>パッケージイメージ
2017年3月にリニューアルした新しいパッケージの<ダスコ>製品。

―<サフィール>との棲み分けはどのように考えていますか。

そうですね。アルマ・ホールディングスの製品として、頂点に立つのが<サフィール>製品というのは変わりません。
<ダスコ>ブランドのシューケアアイテムの目指すポジションとしては、<サフィール>の下と考えています。
<サフィール>でもノワールがトップで、プロフェッショナルなアイテムが豊富に揃うブルーラインがその次、その下に位置づけるブランドが<ダスコ>。
各ブランドのノウハウを共有し、ベストなソリューションの提供を目指していきます。

―シューツリーの展開はいかがでしょう。

アルマ・ホールディングスには、<LA CORDONNERIE ANGLAISE(コルドヌリ・アングレーズ)>と<ダスコ>という2つのシューツリーブランドが揃いました。
この2ブランドにOEMを依頼しているブランドは50以上にも上りますので、この2ブランドで世界のハイエンドシューツリーマーケットの99%近いシェアとなります。
<ダスコ>のシューツリーは、シューケアアイテムのマーケティングとは異なり、これまで通り高級シューツリーを「ダンケルマン」名義で展開していきます。

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日本の靴磨き職人のレベルは、世界トップクラス。
こだわり気質の国民性がシューケアにマッチしているのでは。

―このところ、日本ではシューケアに注目が集まっているように感じます。

確かにそうですね。これは日本特有の傾向だと思います。
日本人のこだわりの気質がシューケアにマッチしているんでしょうね。
雑誌などで、シューケアアイテムに特化した特集を拝見すると、たくさんの情報が載っているので、選別するのが大変かもしれない、と感じるほどです。
フランスなどでは、日本ほどブランドのラインナップを取り揃える店舗はほとんどありません。
ユーザーの方から人気や信頼の高いブランドだけが残り、その他は淘汰されてしまいます。
その分、選び方はシンプルかもしれませんね。

―日本の靴磨きのレベルについて、どのように感じていますか。

今年開催された「ワールド チャンピオンシップ オブ シューシャイニング」で優勝した<Brift H(ブリフト アッシュ)>の長谷川裕也さんをはじめ、日本の磨き職人のレベルは世界的に見て断然に高いと思っています。

磨きのクオリティはもちろんのこと、本当のプロを感じさせる洗練された所作が印象的です。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 雑誌を読む社長イメージ
シューケアの特集が掲載されている日本の雑誌を読むマーク・ムーラ社長。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー 昨年開催されたシューケアイベントイメージ
昨年、伊勢丹新宿店にて開催された「TOKYO MEN’S FES」。一流の磨き職人の技を見られるイベントでした。

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最善のものをつくるというDNAが認められ
世界約80カ国から評価されている<サフィール>製品。
安心してお使いいただけるベストなアイテムだと自負しています。

―革靴倶楽部アイレット読者にメッセージをお願いします。

良い靴を購入し、その靴を大切に履きたいという方にとって、シューケア用品選びというのは、とても重要。
その点、私どもの<サフィール>製品は、自信を持って勧められるアイテムです。
それというのも、会社のDNAとして、創業時から最善のものをつくるという気質があり、それが世界中に認められています。
<サフィール>が販売されているのは約80カ国。
これほど世界中で受け入れられているシューケア製品はありません。
私たちの伝統的なレシピには、時間と手間がかかっているだけでなく、製造にはコツのようなものがあります。
このコツというのは、決定的な要素で、同じような効果を謳う製品があっても、<サフィール>が受け継いできたレシピやコツを超えるようなアイテムはつくられないと思っているほどです。
それだけ、私たちが自信を持ってつくり続けている製品であり、それが世界的に評価されている。
みなさんのお気に入りの靴にも安心してご使用いただけるベストなアイテムだと自負しています。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー クレム1925製品イメージ
<サフィール>の最上級ライン<サフィール ノワール>の「クレム1925」。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー <サフィール・ノワール>ミラーグロスイメージ
昨年12月に発売された<サフィール・ノワール>「ミラーグロス」。鏡面磨きが簡単にできる逸品です。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビュー <サフィール>ブルーライン製品カラー見本イメージ
<サフィール>ブルーラインのカラー見本。バリエーション豊富でプロフェッショナル向けの商品です。

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[編集後記]

実は、このインタビュー、都内某所でお食事をしながらお話を聞かせていただきました。
リラックスした中で、お話くださったと感じているのですが、印象に残っているのは、やはり絶対的な商品への自信です。
そして、ものづくりの信念も感じました。
それは、<サフィール>のマーケティングに表れています。
<サフィール>では、「この価格帯の商品があれば売れる」というような発想ではなくて、パートナー企業のニーズにより商品を開発しているそうです。
そして、テストを繰り返し、徹底的に検証をして製品化。
ただし、パートナー企業から開発依頼があればなんでもつくるというスタンスではなく、納得できるものでないとつくらない。
「最善のものをつくる」というDNAが息づいています。

また、全くの余談ですが、アルマ・ホールディングスには価値ある美術品などが保有されていて、<サフィール>のパンフレットの表紙になっている絵もそのうちのひとつだそうです。
さらに、おもしろいなと思ったのが、ナポレオンが戴冠式で履いている靴の請求書も保有しているというお話。
あの有名な戴冠式の絵で描かれている靴の「請求書」がアルマ・ホールディングスにあると思うと感慨深いですよね。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|ALMA(アルマ)ホールディングス|単独インタビューアルマ・ホールディングスがが保有する絵画イメージ
アルマ・ホールディングスが保有する絵画が表紙になっているパンフレット。
 

