大人の色香が漂うリッチな革靴「サントーニ(Santoni)」
- 1977年にチビタノマルケで創業したイタリアを代表するブランド
- 靴によってあらゆる製法をチョイス
- ハンドカラーペインティングが魅力
- 洗練されたデザインの探求
- メルセデスAMGとIWCシャウハウゼンとのコラボレーションにより生まれるエクスクルーシブライン
- カジュアルシーンを彩るラグジュアリーなスニーカーを展開
サントーニの歴史
「サントーニ(Santoni)」は、イタリアのブランドです。
その歴史は、まだ浅く、1977年にアンドレア・サントーニが創業しました。
他のシューズメーカーと比べても、まだまだ新進気鋭といった評価ではありますが高級靴としては、独創的なデザインや製法などにより世界的に評価が高まっています。
2014年にテレビ東京系で放送されていたテレビ番組『俺のダンディズム』でもイタリア靴の代表として説明されていました。
ブランドを紹介する言葉は「あらゆる製法を靴によってチョイスするブランド」でした。
これは、サントーニの特徴の一つです。
普通のシューズメーカーには、基本となる製法やシューズ構造があって、それをアイデンティティとすることが多いもの。
例えば、エドワードグリーンであれば、グッドイヤーウエルテッド製法で靴をつくり、それをブランドアイデンティティにしています。
しかし、サントーニは、マッケイ製法だけでなく、グッドイヤーボローニャ製法、ノルヴィージャン、サンクリスピーノ、ベンティヴェーニャなど、なんと10も超える製法を使い分けられる体制を取っています。

これだけ、モデルにあわせて製法や技術を変えられる技術の幅を持っているブランドは、そうありません。
さらに、この体制を取る裏付けになっているのが、洗練したデザインを追求する姿勢です。
昔ながらの靴作りのノウハウに裏付けられた現代的精神性を持ち、美とクオリティーへの飽くなき追求の才気と情熱を決して失うことはありません。
とサントーニのホームページでは表現しています。
この言葉を具現化するために、サントーニでは、10人を超えるデザインチームを擁し、アルティジャーノ精神に洗練を加えています。
デザインを実現するために、多彩な製法を駆使していると言えるでしょう。
そして、サントーニを語る上で、忘れてはいけないのが、「ハンドカラーペインティング」というキーワード。
全職人の1/4がこの色付け部門に配属されているそうです。

仕上げに手作業で色付けをすること(ハンドカラーペインティング)で、革の魅力を存分に引き立てています。
アッパーはキャンバスであり、ハンドペインティングにより、靴がアートの領域へと引き上げられていると、表現する人もいるくらいです。

さらなる洗練のデザインへ
現在、サントーニでは、メルセデスAMGとコラボレーションしたエクスクルーシブラインを展開しています。
2つの企業は異なる分野ではありませんが、優れた専門性と徹底した技術力を持って、本質的な価値観を持っているということから、このコラボレーションが生まれたとのことです。
また、高級時計メーカーのIWCシャウハウゼンともコラボレートした「Santoni for IWC」も展開。
こちらは、靴ではなく、時計のベルトをつくっているようです。

これらのことからも、サントーニの美へのこだわりがおわかりいただけますね。