エドワードグリーンメインイメージ

エドワードグリーン(Edward Green)┃イギリスの革靴ブランド

最も英国らしさのある洗練されたブランド「エドワードグリーン(Edward Green)」

ブランドざっくり解説
  • 英国靴の伝統を継承した名門ブランド
  • 生産効率よりも品質を最優先させたつくり
  • 名作ラストが多数
  • ヒールカップが小ぶりで、日本人の足向き

グリーンの歴史

「エドワードグリーン(Edward Green)」は、革靴の聖地・イギリス「ノーザンプトン」にて100年以上の歴史を持つブランドです。

創業者のエドワードグリーン氏は、「出来得る限りの上質を求める」という言葉を哲学に、靴づくりをしていました。
そのためでしょうか、質実剛健と表現されることが多い英国靴の中で、エドワードグリーンのつくる靴は、「洗練」「都会的」という言葉が多く用いられています。

この評価は、エドワードグリーン氏が繊細な技術で美しいデザインの靴を生み出してきたことに加え、1983年に同社を買い取り、エドワードグリーンを再建した故ジョン・フルスティック氏の功績によるものです。

フルスティック氏はイタリアのシューデザイナーだったことから、朴訥とした雰囲気を持つ英国靴に少しずつ手を加えていきました。

そうして、名作ラスト(木型)と言われる「202」が生まれ、さらにそれを進化させたラスト「82」「32」「808」などが誕生していきます。

これらのラストは、フィッティングを大切にすることで生まれました。厳選した革を使って、より良い履き心地を、そして美しいシルエットを追求したのです。
こうした意味からも創業者エドワードグリーン氏の「出来得る限りの上質を求める」という哲学は、脈々と受け継がれていると言えます。

実直で、信頼される靴づくり

エドワードグリーンの靴には、ジョンロブの靴のような華やかさはありませんし、トレンドに合わせて、新たなモデルを展開するわけでもありません。

例えば、百貨店で、ストレートチップのおすすめを聞けば、必ずエドワードグリーンの傑作ストレートチップ「チェルシー」の名前があがるはずですし、Uチップの傑作「ドーバー」のスキンステッチの技術についてかなり丁寧に説明してくれる人も多いと思います。

また、修理に持ち込むと、エドワードグリーンのモデルはどのモデルも本気でつくられていると感心されることも多いです。

それだけ、品質は折り紙つきで、ただ、実直に、丁寧に靴をつくり続けているブランドであり、その品質は靴業界の方々にとても信頼されています。

代表モデル

■CHERSEA(チェルシー)
エドワードグリーン チェルシー #82
時代を超えて愛される名作「チェルシー」。このモデルには、202ラストのほか、82ラストを採用したモデルがあります。
写真出典:エドワードグリーン公式HP
■DOVER(ドーバー)
エドワードグリーンドーバーサイドイメージ
Uチップの傑作「ドーバー」。写真の606ラストの他、32、82、202ラストのドーバーがあります。写真出典:エドワードグリーン公式HP
■BERKELEY(バークレー)
エドワードグリーンバークレーサイドイメージ
シンプルな内羽根式パンチドキャップトゥの「バークレー」写真の202ラストの他、82ラストの展開があります。写真出典:エドワードグリーン公式HP
■CADOGAN(カドガン)
<エドワードグリーン>カドガン
美しい顔立ちをしているセミブローグの「カドガン」。写真の202ラストの他、トゥ部分にボリュームのある33ラストなどがあります。

エドワードグリーンの名作ラストたち

ラスト 特徴 代表モデル
202 エドワードグリーンを代表する名作中の名作ラスト。
その特徴は、トゥがインサイドに屈曲しているインサイドストレート&アウトカーブのシルエット、小ぶりのヒールカップ、そして絶妙なラウンドトゥで、見た目の美しさだけでなく、履いた瞬間に足に馴染んでくれるほどの快適さがあるということ。
CHERSEA(チェルシー)/DOVER(ドーバー)/BERKELEY(バークレー)/CADOGAN(カドガン)/MALVERN(マルバーン)など
32 細身のラウンドトゥが特徴のラスト「32」。そのため、外羽根のシューズで採用されることが多いラストです。外羽根はどちらかというとカジュアルな印象を与えますが、32ラストは細身で上品さがあるので、通常の外羽根よりもドレッシーに仕上がります。 DOVER(ドーバー)/HAMPTON(ハンプトン)など
82 2003年に登場したラスト。このラストは、当時エドワードグリーンに在籍していたガジアーノ&ガーリングのトニーガジアーノ氏が携わったものだと言われています。特徴は、英国のドレスシューズの正統を継承しながらも、ややロングノーズになっており現代的な感覚が織り交ぜられているところ。モダンかつスタイリッシュなラストです。 BERKELEY(バークレー)/LANSBURY(ランスベリー)など
88 ラウンド気味のスクエアトゥが印象的で、かつウエスト部分がシェイプされているラストです。ノーズの長さが抑え気味でバランスがGOOD。現在では、88ラストの後継として「808」「888」などが登場しています。 BERKELEY(バークレー)/WESTMINSTERⅡ(ウエストミンスター2)など
808 故フルスティック氏が開発したスクエアトゥのロングノーズラスト。88ラストよりもボールジョイントが狭く、足にフィットするフィッティング。ビスポークを意識した流れるようなラインが特徴です。 CADOGAN(カドガン)/WINDERMERE(ウィンダーメア)など
201 トゥが垂直に立ち上がっていて、プレーンなタイプのチャッカブーツやサドルブーツなどに多く採用されています。細身でありながら、特徴的なトゥでボリューム感のあるラストです。ノーズの長さが抑え気味でバランスがGOOD。現在では、88ラストの後継として「808」「888」などが登場しています。 BANBURY(バンバリー)/KINGSTON(キングストン)など

エドワードグリーンモデル一覧および解説

ライン

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