シューケア用品の輸入販売会社『R&D』のシューケアマイスター本間俊光氏

靴のお手入れをもっと身近にしてくれる『R&Dメンテナンス講習会』

トレーディングポスト青山本店で行われた『R&Dメンテナンス講習会』を取材させていただきました。

『R&D(アールアンドディー)』は、靴好きにお馴染みの「M.モゥブレイ」「ウォーリー」などの靴・革製品のお手入れ用品を輸入・販売する会社です。 そんなR&Dで、シューケアティーチング専任講師として活躍されている本間俊光さんにお話を伺いました。 ライン
靴のお手入れは決して難しいものではありません。メンテナンス講習会では、なんでも気軽に相談していただいて、少しでもお手入れを身近なものに感じていただければ嬉しいです 『R&Dメンテナンス講習会』は毎年トレーディングポストさんで行われているトリッカーズとカルミナのトランクショーと同時開催させていただいています。 このイベントは講習会と銘打っているものの、マンツーマンでお客様のご相談をお伺いする形式です。 そのため、ピンポイントでお困りのことをご質問いただければ、それに対してお答えしますし、お客様ごとに必要なレベルの情報をご提供できる講習会だと思います。 とはいえ、実際のご相談は、基本的なお手入れを一から知りたいという方が多いですね。 EYELET編集部員のメンテナンス講習会受講体験 雑誌などでメンテナンスについて特集されることが多くなり、お手入れについて難しく考える方が増えているのかもしれません。 なんとなく、雑誌を読むと、メンテナンスはこうするべきだといったことが書いてあり、それだけで敷居が上がってしまっている気がします。 でも、メンテナンスには正解という方法があるわけではありませんし、自分がやりやすいようにお手入れをして、その結果キレイになれば、それが正解だと思います。 メンテナンスをご自分でやりたいと考えていらっしゃる方に、私たちがお伝えしたいのは、ワンポイントとなるようなことです。 シューケアマイスター本間俊光氏による『R&Dメンテナンス講習会』 そのワンポイントと言うのは、こうやったら、もっと簡単にお手入れできますということだったり、ポリッシュが上手くいかないという場合には、簡単に艶を出すコツをお伝えしたりということです。また、このクリームやブラシを使ってくださいということではなくて、例えばお手持ちのクリームでどんなお手入れができるかをアドバイスすることだと思っています。
R&Dで行っている講習会は、とにかくお手入れに対する敷居を下げたいと気持ちから実施しているものなので、ぜひ気軽にお越しいただいて、いろいろと質問をしてみてください。そして、この講習会が、お客様にとって靴のお手入れの楽しさに気づいてもらうきっかけになれれば嬉しいですね。

R&Dメンテナンス講習会を体験!

せっかくの機会なので、EYELET編集部もメンテナンス講習会を体験させていただきました。 今回、教えていただいたのは、この靴のお手入れ。 スコッチグレインという、 型押しの革を使った チャッカブーツです。 アッパーの革色はブラウン。 ただ、型押しため凹凸があり、 スムースレザーと同じ お手入れで良いのかな と疑問を持っていました。 STEP1 まずは汚れ落とし ブラッシングでホコリを落とす 馬毛と豚毛の違いを説明する本間さん お手入れをする前に、忘れてはいけないのが、靴についたホコリを落とすこと。 毛足が長く、ホコリを落とすのに適した馬毛のブラシで靴をブラッシングしていきます。 靴のお手入れは、お肌のお手入れと同じです。 革の表面に汚れが残っていると、次の工程が無駄になってしまいます。 本間さんは、馬毛と豚毛ブラシの違いをわかりやすく解説してくださいました。
クリーナーは2度!! クリーナーは2回。2回目の方が汚れが落ちる ブラッシングが終わったら、次はクリーナーを使って、革をすっぴんの状態にしていきます。 クリーナーを使っての汚れ落としは、2度行うことがコツ。 1度目で革の毛穴が開いた状態となるため、2度目の方が汚れが落ちるそうなんです。 実際に、どれくらい汚れが落ちたかを比べると一目瞭然でしたね。 乳化性クリームで栄養を与える クリームを万遍なく塗り込む! R&Dとトレーディングポストが共同開発したM.モゥブレイ乳化性クリーム 今回は、誰が使っても簡単に艶が出せるようにと、トレーディングポストとR&Dが開発した乳化性クリームを使っていただきました。 この乳化性クリームは天然成分でできていて、保湿効果や柔軟性を与える効果に優れているそう。 革にとっても良い栄養が与えられそうですね。
クリームの厚塗りは厳禁! ペネレイトンブラシを使ってクリームを万遍なく塗り込む クリームを小さなブラシに少量取り、万遍なく伸ばしていきます。 この時にポイントとなるのが、クリームを少量にすること。ベタベタとクリームを塗り込むのは厳禁です。 厚塗りにならないように注意することが大切とのこと。 ブラッシングでクリームを奥まで浸透させる 豚毛ブラシを使ってクリームを革の奥に浸透させる 小さなブラシを使って、クリームを靴に万遍なく塗ったら、そのクリームを革に浸透させるためにも、毛足が短く、固い豚毛ブラシを使って靴をブラッシングしていきます。 この際に、ブラシを大きくかけると、簡単に艶が出せるそう。 力を入れずに、大きなストロークで、磨くと良いですよ、とアドバイスしていただきました。 そして、最後は、グローブを使って、乾拭きし、余分なクリームを落とせば、お手入れの完了です。 今回の靴は、グレインレザーのカントリーシューズだったので、ナチュラルな仕上がりとなる方法を教えていただきました。 ライン 実は、EYELET編集部も何度か、百貨店で行われた相談会でお手入れの相談をしたことがあります。 スエードとカーフのコンビの靴のお手入れはどうしたら良いのかな~、なんて疑問をぶつけると、いつも明確に回答していただけるので、ついつい頼りにしてしまいます。 R&Dには、今回お話を聞かせてくださった本間さん以外にも、革製品のお手入れのプロ「シューケアマイスター」の方がいらして、全国で講習会・相談会・ワークショップなどを実施しています。気軽に相談してみると、靴のお手入れが楽しくなりますよ。 →R&Dシューケア&フットケアプロモーション日程 R&Dのシューケアマイスター本間俊光氏によるメンテナンス講習会

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R&D 日本橋三越2F 靴修理・靴お手入れ工房スタッフの日常(シューリペア工房) また、シューケアマイスターの方々が日々更新されている公式ブログもおすすめです。 靴のお手入れのことはもちろんのこと、靴以外のこともつらつらと書かれていて、それぞれのキャラクターが出ています。 こちらもチェックしてみてくださいね。 【お問い合わせ先】 株式会社R&D URL:http://www.randd.co.jp/