エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!

<エドワードグリーン>銀座店お客様の私物コレクションメインイメージ

履いている靴とは思えないほどの行き届いたお手入れに感動。
<エドワード グリーン>のポテンシャルを感じるコレクションは必見!

8月中旬にエドワードグリーン銀座店へお邪魔してきました。

お休みムード漂う銀座は、外国人観光客の方々が多く、とても賑わっていましたよ。

さて、靴好きにとってのオアシスとも言えるエドワード グリーン銀座店。

アイレット編集部は、定期的に足を運ばせていただいておりまして、その度に新しいトピックスを伺うことができるので、いつ行っても楽しめる場所のひとつになっています。

今回のトピックスは、エドワード グリーン銀座店のお客様の私物コレクションの展示です。

以前の記事「<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVOL.02 ブランドが靴好きに愛されるワケ」では、ストアスタッフの方々の私物展示の企画をご紹介しました。

この企画では、数年履きこんだ靴を展示することで、<エドワード グリーン>の魅力を伝えるものでした。

展示されていた靴は、いずれもほど良いエイジングにより、新品の靴よりもむしろカッコよくなっていたほどです。

でも、ストアスタッフという、いわばプロの方の手による最高のケアがされているのだから当然と思う方もいたかもしれません。

これに対して、今回は、お客様の私物。
いちユーザーでも、ご自身の手によるケアで、この領域まで行けるのだという、<エドワード グリーン>のポテンシャルを知ることができる展示と言えます。

それでは、展示されているコレクションをご紹介します。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開! ドーバーとバークレーイメージ
左のUチップの「Dover(ドーバー)」に、右のパンチドキャップトゥは「Old Berkley(バークレー)」。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!パンチドキャップトゥとカンタベリーイメージ
スエードのセミブローグ「Cardiff(カーディフ)」に、アデレードセミブローグの「Canterbury(カンタベリー)」。

定番モデルをはじめ、素材のバリエーションが印象的です。
どの靴も一見すると、新品に思えるほどの状態でびっくり!
でも、アウトソールを見ると、しっかりと削れているので、確かに履いている靴だと確認できました。

特に、アイレット編集部注目の靴が、こちらのセミブローグ「Old Cadogan(カドガン)」。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグイメージ
美しさは、新品の状態を超えている気がします。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグ上からのイメージ
ほど良い艶感がカラーを引き立てます。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!セミブローグのヒールイメージ
ピカピカのピッチドヒールが素敵です。

美しいカラーに、オーラが漂う1足です.。

そして、先ほどご紹介した「ドーバー」とは素材違いの1足。
前述の「ドーバー」はグレインレザーだったのに対して、こちらはスムースレザーのモデル。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ドーバーイメージ
ダークブラウンの「ドーバー」。コバ周りがキレイで驚きます。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ドーバーアップイメージ
レースステイ部分は綺麗なグラデーションに。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!ヒールイメージ
整えられたヒールからは清潔感が漂っています。

次は、レアな素材を使ったプレーントゥ「Windermere(ウィンダーメア)」。

エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥイメージ
この靴の周りには、動物のフィギアが置かれています。何の素材が使われているか、わかりますか?
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥイメージ
馬のフィギア。素材のヒントになっています。
エドワードグリーン銀座店でユーザーの私物コレクションを公開!プレーントゥとフィギアイメージ
こちらは、牛。面白いディスプレイですね。

答えは、コードヴァンです。
2010年にオーダーされた靴で、5年以上たっているというのに、この美しさ。

足元の身だしなみを整えていると、「きちんとした人」という印象を与え、信頼を得られると言われています。

なるほど、これだけ行き届いたお手入れをされている方ならば、それだけで信頼できますよね。

今度、お手入れのコツをお伺いしてみたいものです。

[お問い合わせ]エドワードグリーン銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/


【取材レポート】Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー

アヴェル社 社長インタビューメインイメージ

絶対的なトップクオリティの<サフィール>に
英国の<ダスコ>が傘下に加わり、さらに盤石な体制に。

革靴好き御用達シューケア・レザーケアブランド<SAPHIR(サフィール)>を傘下に置くフランスのAVEL(アベル)社。
そのアベル社の社長を務めるMarc MOURA(マーク・ムーラ)氏が5月下旬に来日し、なんと革靴倶楽部アイレットが単独インタビューをさせていただく機会をいただきました。
<サフィール>製品の魅力はもちろん、2015年にアベル社傘下に加わった<ダスコ>の展開について伺うだけでなく、盛り上がりを見せる日本の靴磨き市場についてもご意見を伺ってまいりました。

フランス政府より「生きた遺産」として認証

―まずは、革靴好きから厚い信頼を集める<サフィール>ブランドについて教えてください。

<サフィール>は、アベル社で展開する数あるブランドの中でも頂点とも言えるベストな製品を提供しているブランドです。
特に、黒地をベースにしたパッケージの<サフィール ノワール(MEDAILLE D’OR)>は、天然成分を使った伝統的なレシピでつくられているハイグレードライン。
1925年のパリ万博で金賞を獲得した実績があり、その当時とほぼ同じレシピでつくられています。
最高品質のテレピン油やビーズワックス、カルナバワックスなどの天然原料を厳選し、極限までその配合比率を高めて調合した製品は、ハイエンドの皮革製品のケアにふさわしい品質と性能を兼ね備えているのが特徴です。
そうした技術力が認められ、世界的なトップブランドとの密接な協力関係を構築しています。

また、今年4月に、フランス政府から Entreprise du Patrimoine Vivant(Living Heritage Company―「生きた遺産」)として認証されました。
さらに、Bpi france(フランス公的投資銀行)のテレビ番組で健全な経営をする企業として、アベル社が紹介されるなど、製品の評価に加え、経営の質に関する評価も得られています。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 「生きた遺産」イメージ
認証を受けている企業などが紹介されている「生きた遺産」のホームページ。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー bpi france動画イメージ
Bpi Franceで紹介されたマーク・ムーラ社長インタビュー動画。

―Living Heritage Company―「生きた遺産」とは、どのような賞ですか。

「生きた遺産」は、優れた技術力と伝統な製法、職人精神を根底にもつ企業が認証・授与される賞です。
認証されているのは<エルメス(HERMES)>や<ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)>などフランスを代表する世界的な企業。
アベル社には、革のスペシャリストが集まるラボチームがあり、こうした企業と協働で研究開発しているのが当社の強みだとも感じています。
そして、ここで築いてきた信頼関係は、<サフィール>製品の中にも見て取っていただけます。
例えば、「ROUGE HERMES(エルメス レッド)」と名付けられているカラー。
「技術力によって最高級の品物をつくる」という両社共通の哲学がベースにあり、認め合っているからこそ、ブランド名をカラー名に取り入れられるということです。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 「エルメス レッド」イメージ
<サフィール>の「エルメス レッド」色見本。このように他社ブランド名が冠されているのは珍しいこと。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 社長イメージ
アベル社では世界中の高級ブランドのレザーケア用品をOEM生産していると、マーク・ムーラ社長。

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最高級のクリーム<サフィール・ノワール>には、クリーニング・保湿・栄養などさまざまな効果が。
ただ、どんな靴にも使えば良いわけではありません。

―<サフィール>製品の特徴を教えていただけますか。

先ほど少しお話したように、<サフィール ノワール>はハイエンドの皮革製品のためのケア用品です。
例えば、靴クリームの「クレム1925」は、伸びや浸透性が良く、ほど良い艶が出るのが特徴になっています。
配合成分をご覧いただくと、その効果がお分かりいただけるかもしれません。
それぞれの成分には、クリーニング、保革、保湿、栄養補給、補色、光沢などの効果があり、そのベストバランスが追求されています。
ひとつの製品でこれだけの効果がありますので、汚れの程度によっては、クリーナーなどを使わずにクレム1925のみでのお手入れをした方が靴にとって良い場合も。
それというのも、天然の革にとって、ケミカルな要素のあるものは負担になるからです。
なるべく、天然成分のものを使ってもらえる方が、革にとって優しい。
一方、強いクリーニング効果のある汚れ落としには、ケミカルな要素が高い。
なので、ひどい汚れが着いている時以外、なるべく使わない方が良いですね。

―そうなると、どんな靴にも「クレム1925」を使っていれば安心ですね。

実は、そういうことではありません。
最高級のクリームだからといって、どんな靴にもベストとは限らないのです。
例えば、ガラスレザーなど表面を加工している革に使うと、成分が浸透せずに、仕上がりが良くありません。
良質な革に使用することで効果を最大限に発揮できるクリームだということです。

―革質を見分ける方法はありますか。

そうですね。
あまり程度の良くない革の場合は、表面にキズやシミがあり、樹脂や顔料などで分厚く塗装して隠していることがあります。
一方、良質な革の場合は、素材を生かすために塗装をされておらず、毛穴が奥まで見えることが多いですね。
また、きめの細やかさなどをチェックするとわかりやすいと思います。

ケアアイテムを選ぶ際には、まずは革質をチェックすること。
それから、革が何を欲しがっているかを考えてみてください。
それが、水分なのか油分なのか。また、補色した方が良いかどうかなど。
それぞれの製品には、それぞれの用途がありますので、靴自体の状態によって選択していただくのが一番です。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー クレム1925イメージ
紙の上にクレム1925を塗ってみると、浸透性や撥水性を確認できます。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 革質について掲載しているパンフレット
適切な製品を選択するために、革の性質を判断する方法が掲載されている冊子。