[商品に関するお問い合わせ]
株式会社 ルボウ お客様相談室
フリーダイヤル|0120-11-3638(受付時間 平日:10:00〜17:00)
ホームページ|https://lebeau.jp/

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高山純一さん|SHOE REPUBLIC(シュー リパブリック)|インタビュー

ご自身の足にあった靴と出会い
「履きやすさ」や「その靴の良さ」を体感してもらいたい

2003年に埼玉県加須市でオーダーメイドシューズ工房<Shoe Republic(シュー リパブリック)>を立ち上げた靴職人・高山純一さん。
スタート時から、意識していたのは、どこにでも履いていけるような「日常」使いできるオーダーシューズです。
以来、オーダーの敷居を下げて、マーケットを大きくするために、靴のクオリティと価格のバランスの良いオーダーシューズをつくりつづけています。

今回は、アイレット編集部が加須市の工房にお邪魔し、高山さんにインタビューをさせていただきました。

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<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVol.03 パターンオーダーの極意

エレガントにもカジュアルな雰囲気にも
自由自在にオリジナリティを追求できるパターンオーダー

連載3回目となる<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー。

インタビュー当日は来日受注会が開催されていたので、最終回の今回は、<エドワード グリーン>のパターンオーダーの魅力などについてお送りします。

自由度の高いパターンオーダーシステム

――受注会の魅力を教えてください。

<エドワード グリーン>では、年間を通して、常にパターンオーダーを受け付けています。
そして、年に2回程度、私たち本国スタッフが来日して、フィッティングやオーダーの相談に応じる来日受注会を開催しています。

来日受注会の期間中には、通常展示されていないオーダーサンプルシューズが取り揃えられているので、オーダーのイメージを膨らますことができるのもメリットです。

既製モデルにはないラストを採用すること(ラストの乗せ替え)も可能なので、理想の1足を追求できるカスタムオーダーシステムが魅力だと思います。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 革のスウォッチ
本国の方と一緒に革見本をみながら、オーダーをすれば、英国でオーダーしているような気分に。

オーダーで人気なのは、意外なあのモデル

――既製の人気モデルがオーダーでも人気ですか。

もちろん、定番モデルをお好みの素材で誂える方は多いですね。
でも、日本では、定番以外のモデルも人気です。
メダリオンが印象的な外羽根のセミブローグ「SPEY(スペイ)」や2アイレットプレーントゥの「HOLBORN(ホルボーン)」などもオーダーしていただいています。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 オーダー人気の高い「スペイ」
オーダーで人気のモデル、セミブローグの「スペイ」。

使える異素材コンビシューズ

――おすすめのオーダー方法を教えてください。

そうですね。せっかくのパターンオーダーですので、コンビネーション素材でのオーダーはいかがでしょうか。

コンビネーションシューズをオーダーする際に気を付けたいのは、色の統一感です。
例えば、白×黒といったモノトーンのシューズは、メリハリがあって素敵な反面、ファッション全体で捉えると、足元が目立ち、人によってはコーディネートしにくいと感じるかもしれません。

そこで、おすすめしたいのが、同色の異素材コンビネーションです。

同色の素材であれば、馴染みが良く、靴全体の統一感が出ますし、スムースレザーとグレインレザーなど表情の異なる素材を使うことで、立体感も生まれます。

スマートな印象のコンビネーションシューズになりますので、ぜひ挑戦していただきたいですね。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ガルウェイ
スムース×グレインレザーのコンビネーション。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 スエード×スムースレザーコンビ
スムース×スエードのコンビネーション。

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<エドワード グリーン>の名作モデル・名作ラストにお好みの素材を乗せて、自分だけの1足を誂えるなんて、靴好きなら幸せを感じてしまいますね。

ちなみに、実はインソールのロゴが選べるのをご存知でしょうか。
新ロゴが刻印されたインソールだけでなく、旧ロゴでのオーダーも可能だそうです。
お気に入りのロゴを選べるのも嬉しいですね。

1周年を迎えたエドワード グリーン 銀座店に
1周年記念モデルをはじめ、新作がお目見え!

2016年3月30日にオープンしたエドワード グリーン銀座店。早くも1周年を迎えました。
その1周年を記念するモデル「CHURCHILL2(チャーチル2)」が2017年3月31日(金)からエドワード グリーン銀座店にて販売されています。
このモデルは、トップドロワー専用のデザイン「チャーチル」にラスト808を採用したもの。また、ハーフムーンを取り付け、フルソック仕様にしたりと、随所にアップデートされたデザインになっています。
人気で、取材時にはすでに完売しているサイズもありました。
こうした限定アイテムと出会えるのも楽しいものですね。
また、この単独インタビュー第1回記事では、新作や新しいシューケアアイテムなどをご紹介しています。
伝統を大切にしながらも、歩みを止めない<エドワード グリーン>にご注目ください。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 ショーウィンド
1周年を記念するショーウィンド。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 1周年記念モデル「チャーチル」
1周年記念モデル「チャーチル」。

[お問い合わせ]<エドワードグリーン>銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/

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