フランスの高級靴ブランド、メゾン コルテの新作を紹介する展示会が2015年9月17日(木)に開催されました。しかも、今回はクリエイティブ・ディレクターのピエール・コルテ氏自らが紹介するというリッチな展示会です。 前回4月に行われた展示会に続いてアイレット編集部がお邪魔してまいりましたので、ここにレポートさせていただきます。 今回の新作2モデルは、ギミックが効いていると同時に、デザイン性が高く、<コルテ>ならではの発想力を感じる靴になっています!
シュールレアリスムにNYジャズ。 アートな魅力がつまった <コルテ>らしい2つの新作
メゾンコルテ青山のブティックは、国内で唯一の路面店。その店内は、コルテらしい色とりどりの世界を感じることができるアートな空間です。そんななかで、新作モデルがディスプレイされていました。 今回、ご紹介いただいたのは、絵画の シュールレアリスムから着想を得たホールカットの「DUKE(デューク)」に、NYのジャズシーンから着想を得たイミテーションキャップトゥの「IKE(アイク)」です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
今回の展示会にあわせ来日したピエール・コルテ氏。 ブラウンにブルーのパイピングが映える靴が素敵でした!

Collection.1 シュールレアリストの顔を持つ 「DUKE(デューク)」
「デューク」は、20世紀に発生した前衛芸術の形態「シュールレアリスム」からインスパイアされたモデルです。日本では、シュールレアリスムのことを「超現実主義」と訳されていますが、絵画のアプローチとしては現実的というよりも、人間の心の中の心理を描く芸術と言われています。そんなシュールレアリスムの「眼」をモチーフにした作品から、生まれたのがこの靴です。
3アイレットのホールカットです。クォーターの部分に「眼」があるのがおわかりになるでしょうか。そして、その眼の部分に異素材やカラーを組み合わせることで、靴が引き立つギミックが取り入れられています。
このように、組み合わせによって、異なる表情を演出できるのがデュークの魅力です。これだけのアート感覚を靴に取り入れられるのが、コルテの独創性であり、感性なんですね。
Collection.2 クラシックなデザインのなかに だまし絵の要素が!「IKE(アイク)」
つぎは、パッと見ではとってもエレガントなパンチドキャップトゥに見える「アイク」です。この靴は、外見に反して、だまし絵の要素が取り入れられています。実は、キャップトゥ部分の施しがイミテーション。コルテの靴のなかでも巧みなギミックが組み込まれた最新作で、同時に曲線美を感じるデザインです。
イミテーションキャップトゥの3アイレットダービー。
ご紹介した2つの新作は、伊勢丹新宿店メンズ館で2015年10月14日(水)から20(火)日の期間中に開催されるパターンオーダー会でお披露目予定です。 洗練されたデザインに美しいフォルムで人々を魅了するコルテの世界を感じてみてくださいね。
こちらも新作!
日本人カラーリストが作り上げた最新色
お問合せ:メゾン コルテ青山 TEL.03-3400-5060