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<ダスコ>は「眠れる森の美女」。
アベル社のノウハウを共有し、さらに高みを目指したい。

―2015年にアベル社の傘下に入った<ダスコ>について教えてください。

<DASCO(ダスコ)>は、、1946年にフレディー・ダンケルマンにより英国で設立されたDunkelman&Son(ダンケルマン&サン社)が展開するシューケア用品ブランドです。
現在、靴の聖地と言われる英国ノーザンプトンに本社を構え、<John Lobb London(ジョンロブ・ロンドン)><Edward Green(エドワード グリーン)><Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)><Church’s(チャーチ)><Cheaney(チーニー)>などの純正シューツリーを手がけるなど、名だたる高級紳士靴ブランドから絶大な信頼を受け続けています。

―やはり、<ダスコ>と言えば「シューツリー」でしょうか。

シューツリーだけでなく、ラストもつくっていますし、英国シューメーカーのシューケア用品をOEM生産しています。
ただ、これまでの<ダスコ>はあまり海外進出に力を入れていなかったので、海外で販売される<ダスコ>のシューケアアイテムのシェアは小さくなり、現段階では日本であまり知名度が高くないのが現状かもしれません。
今までの<ダスコ>は、いわば「眠れる森の美女」です。
僕のキスで起こして、さらにポテンシャルを引き出していきたい(笑)。
そうしたことから、アベル社の傘下に迎え、ブランドのイメージの再構築を図っています。

―どんなことからブランドイメージの再構築を手掛けていますか。

まずは、伝統的なものを大切にする英国紳士にふさわしいブランドと認知をしていただけるように、ブランドのロゴを刷新しました。
そして、今年3月からはパッケージもリニューアル。シックでありながら落ち着いたパッケージに生まれ変わりました。
日本市場では、「ロフト」や「東急ハンズ」などを中心に、全国の百貨店、量販店などで展開していく予定です。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー ダスコロゴイメージ
王家の紋章のようなデザインの<ダスコ>新ロゴ。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 刷新した<ダスコ>パッケージイメージ
2017年3月にリニューアルした新しいパッケージの<ダスコ>製品。

―<サフィール>との棲み分けはどのように考えていますか。

そうですね。アベル社の製品として、頂点に立つのが<サフィール>製品というのは変わりません。
<ダスコ>ブランドのシューケアアイテムの目指すポジションとしては、<サフィール>の下と考えています。
<サフィール>でもノワールがトップで、プロフェッショナルなアイテムが豊富に揃うブルーラインがその次、その下に位置づけるブランドが<ダスコ>。
各ブランドのノウハウを共有し、ベストなソリューションの提供を目指していきます。

―シューツリーの展開はいかがでしょう。

アベル社には、<LA CORDONNERIE ANGLAISE(コルドヌリ・アングレーズ)>と<ダスコ>という2つのシューツリーブランドが揃いました。
この2ブランドにOEMを依頼しているブランドは50以上にも上りますので、この2ブランドで世界のハイエンドシューツリーマーケットの99%近いシェアとなります。
<ダスコ>のシューツリーは、シューケアアイテムのマーケティングとは異なり、これまで通り高級シューツリーを「ダンケルマン」名義で展開していきます。

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日本の靴磨き職人のレベルは、世界トップクラス。
こだわり気質の国民性がシューケアにマッチしているのでは。

―このところ、日本ではシューケアに注目が集まっているように感じます。

確かにそうですね。これは日本特有の傾向だと思います。
日本人のこだわりの気質がシューケアにマッチしているんでしょうね。
雑誌などで、シューケアアイテムに特化した特集を拝見すると、たくさんの情報が載っているので、選別するのが大変かもしれない、と感じるほどです。
フランスなどでは、日本ほどブランドのラインナップを取り揃える店舗はほとんどありません。
ユーザーの方から人気や信頼の高いブランドだけが残り、その他は淘汰されてしまいます。
その分、選び方はシンプルかもしれませんね。

―先日<Brift H(ブリフト アッシュ)>の長谷川裕也さんが「靴磨き世界一」の称号を獲得しました。日本の靴磨きのレベルについてどのように感じていますか。

「ワールド チャンピオンシップ オブ シューシャイニング」で優勝した長谷川さんももちろんですが、日本の磨き職人のレベルは世界的に見て断然に高いと思っています。
このコンペティションでの長谷川さんは、本当のプロを感じさせる洗練されたものでした。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 雑誌を読む社長イメージ
シューケアの特集が掲載されている日本の雑誌を読むマーク・ムーラ社長。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー 昨年開催されたシューケアイベントイメージ
昨年、伊勢丹新宿店にて開催された「TOKYO MEN’S FES」。一流の磨き職人の技を見られるイベントでした。

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最善のものをつくるというDNAが認められ
世界約80カ国から評価されている<サフィール>製品。
安心してお使いいただけるベストなアイテムだと自負しています。

―革靴倶楽部アイレット読者にメッセージをお願いします。

良い靴を購入し、その靴を大切に履きたいという方にとって、シューケア用品選びというのは、とても重要。
その点、私どもの<サフィール>製品は、自信を持って勧められるアイテムです。
それというのも、会社のDNAとして、創業時から最善のものをつくるという気質があり、それが世界中に認められています。
<サフィール>が販売されているのは約80カ国。
これほど世界中で受け入れられているシューケア製品はありません。
私たちの伝統的なレシピには、時間と手間がかかっているだけでなく、製造にはコツのようなものがあります。
このコツというのは、決定的な要素で、同じような効果を謳う製品があっても、<サフィール>が受け継いできたレシピやコツを超えるようなアイテムはつくられないと思っているほどです。
それだけ、私たちが自信を持ってつくり続けている製品であり、それが世界的に評価されている。
みなさんのお気に入りの靴にも安心していただけるベストなアイテムだと自負しています。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー クレム1925製品イメージ
<サフィール>の最上級ライン<サフィール ノワール>の「クレム1925」。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー <サフィール・ノワール>ミラーグロスイメージ
昨年12月に発売された<サフィール・ノワール>ミラーグロス。鏡面磨きが簡単にできる逸品です。
Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー <サフィール>ブルーライン製品カラー見本イメージ
<サフィール>ブルーラインのカラー見本。バリエーション豊富でプロフェッショナル向けの商品です。

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[編集後記]

実は、このインタビュー、都内某所でお食事をしながらお話を聞かせていただきました。
リラックスした中で、お話くださったと感じているのですが、印象に残っているのは、やはり絶対的な商品への自信です。
そして、ものづくりの信念も感じました。
それは、<サフィール>のマーケティングに表れています。
<サフィール>では、「この価格帯の商品があれば売れる」というような発想ではなくて、パートナー企業のニーズにより商品を開発しているそうです。
そして、テストを繰り返し、徹底的に検証をして製品化。
ただし、パートナー企業から開発依頼があればなんでもつくるというスタンスではなく、納得できるものでないとつくらない。
「最善のものをつくる」というDNAが息づいています。

また、全くの余談ですが、アベル社には価値ある美術品などが保有されていて、<サフィール>のパンフレットの表紙になっている絵もそのうちのひとつだそうです。
さらに、おもしろいなと思ったのが、ナポレオンの戴冠式で履いている靴の請求書も保有しているというお話。
あの有名な戴冠式の絵で描かれている靴の「請求書」がアベル社にあると思うと感慨深いですよね。


前段でご紹介したBpi Franceの動画。Youtubeでご覧いただけます。

Marc MOURA(マーク・ムーラ)社長|AVEL(アベル)社|単独インタビュー アベル社が保有する絵画イメージ
アベル社が保有する絵画が表紙になっているパンフレット。


<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVol.03 パターンオーダーの極意

<エドワードグリーン>ヒラリーフリーマンさん単独インタビュー第3回メインイメージ

エレガントにもカジュアルな雰囲気にも
自由自在にオリジナリティを追求できるパターンオーダー

連載3回目となる<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー。

インタビュー当日は来日受注会が開催されていたので、最終回の今回は、<エドワード グリーン>のパターンオーダーの魅力などについてお送りします。

自由度の高いパターンオーダーシステム

――受注会の魅力を教えてください。

<エドワード グリーン>では、年間を通して、常にパターンオーダーを受け付けています。
そして、年に2回程度、私たち本国スタッフが来日して、フィッティングやオーダーの相談に応じる来日受注会を開催しています。

来日受注会の期間中には、通常展示されていないオーダーサンプルシューズが取り揃えられているので、オーダーのイメージを膨らますことができるのもメリットです。

既製モデルにはないラストを採用すること(ラストの乗せ替え)も可能なので、理想の1足を追求できるカスタムオーダーシステムが魅力だと思います。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 革のスウォッチ
本国の方と一緒に革見本をみながら、オーダーをすれば、英国でオーダーしているような気分に。

オーダーで人気なのは、意外なあのモデル

――既製の人気モデルがオーダーでも人気ですか。

もちろん、定番モデルをお好みの素材で誂える方は多いですね。
でも、日本では、定番以外のモデルも人気です。
メダリオンが印象的な外羽根のセミブローグ「SPEY(スペイ)」や2アイレットプレーントゥの「HOLBORN(ホルボーン)」などもオーダーしていただいています。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 オーダー人気の高い「スペイ」
オーダーで人気のモデル、セミブローグの「スペイ」。

