育てる

育てることで革靴の表情に深みが増します

女性用化粧品でよく聞く「アンチエイジング」という言葉。
これは、シミやシワなどの老化による現象を防ぐための行為です。
では、紳士靴で言うところの「エイジング」って何なんでしょう。
それは、革の経年変化を愉しむものです。革は本来生き物であり、その革にあったお手入れ方法をしながら使い続けると、色に深みがでたり、艶が増したり変化が現れます。
これは、摩擦と日焼けによるものだと言われています。摩擦をすることで光沢が増し、日焼けをすることで色に深みがでる。
さらに、自分の足の形によって、シワが入り、なんとも言えない味わいがでてきます。
要は、自分色に染めて、育てていくのがエイジングの醍醐味。
決して、相棒を「経年劣化」させないように、愛情を持ってお手入れをしていきましょう。
手塩にかけて育てた分だけ、靴は味わい深くなりますよ。

エイジングを愉めるおすすめの靴

●ALDEN(オールデン)コードヴァン

独特の艶と皺が入るコードヴァンは、エイジングを愉しむのにもってこいの靴と言えるでしょう。
コードヴァンと言うのは、馬のお尻の革のこと。そして、コードヴァンの代表格として知られるブランドがALDEN(オールデン)なんです。
お手入れは意外に簡単で、アニリンクリームや専用クリームを塗るだけ。
ただし、コードヴァン自体、色落ちしてしまう素材なので、その点は注意しながら育てていきましょう。

オールデンロゴ
オールデンコードバン

●Tricker’s(トリッカーズ)

180年以上の歴史を持つトリッカーズ。
創業当時より、ハンドメイド・ベンチメイドのスタイルを貫いているブランドで、その品質はイギリス王室のチャールズ皇太子のお墨付きであるロイヤルワラントを取得していることでも明白です。
そんなトリッカーズのド定番と言えば、カントリーコレクション。革は非常に固く、購入時には、履くと痛ささえ感じてしまうこともあるようですが、徐々に馴染んでいき、非常に愛着を持てるようになります。
靴の色としては、「マロン」「エイコン」がおすすめです。

トリッカーズロゴ
トリッカーズ「メリージェーン」イメージ

●HenderScheme(エンダースキーマー)

経年変化を愉しむというよりも、経年変化が前提の靴というのが、Hender Scheme(エンダースキーマ)の靴。
この靴はとっても感性豊かなデザイナーさんと浅草の熟練職人さんによってつくられています。
素上げのベジタブルタンニンレザーは使い込めば使い込むほど、深い色になり、光沢も増していきます。経年変化が待ち遠しい靴だと、言えますね。

エンダースキーマ