「キング・オブ・シューズ」として頂点に立つ「ジョンロブ」
- 世界最高峰のシューズメーカー。「キングオブシューズ」と呼ばれている。
- 1976年にエルメスグループ傘下となる
- 洗練されたラスト
- 卓越したビスポークの技術
- ビスポークに使われるエッセンスをレディメイド(既製靴)に取り入れたプレステージラインを展開
- 毎年、靴の聖人(サンクリスピン)の日(10月25日)にイヤーモデルをリリース
ジョンロブの歴史
「ジョンロブ(John Lobb)」は、1858年当時、商業者のジョンロブがゴールドラッシュに沸くオーストラリアに渡り、そこで鉱夫向けにカスタムメイドの靴をつくり、成功を収めたことに端を発します。
そして、その後、ロンドンへ戻り、工房を設立し、ビスポーク専門店としてスタート。
さらに、ビスポークだけでなく、ダブルモンクストラップ「ウィリアム」、ローファー「ロペス」などのモデルが人気となり、パリに支店をオープンさせました。
しかし、ジョンロブは1976年に経営難に見舞われます。
その時に、救いの手を差し出したのが、エルメスです。
エルメスは、ジョンロブの高い製靴技術を見初め、パリ店とブランド商標権を継承しました。
その後、レディメイド(既成靴)を手がける「ジョンロブ パリ」とビスポークを専門に手がける「ジョンロブ ロンドン」として展開しています。
そのためでしょうか、ジョンロブは英国靴と区分されていますが、フランスパリのエッセンスも多分にミックスされています。
イギリス風の質実剛健さよりも、フランス風の洗練さを感じさせるモデルが多数あるのですよね。
なので、英国ブランドと言うよりもユーロブランドと区分したほうがしっくりくるかもしれません。
ジョンロブには、歴史に裏付けされた伝統と技術がある一方で、さらに進化し続ける革新性をも持ち合わせています。
定番のロングセラーモデルに甘んじることなく、イヤーモデルや日本限定モデルなど、新たな提案をし続けているのです。
それゆえに、ジョンロブは「King of Shoes(キング オブ シューズ)と称されています。
ジョンロブの代表モデル
■WILLIAM(ウィリアム)
■PHILIPⅡ(フィリップ2)
■CITYⅡ(シティ2)