使える異素材コンビシューズ

――おすすめのオーダー方法を教えてください。

そうですね。せっかくのパターンオーダーですので、コンビネーション素材でのオーダーはいかがでしょうか。

コンビネーションシューズをオーダーする際に気を付けたいのは、色の統一感です。
例えば、白×黒といったモノトーンのシューズは、メリハリがあって素敵な反面、ファッション全体で捉えると、足元が目立ち、人によってはコーディネートしにくいと感じるかもしれません。

そこで、おすすめしたいのが、同色の異素材コンビネーションです。

同色の素材であれば、馴染みが良く、靴全体の統一感が出ますし、スムースレザーとグレインレザーなど表情の異なる素材を使うことで、立体感も生まれます。

スマートな印象のコンビネーションシューズになりますので、ぜひ挑戦していただきたいですね。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ガルウェイ
スムース×グレインレザーのコンビネーション。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 スエード×スムースレザーコンビ
スムース×スエードのコンビネーション。

<エドワード グリーン>の名作モデル・名作ラストにお好みの素材を乗せて、自分だけの1足を誂えるなんて、靴好きなら幸せを感じてしまいますね。

ちなみに、実はインソールのロゴが選べるのをご存知でしょうか。
新ロゴが刻印されたインソールだけでなく、旧ロゴでのオーダーも可能だそうです。
お気に入りのロゴを選べるのも嬉しいですね。

1周年を迎えたエドワード グリーン 銀座店に
1周年記念モデルをはじめ、新作がお目見え!

2016年3月30日にオープンしたエドワード グリーン銀座店。早くも1周年を迎えました。
その1周年を記念するモデル「CHURCHILL2(チャーチル2)」が2017年3月31日(金)からエドワード グリーン銀座店にて販売されています。
このモデルは、トップドロワー専用のデザイン「チャーチル」にラスト808を採用したもの。また、ハーフムーンを取り付け、フルソック仕様にしたりと、随所にアップデートされたデザインになっています。
人気で、取材時にはすでに完売しているサイズもありました。
こうした限定アイテムと出会えるのも楽しいものですね。
また、この単独インタビュー第1回記事では、新作や新しいシューケアアイテムなどをご紹介しています。
伝統を大切にしながらも、歩みを止めない<エドワード グリーン>にご注目ください。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 ショーウィンド
1周年を記念するショーウィンド。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビューvol.03 1周年記念モデル「チャーチル」
1周年記念モデル「チャーチル」。

[お問い合わせ]<エドワードグリーン>銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/


<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVol.02 ブランドが靴好きに愛されるワケ

「愚直に、できうる限り最高のものをつくりたい」
そんな姿勢から生み出される最高にコンフォタブルな靴に魅了される

前回から連載をしている<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー

前回は、新しいトッピクスについてのお話をいただきました。

第2回となる今回は、なぜ、<エドワード グリーン>が本当の靴好きから愛されるのかを掘り下げていきたいと思います。

多面的な魅力を持つ<エドワード グリーン>

――本国では、どのような方が、<エドワード グリーン>の靴を履いていらっしゃいますか。

そうですね。スーツをお召しになる方からデニムなどカジュアルな服装をされる方まで、さまざまな方にご愛用いただいています。

<エドワード グリーン>には、キャップトゥの「CHELSEA(チェルシー)」、セミブローグの「CADGAN(カドガン)」Uチップの「DOVER(ドーヴァー)」など人気のドレスシューズが数多くあるので、ドレッシーな印象をお持ちかもしれません。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ショーウィンドゥ
ドレスシューズが並ぶ銀座店のショーウィンド。

その一方で、カントリーブーツの「GALWAY(ガルウェイ)」なども人気です。
「ガルウェイ」は、頑丈なつくりに加え、水や石が入りにくいようになっているのでハンティングに最適。
英国の生活スタイルに馴染んでいる靴だと思います。

その他にも、レースアップブーツの人気モデルは、多数あります。

無骨な雰囲気のブーツでも、エレガントさを兼ね備えているのが、〈エドワード グリーン〉の特徴ですね。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ガルウェイ
ハンティング仕様のカントリーブーツ「ガルウェイ」。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ケントメア
ストラップがついたフィールドブーツ「KENTMERE(ケントメア)」。

――顧客の年齢層などに特徴はありますか。

幅広い年齢層の方にご愛用いただいていますね。
英国靴は、品質が良く、頑丈という特徴があります。
なかでも、<エドワード グリーン>で特に大切にしているのが「コンフォタブル(快適)」であることです。
それは履き心地の良さだけではなくて、スタイルも洗練されていて、履くと気持ちが良いということも含まれていると思います。

そして、<エドワード グリーン>の靴は、長く愛用できる品質の靴なので、人によっては20年近く、1足の靴を履き続けている方も多いです。

もちろん、その間には、修理も必要だったりするので、良い修理職人とのお付き合いが大切になってくるわけですが、20年間履き慣らした靴は、ご自身の足にフィットして履き心地が良いようですね。

状態によっては、新しい靴を買った方が良いのでは、と思わないこともありませんが(笑)。

手放せなくなるほど、靴をご愛用いただき、ご自身の好みのフィッティングに育てられるというのは、嬉しいことですね。

ちなみに、先日この銀座店で、数年履きこんだ<エドワード グリーン>の靴を展示していました。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 経年変化展示
展示されていたショップマネージャー私物。経年変化でさらにカッコよくなっています!
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 経年変化展示 ドーバー
3年選手のバーガンディー「ドーヴァー」。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 経年変化展示 チェルシー
5年間履きこんだブラックの「チェルシー」。

<エドワード グリーン>の魅力を伝えるという意味で、とても良い企画だと思います。
「何年履いたらこうなる」という具体的なイメージを持てますよね。

また、最近のモデルには、アウトソールに機能的なラバーソールを取り入れたモデルもありますので、年齢を重ねて、柔らかな履き心地の靴が履きやすくなってきたという方や、まだ革靴の履き心地に慣れない革靴初心者の方などには、おすすめです。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ラバーソールの屈曲性
ラバーソールだと屈曲しやすく、水にも強いなど機能的なメリットが。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ラバーソール
ラバーソールには、しっかりと「EG」ロゴ入っています!

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伝統を受け継ぎながら、発展させ、新しいものをつくりあげる

――新しいラスト「915」について聞かせてください。

ラスト915は、ラスト82と890とのエッセンスを取り入れてつくり上げました。
ラスト82のつま先を数ミリ伸ばして、890のサイドウォールが切り立ったシルエットを取り入れています。

実はラスト82は202がベースになっていて、890は888を踏襲しているラストです。

エドワード グリーン銀座店 来日受注会紹介記事見出し 主な木型の系譜

エドワード グリーン銀座店 来日受注会紹介記事イメージ10 木型の系譜イメージ

エドワード グリーン銀座店 来日受注会紹介記事イメージ11 木型の変遷 #808 #888 #890 #915
「ビスポークラスト」と呼ばれている#808から最新ラスト#915。
エドワード グリーン銀座店 来日受注会紹介記事イメージ12 木型のバリエーション #32 #82 #202
「ドーヴァー」に使われている#32に、スマートな印象の#82、<エドワード グリーン>の基本ラストと言われる#202。

このことからも、私たちが、伝統を大切にしつつ、進化をさせているということがおわかりいただけますね。

温故知新の精神で、過去から学び、それを考慮しながら発展させています。
それが、<エドワード グリーン>の原動力であり、レボリューション(革命)よりもエボリューション(進化)を目指す理由です。

そして、新しいラストをリリースすることには、時代に合わせたモデルをつくりあげるという目的があります。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー2 ラスト915コレクション
ラスト915を採用したコレクション。左から「CURZON(カーゾン)」「GROSVENOR(グロブナー)」「FITZWILLIAM(フィッツウィリアム)「AUDLEY(オードリー)」。

ラスト915は、とてもシャープで洗練された印象です。
モダンでエレガントなフォルムは「今」を感じていただけるデザインだと思います。

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<エドワード グリーン>の魅力、おわかりいただけましたでしょうか。

個人的には、鑑賞するよりも、「履くとキマる」靴だと感じています。
世の中には、まるで工芸品のような靴があり、そのクオリティゆえ、ともすると<エドワード グリーン>の靴も同じように捉えがちですが、履くと全体にマッチして、靴だけが浮くなんてことはありません。

靴だけが主張するのではなく、慎ましやかに足元をしっかりと支えてくれる。
そして、その履き心地ゆえに、気分も良くなる。
そんな靴だと思っています。

それでは、次回は最終回。
パターンオーダーのポイントについてお伝えします!

[お問い合わせ]<エドワードグリーン>銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/


東京・銀座にオープンする新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート

GINZA SIX内覧会レポート記事メインイメージ

イタリア・イギリス・フランス・日本など
世界中の名靴が集まる新しい複合商業施設!

