ちょっと違和感のあるフォルム。でも、それが新鮮!
全てがMade in Andalusiaのブランド<アンダルス|ANDALS>
5月下旬に突入し、季節も春から夏へ。 新緑が眩しい季節となりました。
新しい季節、さらに暑い夏に向かって、新たなアイテムを探している方も多いかもしれません。
今回の記事では、そんな方におすすめしたいスペインのファクトリーブランド<アンダルス|ANDALS>をご紹介いたします。
<アンダルス>インポーターの株式会社シャーロック・ホームズ恵比寿ショールームへお邪魔してきました。
森と共存するハンターの足を守るための堅牢な靴
鉱山資源と森林が豊かなアンダルシア地方では、18世紀中頃、人類の凄まじい経済発展にともない、山を切り開き、多くの森林が伐採されていきました。
森林破壊を危惧した当時のスペイン国王カルロス三世は、こうした森林伐採に制限を設け、人間が森との共存を図るための狩猟を開始させました。
そして、森深く険しい場所で生息するイノシシやシカを追うハンターや、アンダルシアの豊かな鉱山資源を採掘するワーカーのために、産業革命時にイギリスより伝わってきたグッドイヤーウェルテッド製法による堅牢な靴がつくられ、彼らの手に渡ったそうです。
工場の片隅に眠っていたその靴の木型が<アンダルス>の起源となっています。



外ハトメが印象的なレースアップシューズに
ローファー、エラスティックスリッポン、サイドゴアブーツも。
ハンターや鉱山の労働者の足を守るための靴から生まれた<アンダルス>は、見た目の美しさや、トレンドというよりも、道具としての機能・目的から生まれたフォルムになっているのが特徴です。
そして、デザインによって異なる印象の靴に。
また、デザインだけでなく、モデルによって2つのアッパー素材を使い分けています。
ひとつは、ドレスシューズには限界と思われる量の油分を含んだHALLEY PULL(ハリープル)。
そして、もう一つはスペイン製のオイルレザーTERNERA (テルネラ)。
表側で使えるクオリティのレザーをあえて裏側で使っているテルネラは、マットで無骨な表情になっています。
どちらの革も現地のレザータナリーのもの。
誕生の背景から素材まで、すべてがアンダルシアなのが、<アンダルス>です。






ポッコリとした外観を裏切る履き心地。
そのワケは内振りラストにあり。
一見するとポッコリとボリュームのあるフォルムに思える<アンダルス>ですが、実は、コンパクトさが特徴というギャップのある靴です。
その理由は、「膨らみきらないトゥと絶対に長くないノーズ」。
機能性が求められるワーカーシューズだからこその履きやすさが優先されています。
そのためか、フォルムにちょっとした違和感があり、それゆえに新鮮さにつながっているようです。





そして、この写真で内振りラストがお分かりいただけますね。

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見た目良し、コスパ良しの好バランスシューズ
最後に、アイレット編集部員が気になるモデルを試着させていただきました!
足元だけの写真で恐縮ですが、履いてみるとバランスが良く、どんなファッションでもコーディネートしやすそうなフォルムだなと感じました。
それでいて、この靴の価格は、37,000円(税別)※ブーツは39,000円(税別)。
なんて、コスパが良いのでしょう!!
1LDKさんなどで取り扱いがありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
<取材協力>株式会社シャーロック・ホームズ
URL https://www.sherlockhomes69.com/