革靴のデザインを知るイメージ

知っておきたい革靴の意匠

デザインと技術の呼び名をおぼえましょう!

穴飾りやステッチなどのアッパーだけでなく、ソールなどにもテクニックによるスタイルに特有の呼び名があります。このページでは、意匠の違いを学び、より深く靴を理解していきます。

代表的な穴飾り

名称 説明 写真
フルブローグ ウィング型に切り替えられたトゥキャップのメダリオンが特徴。カントリーの靴でよく施されている穴飾りです。 フルブローグトゥイメージ
セミブローグ トゥキャップのメダリオンと、切り替え部分に施されたパーフォレーション(メダリオンよりも小さい穴飾り)が特徴です。フルブローグよりもカジュアル度は低めになります。 セミブローグアップイメージ
クォーターブローグ トゥや羽根飾りの切り替え部分にパーフォレーションが施されているデザイン。トゥに、メダリオンはなく、セミブローグよりもカジュアル度が低くなります。 クォーターブローグトゥイメージ
パンチドキャップトゥ クォーターブローグから羽根飾り部分のパーフォレーションを取り、ストレートチップの切り替え部分のみに穴飾りが施されているのが、パンとドキャップトゥです。クオーターブローグよりもカジュアル度が低くなります。 パンチドキャップトゥイメージ

代表的なトゥ

名称 説明
ラウンドトゥ 丸いシェイプをした代表的な形。クラッシックな靴に多いのが特徴です。
ポインテッドトゥ 先端が尖った靴のこと。女性の靴に多いデザインですが、デザイン性が高いイタリアの靴などで、この形を取り入れていることがあります。
スクエアトゥ イタリアの靴に多いデザインです。文字通りつま先が四角くなっているのが特徴。スクエアトゥのコバはボリュームのあるタイプが多く見受けられます。
チゼルトゥ チゼルとは、ノミを意味する言葉で、ラウンドトゥのつま先のふくらみを鋭角にノミでそぎ落としたようなデザインをチゼルトゥと言います。元来、ジョージ・クレバリーの靴職人がこのデザインを開発したそうです。

代表的なアッパーのデザイン

名称 説明
ピンキング V字型の刻み目が連続して並ぶデザインです。ウィングチップなどに使われています。
シャドウステッチ 靴の表面に糸を見せることなく、革の裏側から糸を入れ、縫い模様のみを表面に出す技術のこと。このステッチはとても難易度が高いと言われています。
モカ縫い U字型に切り替えが施されたタイプの縫い方です。U字型に縫う方法は数パターンあり、その方法によって「ツイスト」「トライアングルモカ」などと呼ばれています。
ツイスト モカ縫いの一種で、波打つような形が特徴です。革の表面から糸を入れて、中で2本の糸をねじって表に出しています。
トライアングルモカ モカ縫いの一種で、革と革の断面をそれぞれ45度にカットしてつなぎ合わせる方法です。断面が三角のように盛り上がるため、トライアングルモカと呼ばれています。

代表的なソールについて

名称 説明
シングルソール アウトソールが1枚だけで構成されるもの。4.5-5mm程度の厚みのものが多く、靴が反り返りしやすいため、足なじみが良いのが特徴です。
ダブルソール アウトソールの上に、ミッドソールと呼ばれる革底を重ねて、ソールを二重にしているのが、ダブルソールです。2枚の革を重ねるために、頑丈で、耐水性に優れていますが、それだけに重く、足なじみが遅いという面があります。
ハーフミッドソール ダブルソールのように、ミッドソールを重ねるものの、土踏まずより前の一部分にだけ二重にするタイプのこと。シングルとダブルソールの中間と言えるタイプで、耐久性を持ちながら、足なじみを改善しています。
チャネルソール アッパーとソールをつなぐだし縫い糸を地面にふれさせないための溝のあるソールのことです。

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