2017年4月20日(木)のオープンを前にプレス内覧会が開かれた東京・銀座の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス」へお邪魔してきました。

GINZA SIXは、松坂屋銀座店の跡地に建てられた施設。
全241店舗中、121店は旗艦店として、そして、銀座初出店が83店、新業態が65店、日本最大級が店舗35、世界大最大級が店舗4店、日本初出店が12店と、エリア最大規模を誇る商業施設となります。

世界中から旬なブランドが集まり、世界のトレンドが体感できるラインナップが揃いました。

靴好きにご注目いただきたいのは、5階のファッション&ライフスタイルフロアです。

このフロアには、<ワールド フットウェア ギャラリー>に、<ブリティッシュ メイド><パラブーツ>といった人気の靴店が揃っています。

いずれの店内も、広々として、上質な空間になっていますので、プレミアムな雰囲気の中、ゆったりとお買い物ができそうですよ。

World Footwear Gallery GINZA SIX

「ラグジュアリー&アルチザン」をテーマにしたWorld Footwear Gallery GINZA SIX(ワールド フットウェア ギャラリー GINZA SIX店)。

これまで取り扱ってきたイタリアブランドを中心に、メイドインジャパンクオリティコーナーを設置。
しかも、展示する既製靴はすべてオーダーメイドできる、という新しいコンセプトで展開されるショップです。

また、日本初上陸となるブランドの<Almini(アルミニ)>や、GINZA SIX限定モデルなども注目。
さらに、フラッグショップの神宮前店で展開している「マエストロサロン」のコーナーが常設されるのも見逃せません。

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート ワールド フットウェア ギャラリー GINZA SIX外観
靴だけでなく、鞄なども展示され、職人技を体感できる大人のためのシューショップという雰囲気。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート ワールド フットウェア ギャラリー 日本初上陸<Almini(アルミニ)>イメージ
イタリア・ミラノにブティックを構えるラグジュアリーシューブランド<アルミニ>。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート ワールド フットウェア ギャラリー GINZA SIX限定モデル
GINZA SIX限定モデルも見逃せません!
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート ワールド フットウェア ギャラリー マエストロコーナーイメージ
神宮前店の「マエストロサロン」のエッセンスが詰まった「マエストロコーナー」を常設。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート ワールド フットウェア ギャラリー ジャパンメイドクオリティーコーナーイメージ
宮城興業やオリエンタルシューズ、ビナセーコーなどを扱う、「ジャパンメイドクオリティーコーナー」。

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BRITISH MADE GINZA

Stories of British をコンセプトに「英国のストーリーあるライフスタイル」を届けている<BRITISH MADE(ブリティッシュ メイド)>。
注目は、日本初展開となる<JOSEPH CHEANEY(ジョゼフ チーニー)>のパーソナルオーダーサービス「1 of 1」。

このサービスでは、<ジョゼフ チーニー>創業125周年を記念して開発されたラスト125を用いて、アッパーカラー・ソールカラー・ライニングカラー・ロゴカラー・アイレット・レースなどが選べます。
そして、その組み合わせはなんと約120万通りだそう。

しかも、この「1 of 1」でオーダーをすると特製ボックスのほか、ケアキット(純正ツリー、アッパー用ブラシ、コバ用ブラシ、ポリッシュワックス)も付いてくるという嬉しい特典も。

そして、もちろん<ジョゼフ チーニー>だけでなく、<Church’s(チャーチ)>のメンズ・レディースモデルのバリエーションも揃っています。

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート BRITISH MADE外観イメージ
店内は、本場英国さながらの贅沢な空間。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート BRITISH MADE<ジョゼフ チーニー>ディスプレイイメージ
入口から見ても、目立っている<ジョゼフ チーニー>1 of 1のディスプレイ。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート BRITISH MADE<ジョゼフ チーニー>1 of 1コーナーイメージ
このパーソナルオーダーサービス「 1 of 1」を常時オーダーできるのは、ジャーミンストリート店とこのショップのみ。

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PARABOOT 銀座店

国内3店舗目のフラッグショップで、銀座地区初出店となるパラブーツ銀座店。

白を基調にした明るい店内は、広々としていて、落ち着いて靴選びができるスペースになっています。

定番モデルを中心に、メンズ・レディースの約60型を取り揃えているほか、ケア用品も充実。

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート <パラブーツ>外観
開放的な雰囲気のある店内。

そして、銀座店オープンを記念して、人気のUチップ「CHAMBORD(シャンボード)」の特別モデル(限定30足)が発売されます。

このモデルは、従来のノルヴェージャン製法ではなく、グッドイヤー製法が採用されているので、コバ周りがスッキリ。

さらに、細かいシボが特徴のフランス産カーフレザーが使われているので、大人顔のシャンボードになっています。

ビジネスユースにもバッチリの特別なシャンボードにご注目ください!

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート <パラブーツ>特別モデル「シャンボード」イメージ
限定30足の特別モデルにご注目。
新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート <パラブーツ> ケア用品イメージ
オリジナルのケアアイテムも充実しています。

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ちなみに、シューショップというわけではありませんが、日本を代表するシューデザイナー・坪内浩さんが鞄のデザインを手掛ける「SOMÈS SADDLE×HT LABEL」を展開している「SOMÈS SADDLE(ソメス サドル)」も、ご紹介したショップと同じ5階に入っています。

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート <ソメス サドル>外観イメージ
日本唯一の馬具メーカー <ソメスサドル>銀座店には、SOMÈS SADDLE×HT LABELのフルラインナップが揃います。

再開発が続く銀座で、「最後にして最大」と言われるスケールのGINZA SIX。 店内には、能楽堂があったり、アート作品が設置されていたりと、お買い物だけじゃない楽しみ方ができそうですよ。

ぜひ、実際に足を伸ばしてみてください!

GINZA SIX

〒104-0061
東京都中央区銀座6丁目10-1
営業時間:10:30~20:30
GINZA SIX総合インフォメーション
Tel: 03-6891-3390 ※オープン日の4月20日より

新複合商業施設「GINZA SIX」プレス内覧会レポート 外観イメージ

<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独ロングインタビューVol.01 進化する姿勢

<エドワードグリーン>代表ヒラリー氏単独インタビューメインイメージ

伝統を守りつつ、進化を続ける<エドワードグリーン>に
2017年も大注目!

オーダー会のために来日していた<エドワード グリーン>代表のヒラリー・フリーマンさんがエドワード グリーン銀座店にて革靴倶楽部アイレットのために、単独インタビューに応じてくれました。

新しい取り組みや、靴づくりで大切にしていることに加え、パターンオーダーのコツなど あれやこれやと伺ってきましたので、以降3回にわけて記事を展開いたします。

今回の第1回は、<エドワード グリーン>のニュートピックスです。

最高に軽やかなドーヴァーが登場

――2015年に創業125年を迎え、新モデルに新ラストと、新しい取り組みに精力的という印象を持っています。今年リリースされるモデルや、さらなる取り組みなどはありますか。

もちろんです。
まず、ご紹介したいのが、新しい「DOVER(ドーヴァー)」。
<エドワード グリーン>を代表するドーヴァーに軽快さが加わった新作をリリースします。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 DOVERイメージ
<エドワード グリーン>を代表する名作・Uチップ「ドーヴァー」。こちらは、MUSHROOM SUEDE(マッシュルームスエード)。

この写真のモデルは、ライニングが付いた通常のタイプのドーヴァーです。
新作のドーヴァーでは、もっと軽やかな雰囲気になるように、アンライニング仕様にし、さらに、アウトソールには英国ラバーを採用しています。
※銀座店には、英国ラバーではなくレザーソール仕様の新作ドーヴァーが入荷予定です。

――カジュアルなUチップでも、エレガントさを備えているドーヴァーが、夏服仕様に衣替えと言うイメージですね。

リラックスした雰囲気が魅力になっています。

そして、レディースモデルの展開を本国で始めます。
その特徴は、パーフォレーション使いなどで、女性にふさわしい華やかさを備えている点です。
レディースモデルは、しばらく本国だけでの展開を考えています。

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デザインも一新!オリジナルのケアグッズを発売開始

――すでにリニューアル発売されているオリジナルのケアグッズも注目ですね。

はい。ポリッシュ6色に加え、乳化性クリーム1色(ナチュラル)の発売を開始しています。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 新しいシューケアアイテム
乳化性クリームについては今後カラーバリエーションを増やし、クリーナーやミトングローブの展開も予定しています。

ポリッシュは、顔料の比率が抑え目になっているので、<エドワード グリーン>らしいアンティークフィニッシュを再現しやすいのが特徴です。
6色の中から、お手持ちのモデルのカラーと合わせてお選びください。

そして、今回のリニューアルでは、中身はもちろん、パッケージデザインもリニューアルしています。
このデザインは、なにがモチーフになっているか、わかりますか?
実は、<エドワード グリーン>がショップで使っているショッピングバッグ(紙袋)です。
このショッピングバッグは、ロンドンのジャーミンストリートにある店舗と同じもので、銀座店では本国と同じものを使っています。

<エドワード グリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 ショッピングバッグ
英国から取り寄せているショッピングバッグ。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 新しいシューケアアイテムのデザイン
センターに小さく入っているロゴが印象的な
デザイン。

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<エドワード グリーン>らしいエッセンスを感じる革小物

――革小物にも靴のデザインを取り入れていると聞きました。

そうなんです。財布やカードケースといった革小物にも<エドワード グリーン>らしいエッセンスを加えています。
それは、靴のデザインを取り入れている点です。
例えば、カードケース(写真下の左2点)には、定番のレースアップブーツ「GALWAY(ガルウェイ)」の意匠が取り入れられています。
ガルウェイを横から見た曲線にご注目ください。カードケースのスリット部分が同じ曲線になっていますね。

また、名刺入れ(写真下の右3点)には、閂(かんぬき)の意匠が取り入れられています。

<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 革小物
曲線が特徴的なカードケースに、閂が取り入れられた名刺入れ。
<エドワードグリーン>代表ヒラリー・フリーマンさん単独インタビュー Vol.01 進化する姿勢 ガルウェイ
革小物のデザイン元となった「ガルウェイ」。

何気ないところに、シューメーカーらしさを感じていただけるデザインです。

そして、<エドワード グリーン>の革小物は、靴と同じように、素材にこだわり、きめ細かなカーフを使っているのも特徴になっていますので、靴とともにご愛用していただけると嬉しいですね。

近々、ブリーフケースもご披露できると思います。楽しみにしていてください。

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いかがでしたか。 <エドワード グリーン>というと老舗英国シューメーカーというイメージが強いかもしれませんが、伝統的なものは守りながら、新しいことに取り組む攻めの姿勢がスゴイですよね。

今回は、新しい取り組みについてお伝えしてまいりました。
次回は、<エドワード グリーン>が本当の靴好きに愛されるワケに迫ります。

[お問い合わせ]<エドワードグリーン>銀座店
【URL】http://strasburgo.co.jp/blog/edwardgreen/


西武百貨店<レコット>新木型お披露目会&パターンオーダー会レポート

<レコット>新木型お披露目オーダー会メインイメージ

西武渋谷店では、試行錯誤の上、完成した新木型を使ったプレーントゥを初披露。
池袋本店では、クラス感のあるドレスシューズのパターンオーダー会に、貴重な1点物を販売。

2016年11月と12月に都内2か所の西武百貨店で靴職人の津久井玲子さんによる<レコット(LECOTT)>のイベントが行われました。

開催日から時間が経ってしまいましたが、アイレット編集部がこのイベントを取材させていただけましたので、西武渋谷店で行われた「新木型お披露目会」を軸に、レポートいたします。

西武百貨店<レコット>オーダー会レポート メニュー01 渋谷店
西武百貨店<レコット>オーダー会レポート メニュー02 池袋本店

About LECOTT

改めて、<レコット>についてご説明しておきましょう。

フルオーダーからハンドソーンウェルテッド製法を主体とした既製品を展開する女性靴職人・津久井玲子さんによるオリジナルブランドです。

丸ごと1足をすべて津久井さんがお一人で仕上げていて、そのクオリティ、履き心地の良さは群を抜いています。

その既製品を常時取り扱っているのが、西武渋谷店。

さらに、年に数回トランクショーを開催し、フルオーダーやパターンオーダーを受け付けています。
※フルオーダーのみ、<レコット>のアトリエでオーダー可能です。

また、西武池袋本店でも2015年からパターンオーダー会を開催しているのは、アイレット読者の方ならご存知かもしれませんね。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ01
常時既製品を展開している西武渋谷店。
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ02
西武池袋本店で開催されたパターンオーダー会。

では、まず、渋谷店の「新木型お披露目会」から。

Shibuya Report

渋谷店で「新木型お披露目会」が行われたのは、2016年11月6日(日)。

以前、取材レポート「西武渋谷店リニューアル1周年を記念!靴職人・津久井玲子さんによる<LECOTT(レコット)>がパターンオーダー会&一点物販売」を8月に掲載してから、およそ3か月弱。

当時の記事でも触れている新木型による新作プレーントゥがようやく完成となりました。

この木型の完成に至るまでの試行錯誤は推して知るべし。

長年温めてきた木型は、ほど良いボリューム感がありつつ、<レコット>らしいエレガントさがあいまって、大人が履きたいカジュアルシューズになっています。

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About New Last Presentation

今回、新たな新作が加わったのですが、お披露目会で発売された新作はワンサイズにつき1点ずつ。

それゆえ、<レコット>ファン注目のイベントとなりました。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ03
ズラリと店頭に並ぶ<レコット>の靴。新作は左上の2足です。目を惹く靴ですよね。

NEW MODEL REVIEW

ギミックが効いたコンビモデルに 貴重な革「ゾンタ(ZONTA)」を採用した色鮮やかなモデル

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ04

この写真の2点がいずれも新木型を採用した新作です。
随分イメージが異なっていますよね。
左のモデルはアイボリーのスムースレザーに、レースステイ部分をベージュのスエードにしたモデル。コンビ使いがポイントになっていますね。
右のモデルは、イタリアのタンナー・ゾンタ社のカーフを使用したモデル。
なにしろ発色良く、良質な革で、靴職人も注目する素材です。

以前のレポートで<クレマチス>の高野圭太郎さんが同じ革を使っていらっしゃいました。すごい偶然です!!

そして、このお披露目会で偶然お会いしたAさんにご協力をお願いし、アイレット編集部員とともに新作を履いていただきました。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ05
日頃から<レコット>ご愛用のAさん。足元に靴がバシッとハマッていらっしゃいます。
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ06
実は踵部分の革は上から被せられています。
それによって、サドルシューズのようにも見えますね。
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ07
こちらはアイレット編集部の足元。ネイビーのデニムに足元が映えています。
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ08
赤は目立つ色ですが、ゾンタは味わいのある革で悪目立ちしません。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ09

最後に並んでパチリ。カジュアルだけれど、カジュアル過ぎない大人の足元になっていますよね。

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About <LECOTT>SEIBU SHIBUYA COLLECTION

せっかくですので、渋谷店で常時展開している<レコット>のモデルをご紹介します。 いずれのモデルも九分仕立てなので、美しさに加え、履き心地の良さも備えていますよ。

<レコット>に興味をお持ちの方は、売場で実物をチェックするのもおすすめです。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ10

Wing Tip

よく見るとブラック×ブラウンのウィングチップ。1足あると、コーディネートの幅を広げてくれそうです。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ11

Straight Tip

ウエスト部分が絞り込まれたストレートチップ。足がスラッと見えそう!

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ12

Wing Tip

ベージュスエードが優しい雰囲気のウィングチップ。メダリオンが美しい1足です。

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Slip-on

サイドエラスティックになっているスリッポン。フロントのV字や屹立した踵のデザインがおもしろいですね。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ14

W-monk

艶っぽいバーガンディーのシボ革をつかったダブルモンクストラップ。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ15

Boot

シックでエレガントな雰囲気のモンキーブーツ。

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Editor’s Voice

これまでにも<レコット>のイベントについて、アイレットで何度か取り上げさせていただいてきました。
そして開催されているイベントに伺って思うのは、いつもお客さまが楽しそうに靴を履いていらっしゃるということ。そして、本当に靴がお好きな方が多いということ。

渋谷店でのお披露目会では、靴好き歴●十年というAさんと偶然にもご一緒でき、<レコット>の靴を履かせていただけたのが感慨深かったです。

しかも、Aさんにはこのレポートのモデルにまでなっていただき、本当に感謝しています。(Aさん、ありがとうございました!)

このように、靴のイベントではファン同士が交流でき、靴談義を深められるのも楽しみのひとつですね。

西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ16
Aさんと並んでアイレット編集部が靴を試着しているところです。津久井玲子さんがジッと見守ってくれています。
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ17
イベント当日にAさんが履いていらしたAさんの<レコット>。経年変化でさらに味わいがでていますね!
西武渋谷店<レコット>新木型お披露目会レポートイメージ18
ゾンタの靴を履いたアイレット編集部員引きの写真。コーディネートの中に靴が溶け込んでいます。

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次は、池袋本店のイベントレポートです。

Ikebukuro Report

池袋本店で「パターンオーダー会および1点物販売会」が行われたのは、2016年12月10日(土)・11日(日)。

昨年は、イベント開催前に取材をさせていただき、取材レポート「靴職人・津久井玲子氏による<LECOTT(レコット)>が西武池袋本店初のパターンオーダー会を開催」として掲載しています。

このイベントは、池袋本店のためにつくりあげた普遍的な魅力を持つ5つのドレスシューズのパターンオーダー会。

あわせて、貴重な1点物の販売も。

西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ01
5つのパターンオーダーモデルがディプレイされたショーウィンドウ。シックな雰囲気に<レコット>のイメージカラー・オレンジが映えています。
西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ04 1点物バリエーション
1点物の既製品。独特なデザインなどレアなモデルも。
西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ02 1点物バリエーション
1点物のバリエーション。サイズが合ったら、ラッキーかも。

パターンオーダーできるモデルは、渋谷店と池袋本店で異なります。

池袋本店でオーダーできるのは、全く奇をてらわずにオーソドックスで普遍的なスタイルに挑戦した5つのモデルです。

西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ06 パターンオーダーモデル
池袋本店用のパターンオーダーモデルとして、試行錯誤の上、完成されたドレスシューズ。美しさもさることながら、オーラが漂っています。

そして、既製の1点物。
実は、そのイベント毎に新しくつくられているモデルがあります。
今回のイベントでは、気軽に履けるスリッポンがお目見え。
上の写真のようなオーソドックスなドレスシューズとは異なり、津久井さんの感性の豊かさが生かされたデザインです。

西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ03 1点物スリッポン
今回のイベントに合わせてつくられた1点物の既製品。
西武百貨店<レコット>オーダー会レポート 池袋本店パターンオーダー会イメージ05 1点ものバリエーション スリッポン
こちらも1点物。軽やかな履き心地のハンドマッケイでつくられています。

こういったイベントでは、津久井さんの確かな技術力や感性、創造力を感じていただけると思います。

最後に、アイレット編集部が尊敬する池袋本店の名物スタッフで靴愛に溢れる石川隆さんに<レコット>の魅力をお伺いいたしました。

西武百貨店<レコット>オーダー会 魅力

 

職人として培ってきた技術や、靴づくりに真剣に向き合ってきた経験が、目に見えない部分も含め、靴の完成度に表れています。
美しい出来栄えに履き心地も備えた<レコット>。
フルオーダー・パターンオーダー・レディメイドの中から、お好みのスタイルでお愉しみください。

池袋本店では、<レコット>のフルオーダー・パターンオーダー・1点物のレディメイド(既製靴)のオーダーラインナップをご用意しています。

ラインナップそれぞれに魅力があるわけですが、そのベースにあるのは、津久井玲子さんの職人としての確かな技術、感性、発想力に加え、真剣に靴づくりに向き合ってきた経験です。

津久井さんは、素材の手配から、釣り込み・仕上げまですべて一人で手掛けています。 いわば、靴1足を一人でつくりあげていて、その靴には津久井さんの想いがしっかり籠っています。その想いも含めて魅力につながっているのかもしれません。

フルオーダーは、お客様のご要望を聞いて、自分のアイデアを提案しつつ、お客様が満足する靴をつくりあげるものです。
1足ずつつくりあげるものですので、メーカーとは違って、1足分しか調達できないような貴重な素材を使ったりと、津久井さんは柔軟な靴づくりをしていると感じています。
どちらかというと、商売は度外視してでも、お客様に喜んでいただくことを重視しているように思えるほどです。

そして、パターンオーダー。
池袋本店では、2015年から展開を開始しました。
その魅力は、納得いくまで、約5年という時間をかけてつくり上げた5つのドレスシューズに集約されています。
シンプルでオーソドックスなスタイルにこだわり、目に見えない部分まで完成度の高い美しいシルエットのモデルができあがりました。

これらの靴は、一見何の変哲もないデザインのように思えますが、ベーシックでシンプルなデザインだからこそ、職人の腕の確かさが求められます。
完成までにかかった5年という期間は、津久井さん自身が納得のいく靴をつくりたいという強い気持ちを持っていたからこそ必要な時間だったと思っています。

そして、1点物のレディメイド。
フルオーダーで培ってきた津久井さんの感性で、イベント開催に合わせてつくっていただいているモデルを含め、バリエーション豊かなモデルをご用意しています。
1点物は、オーソドックスなパターンオーダーモデルとは異なり、カジュアルなモデルが多いのが特徴です。
ただし、もちろん仕立てのクオリティは高く、比較的価格を抑えてご提供していますので、サイズが合えばラッキーなお宝アイテムとも言えます。

いずれも魅力がたっぷりと詰まっていますので、イベントにお越しいただき、実際に靴をお試しいただくのが一番ですね。

2017年、今年もイベントの開催が楽しみです。
その際は、またしっかりとレポートさせていただきます!

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【取材レポート】ワールド フットウェア ギャラリー2016-17AW シーズン イン アニバーサリー フェスティバル開催!

ワールドフットウェアギャラリー シーズンインアニバーサリーメインイメージ

秋冬シーズン インの前に新作を
お得なプライス・特典付きで手に入れられる特別な3週間

靴のセレクトショップ「World Footwear Gallery(ワールド フットウェア ギャラリー[以下WFG]」が、2016-17秋冬 シーズン イン アニバーサリー フェスティバルを2016年8月13日(土)から開催します。

この「シーズン イン アニバーサリー フェスティバル」は、WFGが毎年2回開催しているイベント。
新たな季節を迎える楽しみや喜びを顧客とともに分かちあいたいという想いから生まれたもので、なんと、新作をいきなり特別価格でお披露目!いわば、シーズンを先取りした特出し企画で、店内には新作が一斉に並べられます。

靴好きにとって見逃せないこのイベント開催前に、アイレット編集部がWFG神宮前店2Fのマエストロサロンにて、ディレクターの日高竜介さんにお話を伺ってまいりました。

2016-17A/Wシーズンのテーマは 「Carnival(謝恩祭)」

先日、当サイトでご紹介させていただいたように、WFG 2016-17A/Wシューズ コレクションのテーマは、「カーニバル」です。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ 新作が並ぶ 神宮前店2Fのマエストロサロン
2016-17A/W新作コレクションが並ぶ神宮前店2Fのマエストロサロン。

»2016-17A/Wシーズンのテーマ「カーニバル」について、教えてください。

カーニバルとは、カトリック圏などで、豊かな秋の訪れを祝うべく行われているお祭りです。
WFGでは、革靴の素材となる動物のイノチに目を向け、感謝をすべく「カーニバル」をテーマとしました。
そして、大量生産・大量消費社会に疑問を呈し、動物の革を大切に使う試みをしています。
例えば、普段使用されずに捨てられている部分や、そもそも革靴には使用されなかった動物の皮を、あえて採用。これにより素材を生かしたユニークかつ大胆なモデルができあがりました。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <サントーニ>ショートブーツ

<Santoni(サントーニ)>人気のショートブーツ。今回のモデルでは、鹿にサメとレアな革が採用されています。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <サントーニ>ショートブーツを手にする日高さん

「これだけナチュラルな仕上げの鹿革はなかなかありません」と日高さん。

写真のモデルは<サントーニ>のショートブーツです。このブーツには、ブラウンモデルに鹿の革を、ブラックモデルにサメの革を採用しています。
鹿の革は、本来、鹿自体が持っているシワやキズなどが目立ちやすい素材。そのため、素材自体を生かすというよりも、上から色を塗ってシワ等の模様を目立たなくすることが多いものです。
この<サントーニ>のショートブーツは、素材を生かして、ムラ感を出しているめずしいモデルになっています。

他にも、革の素材を生かしたスリッポンも豊富です。例えば、次の写真は、左が<Cordwainer(コードウェイナー)>、右が<Ducal(デュカル)>のスリッポン。いずれも、ポニーを使ったモデルで、エレガントな雰囲気になっています。
さらに、<コードウェイナー>のタッセルスリッポンは、ロングウイングのめずらしいモデル。重厚感があり、秋冬におすすめのスリッポンです。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ  ポニーを採用したモデル

左<コードウェイナー>、右<デュカル>のスリッポン。いずれもポニーを使用したモデルです。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <コードウェイナー>ロングウィング 

<コードウェイナー>のタッセルスリッポンはめずらしいデザイン。そして、丈夫で伸縮性に優れた素材が使われています。

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»2016-17A/W注目のブランドは?

メイドインジャパンのブランド<Oriental(オリエンタル)>や、10年ぶりの取扱いとなるイギリスの老舗ブランド<Alfred Sargent(アルフレッド サージェント)>などでしょうか。
<オリエンタル>は2016S/Sにデビューしたばかりですが、ビスポーク的なクオリティを追求したコレクションで、人気を博しています。2016-17A/Wにはさらにデザインバリエーションが広がりました。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <オリエンタル>

プレス展示会で撮影させていただいた<オリエンタル>のコレクション。セミブローグに外羽根のシングルモンクなどビジネスファッションの幅を広げてくれるラインナップです。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズンインアニバーサリーフェスティバル イメージ <オリエンタル>を手にする日高さん

絞られたウエストや美しい底面。ビスポーク的なディテールが詰め込まれた<オリエンタル>のドレスシューズは、素材・つくり・価格によりファーストシーズンから人気を得ています。

一方、<アルフレッド サージェント>では日本初展開のモデルを取り扱います。
使用している木型もイギリスを出るのが初めてというブリティッシュ スクエアです。
とてもイギリス靴らしい木型になっていますので、ぜひご注目いただきたいと思います。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <アルフレッドサージェント>

<アルフレッド サージェント>の2型。左はラウンドトゥ、右はブリティッシュ スクエアの木型が採用されています。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <アルフレッドサージェント>ブリティッシュスクエア

<アルフレッド サージェント>で日本初お目見えとなるブリティッシュ スクエアは、短めなノーズが特徴です。

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»ユニークなデザインのモデルが揃っていますね。

WFGでは、シューメーカーと共同して新しいモデルをつくっていますので、独特なデザインのモデルが多いのも特徴です。
例えば、チャッカブーツのようなデザインでありながら、紐の代わりにストラップを渡した構造のブーツなど、他ではお目にかかれないようなモデルと出会えます。
さらに、ファッション トレンドにあわせたモデル展開をしていますので、重厚感の出るノルベジェーゼで、アウトソールにヴィブラム社のガムライトソールを採用したモデルなど、秋冬のファッションを引き立てる靴を揃えています。 オンオフに加え、パーティーシーンまで想定したオリジナリティの高いモデル展開が特徴です。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <ボリーニ>

<BOLLINI(ボリーニ)>のダブルバックルチャッカブーツ。2つのベルトで甲部分をホールドするので、フィット感も良いブーツです。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ<デュカル>

2アイレットにシームレスヒールという仕様の<ボリーニ>デザートブーツ。ノルベジェーゼ製法なので、見た目に重厚感があります。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <コードウェイナー>ブーツ

<コードウェイナー>のレースアップブーツ。写真奥のブーツには1枚革のムートンが使われています。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <ジョゼフ・マランジュ(Joseph malinge)>

フランスのブランド<ジョゼフ・マランジュ(Joseph MALINGE)>。良く見ると型押しされた革が採用されています。色気のあるカラーリングも魅力。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ<NPS>

新しいブランドとして提案するイギリス・ノーザンプトンのシューメーカー<NPS>。このタッセルキルトスリッポンは、イギリスで伝統的なモデルです。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ<デュカル>

<デュカル>のシングルモンクショートブーツに、外羽根のホールカットシューズ。いずれも女性デザイナーが手がけるモデルで、着想の豊かさを感じます。

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»これらの新作がすべて特別価格になりますか?

今回ご紹介したモデルを含め、すべての新作が8%OFFにてお求めいただけます。
このイベントは、まるでアート作品のような新作を多くの方にお試しいただきたいという想いから期間限定で実施しているものです。

そして、特典は特別価格だけではありません。

改めて、シーズン イン アニバーサリー フェスティバルの特典をご案内いたします。

<来場特典> ※WFGメンバー限定特典
○ポリッシュサービス券プレゼント
○500円分のポイントサービス
 ※アンケートの回答により

<購入特典>
○8%OFF
○WFGオリジナルシューホーンプレゼント

※5万円(税抜)以上のアニバーサリーモデルを購入した方を対象に先着20名。
○同伴者ご購入によりメンバーに1万円分のギフト券プレゼント
※WFGメンバーと同伴者双方が対象モデルを購入した場合。有効期限:2016年9月末。
○<PIKOLINOS(ピコリノス)>オリジナルボールペンプレゼント
※<ピコリノス>対象商品を購入した方、先着20名。

さらに、マエストロサロンでも購入特典を用意しています。

<マエストロサロン購入特典>
○<TUCCHINO(ツッキーノ)>オリジナルカードケースプレゼント
※バッグブランド<ツッキーノ>の鞄をオーダーした方に、
鞄と同じ革を使ったカードケースをつくり、プレゼント。
○<SEIJI McCARTHY(セイジ・マッカーシー)>ファーストトライアルイベント
4モデル限定スペシャルプライス

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»<セイジ・マッカーシー>は、マエストロサロンに常駐されている靴職人ですね?

ロンドン・東京・ニューヨーク。3都市のエッセンスを取り入れた<セイジ・マッカーシー>は、WFGマエストロサロンにて、メイド・トゥ・オーダーシューズ、ビスポークシューズを展開しています。
今回のシーズン イン アニバーサリー フェスティバルでは、<セイジ・マッカーシー>の4モデルに限定し、特別価格でご提供。
通常20万円(税抜)となるメイド・トゥ・オーダーを、純正シューツリー無しの場合は15万円で、シューツリー付の場合は18万円で提供させていただきます。

<セイジ・マッカーシー>は、クラシカルな中にモダンな要素を滑り込ませながら、靴づくりをしている新進気鋭の靴職人です。

今回、ファースト トライアルのイベントとなりますので、ぜひ、ご注目ください。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ セイジ・マッカーシーさん
靴職人のセイジ・マッカーシーさん。

日系アメリカ人の彼は、イタリア、イギリスで靴づくりを学んだ後に、ドイツ・ベルリンで靴職人としてスタート。その後、柳町弘之さんのトレーニングプログラムに参加し、WFGマエストロサロンにてビスポークシューズの展開を開始しました。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <セイジ マッカーシー>1

<セイジ・マッカーシー>の靴は、世界の主要都市に滞在し、その文化を吸収した彼の経験が靴づくりに反映されていることが特徴。

ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ <セイジ・マッカーシー>2

フォルムの美しさが際立っているフルブローグ。クラシカルな中にモダンな要素が取り入れられています。

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メリットが盛りだくさんのシーズン イン アニバーサリー フェスティバルをご活用し
シーズン初めからトレンドのシューズをお愉しみください

これまで、ご説明させていただいた通り、このシーズン イン アニバーサリー フェスティバルでは、入荷したての新作を8%OFFの特別価格でご提供するなど、多くの特典をご用意しています。

それというのも、在庫を一掃するようなクリアランスセールで還元するよりも、シーズンが始まる前に特別価格でお求めいただけるようにする方が、お客様にとってメリットが大きいと考えるからです。

ワールドフットウェアギャラリー ディレクター 日高竜介さん
WFGディレクター 日高竜介さん

シーズンの初めからトレンドのシューズを楽しんでいただけますし、このイベントの開始直後にお越しいただければ、サイズもカラーバリエーションも揃った中から、よりお客様にあった靴をお選びいただけます。

9・10月とシーズンが始まってからでは、サイズのないモデルも出てきますので、WFGの顧客の方はこのフェスティバルを繰り返しご利用くださっている方が多いようです。

一方、8月中旬から9月初旬という年間を通して最も暑い時期に、秋冬のブーツをご購入いただくのは抵抗がある、というご意見もいただいておりました。

それに対しては、イベント開催中に未入荷のブーツなどは、ご予約を承り、ご購入は10月に入ってからなどの配慮をしております。ご予約さえいただけば、確実にご購入いただけます。

イベント期間が終了すると定価でのご提供となりますので、ぜひ、ご興味のある方はイベント期間中にご来店いただきたいと思います。

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WFGシーズン イン アニバーサリー フェスティバルの魅力、おわかりいただけましたでしょうか。

シーズン前に新作を一斉に並べ、特典付きで提供することで、WFGがいかに顧客を大切にしているかが、わかりますね。

靴好きなら、ぜひ足を運んでみてください!見るだけでも、2016-17A/Wのトレンドをつかめますよ。

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WFG シーズン イン アニバーサリー
フェスティバル 2016-17A/W

【開催期間】8月13日(土)~9月4日(日)
【開催店舗】神宮前本店・銀座店
【URL】http://www.wfg-net.com/
ワールド フットウェア ギャラリー 2016A/W シーズン イン アニバーサリー フェスティバル イメージ

<スコッチグレイン>を展開する「ヒロカワ製靴」工場見学REPORT

ヒロカワ製靴工場見学レポートメインイメージ

自社工場で一貫して靴づくりを続けるヒロカワ製靴。
柔軟な発想力・真摯な姿勢により、生み出されている靴には
職人たちのこだわり・パワーが凝縮されています!

2016年6月中旬。アイレット編集部がヒロカワ製靴本社へお邪魔してきました。
ヒロカワ製靴は、<スコッチグレイン>を展開する東京・墨田区を拠点にするシューメーカー。

メイド・イン・ジャパンどころか、メイド・イン・トウキョウ、メイド・イン・スミダを信条に、靴が完成するまでのほぼすべての工程を自社工場で一貫して行っています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ1 工場内に並んでいる革靴

実は、このヒロカワ製靴本社工場では、年に2回一般の方を対象にした工場見学ツアーを受け入れていて、実際に靴づくりの様子を見ることができます。

しかし、今回はそのツアーではなく、工場見学をお願いしていたわけでもなく、本社に訪問したところ、「せっかくなので工場をみていきませんか」とお申し出いただいたことで、見学が実現したものです。

それだけ、常に真剣に靴づくりにあたっていて、自信と心意気により生産現場をオープンにしているのだと強く感じました。

廣川社長自らご案内いただいた工場見学。アイレット編集部がそこで見たヒロカワ製靴の靴づくりの信念、こだわりをレポートさせていただきます!

こだわり説明1

世界から最高級の素材を
自らの目・独自の基準で厳選

革靴づくりで要となるのが、革です。当然のことではありますけれど、シューメーカーがそのクオリティにどれだけこだわっているかは、なかなか消費者には見えづらい部分。
そのため、誤魔化そうと思えば、誤魔化せるのかもしれませんが、ヒロカワ製靴では、良い革の調達に労を惜しみません。国内はもとより、海外のタンナーにも直接足を運んで、自らの目で現物を見ることを大切にしています。
そうして、調達した革も一枚一枚丁寧にチェックして、ヒロカワ製靴が独自に設けているランク分け。クオリティチェックを徹底しています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ2 厳選された革 

<スコッチグレイン>では、ほとんどの靴でブラックに独のワインハイム社、ブラウンに仏のアノネイ社の革を使うなど、使い分けをしているのが特徴。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ3 革を選別する様子

以前は廣川社長自らが行っていた革の選別。靴づくりの一番最初の工程です。現在では、息子さんに代替わりしています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ4 選別した革を6ランクにわけて保管

世界中から入荷した革を自社基準の6ランクにわけて管理。低ランクの革も、アウトレットやセール商品として販売。大切な革を無駄なく使っています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ5 世界中から直接取引した革

工場で生産する足数は1日460足。この足数が安定的にベストなクオリティ・価格の靴を維持できる数として、守り続けています。

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こだわり説明2

良質な革靴づくりのために
ほぼすべての工程を内製化しコストダウン

世界中から選りすぐりの革素材を集めた後の工程は、ほぼすべて自社工場で行っています。コストを抑えるというと、海外生産や、安価な素材を調達するなどの方法が考えられますが、ヒロカワ製靴では靴づくりのほぼすべての工程を内製化。それにより、社内での生産体制を合理化し、景況に左右されずに、製品の質を保つ方法を採用しています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ6 インソールも自社工場内で生産しているイメージ

インソールも自ら素材を調達し、自社工場で裁断・加工。通常は生産を委託していることが多い底材についても、型数を絞るなど合理化を図り、コストダウンにつなげています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ7 底材にリブを取り付けた様子

<スコッチグレイン>がブランド創設以来取り入れているグッドイヤーウェルテッド製法に欠かせない「リブ」。リブ専用の機械を用いて、職人の方が1足1足貼っていきます。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ8 一部を社内で生産している製甲の様子

製甲の一部も内製化しています。社内で行っているのは小ロットの商品の製甲に、量産外注向けの下準備作業です。内製化することで、独自のノウハウを蓄積。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ9 <スコッチグレイン>専門の修理を担う「匠ジャパン」

<スコッチグレイン>専門の修理を担う「匠ジャパン」。こちらは廣川社長の実弟・益弘氏が経営している会社です。なんと、月2500足もの修理を手掛けています。

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こだわり説明3

アイデアを形にできる確かな技術力で
創意工夫溢れる靴づくり

ヒロカワ製靴には企画部門が設けられていません。
現在では、オリジナルブランド<スコッチグレイン>に一本化し生産していますが、過去にはアパレルブランドの靴をOEM生産してきた実績があります。そのため、確かな技術力に柔軟性も兼ね備え、湧き出たアイデアを形にするノウハウが土壌にあるというわけです。
しかも、発想の源が豊か!
例えば、下記でご紹介するモデル「スパイダー」では革片の再利用から、「パンダシリーズ」ではウェルトの色からバリエーションが生まれています。創意工夫溢れる靴づくりが同社の強みですね。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ10 すみだモダンに選ばれたモデル「スパイダー」

生産工程で使われない革片を再利用した「スパイダー」。この靴は墨田区のプロジェクト「すみだモダン」に認証されています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ11 ecute上野のオープンにあわせ開発されたパンダシリーズ

ecute上野店の展示ディスプレイから商品化された「パンダシリーズ」。ウェルトのカラーにあわせて、アッパーの色を設定したそうです。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ12 サイズごとに異なるカラーリングの木型

靴づくりを効率化するアイデアが生かされているオリジナルの木型。実は、サイズ毎に色分けがされています。これなら、一目で判別できますね。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ13 ファイバーグリップ

硬質ゴムの表面にガラス繊維を突きたたせた防滑性の高いアウトソール「ファイバーグリップ」。機能性を持たせるアイデアが詰まっています。

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こだわり説明4

最新鋭の機械を導入し生産体制を整備。
万全のクオリティコントロール

ヒロカワ製靴では、生産を効率化し、万全なものとするために、最新鋭の機械を積極的に導入しているのが特徴です。機械により精度の高まる作業は機械にまかせ、人の手を介することが求められる繊細な作業は手作業でと、最適な振り分けをし、安定した品質の靴を生み出しています。また、生産現場では若手の職人の方が比率的に多いような気がしました。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ14 最新鋭のトゥーラスター

最新鋭の釣込み機械「トゥーラスター」。この機械には、木型データを登録しておけるので、これまで必要だった調整が容易にできるそう。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ 旧トゥーラスター

こちらは旧「トゥーラスター」。生産現場では、新旧の機械を駆使。将来的な面も踏まえ、生産体制を整えています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ16 掬い縫いの機械

手間のかかるすくい縫いも新しい機械だとあっという間。細革・甲革・リブを同時に縫い付けています。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ17 オリジナルで考案されたビニールカバー

靴毎にかけてあるビニールカバーはヒロカワ製靴オリジナル。生産工程で生じる汚れから保護します。

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生産工程のほぼすべてを内製化し、東京・墨田区で靴づくりを完結しているというのが大きな特徴ですが、内製化は生産だけではありません。
なんと、直営店を運営し、自らが販売まで手掛けています。
しかも直営店は銀座・大阪、上野、ソラマチの4店舗の他、アウトレットにも出店。
ここで大切にしているのが、ユーザーの声を生で聞き、その声を靴づくりに生かすことです。
次回は、直営店にお邪魔して、店づくりや販売のこだわりなどを取材させていただきたいと考えています!!

[編集後記]

履き心地の良さを裏付ける「作業履きに革靴使い」!

今回、突然の工場見学に関わらず、一連の生産工程をくまなく見せていただくことができました。そこでは、革へのこだわり、コストパフォーマンスを維持しながら良い靴をつくるためにさまざまな工夫をされていることなど、印象に残ることばかりだったわけですが、特に、気になったことがあります。
それは、廣川親子の足元が革靴だったことです。人前に出るときは、足元を整えるけれども、工場で作業にあたるときには、ラクなスニーカーを履く職人の方が多い気がしますが、お二方とも革靴を履いていらっしゃったのが目に焼き付いています。
それだけ、自社の革靴が履き心地の良いものだと自負されている証だと強く思いましたね。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ18 廣川社長の足元

鮮やかなブルーのローファーを履いていらっしゃるのは、廣川社長です。

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ19 足元の革靴

こちらは革の選別をされている息子さんの足元。しっかり革靴を履いていらっしゃいます。

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ヒロカワ製靴 本社工場

〒131-0034
東京都墨田区堤通1丁目12番11号

<スコッチグレイン>公式HP
http://www.scotchgrain.co.jp/

<スコッチグレイン>ヒロカワ製靴工場見学レポートイメージ20 工場をご案内してくださった廣川社長
工場をご案内してくださった廣川社長

<世界長ユニオン>工場見学レポート Vol.2 熟練の手業が光る生産部門

世界長ユニオン工場見学レポート2メインイメージ

一つひとつを丁寧に。
ハイクオリティなプロダクトを生み出す生産現場

前回より、2回にわけてお伝えしている<世界長ユニオン>千葉工場見学レポート。「vol.1ブランドの中枢を担う企画・開発部門」に続いて、vol.2では生産部門についてお伝えしていきます。

<世界長ユニオン>の前身<ユニオン・ロイヤル>は、日本で初めてマッケイ製法の靴を製造したシューメーカー。
その技術力は世界的な評価を受けていて、イタリアで行われた国際芸術皮革製品コンテストでは日本初となるオスカー賞を1972年から3年連続で受賞しているほどです。

そんな<世界長ユニオン>の高級既製靴を生産しているのが、今回ご紹介する千葉県鎌ケ谷市にある千葉工場。ここには企画・開発部門と生産部門が設置され、生産の要となっています。

では、靴づくりの流れに沿ってレポートさせていただきます。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.01量産に入る前に
 

このレポートのvol.1でご紹介した通り、この千葉工場には生産部門とともに企画・開発部門が設置されています。そこでは、靴を量産する前に、生産工程をスムーズに進行するためのチェック作業などが手作業で行われています。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02量産に入る前にフロー「サンプルづくり」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02量産に入る前にフロー2

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ
 

工場では、細かい工程に分けて作業が行われています。そして、ひとつの工程に一人が付き、それぞれの職人が責任を持ちながら分業。そうして、1足の靴をつくりあげるのです。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「仕掛けだし」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「釣込み」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「一次整形」

靴の製造工程は、アッパーに使われる革を縫い合わせる「製甲」作業と、アッパーと底を接合する「底付け」作業に大別されます。こちらの工場では、「底付け」作業を担っています。
靴づくりの重要な工程「釣込み」には「トゥラスター」という機械(「釣込み」の写真左側の機械)を使用。
機械生産であっても、微妙な調整が求められ、熟練職人が状態を見極めながら慎重に作業をしていきます。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「底付け」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「出し縫い」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ

釣込まれた甲革に底を貼っていく作業「本底付」の工程です。底面に接着剤を湿布し、圧着機にかけて、しっかりと底を貼った後に、アッパーと底を縫い合わせます。これらの工程を経て、ようやく靴の形になってきます。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「ヒール」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「2次整形」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「コバインク」

底が固定できたら、次はヒール付けです。この工程が終わると底付け工程は終了し、仕上げの作業となっていきます。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「アルコール拭き」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「染色」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「甲磨き・仕上げ」

仕上げの工程で、独特なのは、「アルコール拭き」から「磨き」の工程。
生産途中で革の表面に付いたごみなどをいったんアルコールで拭いた上で、クリームで仕上げをしていきます。革の風合いを生かした濃淡のある美しい仕上げは、熟練の技がなせるものです。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「最終検品」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「箱詰め」
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ「完了!」

最後に、仕上げられた靴を細かく、そして入念にチェックをした後に、箱詰めをして完成!

PICK UP
革質・品質に対する強いこだわり

靴の最終的な品質は、革そのもののクオリティによると言われています。<世界長ユニオン>では、より良いクオリティの靴を生み出すために、革の細かな傷も見逃さないよう、チェックをしています。例えば、自然光の下で革質をチェックできる部屋を設けたり、革の断裁は自然光の入る窓際で行ったり。すべて、職人の目や手を通して「革を読み」、革を厳選しているのです。

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02 世界長ユニオンの品質へのこだわり
革の状態をチェックするために、自然光がたっぷり入る部屋が用意されています
世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ マレリ―の革断裁
工場内で、革を断裁するのは、やはり明るい窓際

今回、工場を見学させていただいて感じたのは、機械による生産ではあるけれど、決して単純な流れ作業でつくられたものではないということです。機械はあくまでも道具であって、それを使いこなす職人の方がバランスを整えたり、調整を行うという技術が美しい靴を生み出していると実感しました。 各工程のプロが連携して、1足をつくりあげているのですね。

世界長ユニオン千葉工場

千葉県鎌ヶ谷市鎌ヶ谷9-1-5
Tel.(047)446-9961
ユニオンロイヤル公式HP:http://www.union-royal.jp/

世界長ユニオン工場見学レポートVol.02工場での流れ 世界長ユニオン工場