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革靴好きが「幸福」をかみしめた「TOKYO MEN’S FES 2016」レポート

伝説の靴磨き職人の井上源太郎さんをはじめ
日本屈指の靴磨き職人の手業を体感できる幸福!!

2016年9月20日(火)~25日(日)の期間中に伊勢丹新宿店で開催されていた「TOKYO MEN’S FES 2016」。
開催4日目となる24日(土)にアイレット編集部がお邪魔してまいりました。

このTOKYO MEN’S FES 2016のテーマは、「男である100の幸福。」。
これまでのイベントが、ターゲットにフォーカスして開催されていた傾向にあるのに対して、TOKYO MEN’S FES 2016では「幸福」というキーワード・視点でイベントやワークショップ、限定品などを揃えている点が特徴です。

そのなかでも、靴好きの注目は、シューケアのことなら、なんでもござれの「シューケアアーケード」。

このアーケードには、日替わりで日本屈指の靴磨き職人たちが集結し、プロの技を体感できる「磨きのゾーン」の他、磨きの知識を得られる「学びのゾーン」など、シューケアに関するモノ・コトが集められていました。

アイレット編集部がお伺いした9月24日(土)には、伝説の靴磨き職人・井上源太郎さん(通称:源さん)がいらっしゃるとあって、このシューケアアーケードに注目が集中!?

それでは、写真を中心に当日の様子をお伝えいたします。

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シューケアアーケードには、手前から源さんのいらっしゃるスペシャルパフォーマンスブース、<サフィール>ステージ、<ブートブラック>ステージ、<M.モウブレイ>ブースと、靴磨き職人がズラリ。

シューケアアーケードには、ズラッと4ブースが並び、靴磨き職人の共演とも言えるステージを拝見することができました。
磨き方はそれぞれですが、みなさん「魅せる」技を心得ていらっしゃるように思います。
また、こうしたブースでご自身の靴を磨いていただけるので、革靴LOVERのご来場者の方々は、職人さんの磨きの技術とともに靴にまつわる会話を存分に楽しんでいらっしゃいましたね。

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<サフィール>ステージにいらっしゃったのは、「靴磨き本舗Kamioka」の蒔田篤人さん。手首を使い、優しくブラッシングされている姿が印象的でした。
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<ブートブラック>ブースにいらっしゃったのは、名古屋の靴磨きスタンド「GAKU PLUS」のお二人。フレッシュさに加えて華があります!

またとない機会なので、かぶりつきで源さんの磨きを拝見させていただきました。

源さんは、ベルルッティのカラリストを務めるだけでなく、世界の著名人の靴を磨き続けてきた誰もが認める日本最高峰の靴磨き職人です。
齢70歳を超えた今も、東京・虎ノ門に位置するホテルオークラ東京内にシューシャインの店を構えています。

靴磨きの第一人者として尊敬を集める伝説の職人です。

まず、磨きを拝見させていただいて、驚いたのが家庭にある「アレ」が活用されていること。

アレとは、「ティッシュペーパー」です。

コバなどブラシでなければ届かないところを除いては、ティッシュペーパーを使って乳化性クリームを入れていらっしゃいました。

ティッシュペーパーを使う理由は、革の表面を傷めないためだそう。汚れやほこりもティッシュペーパーで軽く払うと、手早くお手入れができますね。

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ティッシュを使ったお手入れが印象的。
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ティッシュに乳化性クリームを付け、靴にクリームを乗せます。
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コバなど細かい部位のみブラシを使います。

そして、ワックス。
ワックスには、綿100%のシーツを使うのが良いと教えてくださいました。

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綿100%のシーツが磨きには適しているそうです。

そのシーツを水で適度に湿らせた上で、ワックスを乗せ、靴全体を磨いていきます。
すると、ほど良い光沢が生まれていきました!

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シーツを2本の指に巻き付け、水で適度に濡らした後に、ワックスを。
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磨き終わった靴は、もっちりとして、上品な光沢を放っていました。

実は、アイレット編集部が見せていただいたのは、プロの方に磨いていただくのは初めてというご来場者の靴磨きでした。
初めて磨いていただく方が源さんだということで、周囲からはなんて「ラッキーな……」という羨望の声が聞こえてきましたね。

今回、源さんの磨きを見せていただいて感じたのは、その技術もさることながら、気さくなお人柄とそのトーク力です。
身振り・手振りを交えながら、磨き方を教えてくださるだけでなく、「靴を小まめに手入れする必要はないよ。今自分が履いている靴なんて、しばらく磨いてないし。汚れたら手入れをすればいいだけ。」などと、靴磨きの敷居を低くしてくれるような話をしてくださっていました。

そして、靴磨き職人の後輩の方には、飾らずアドバイスを送る姿が印象的でした。

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時に身振り・手振りを交えながらのパフォーマンス。そして、軽快なトークで、来場者の方々の緊張をほぐしていらっしゃいました。
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前日にシューケアアーケードで実演をしていた広島を中心に活動する靴磨きの<BURIE>安部春輝 さんも源さんのパフォーマンスを凝視!

そして、最後に、靴好きのアイレット読者に向けて源さんよりメッセージをいただきました。

「靴をキレイにしていれば、丁寧に履こうとする。靴を汚れたままにしておくと、雑に履くようになってしまうよ!」

モノに対する気持ちが靴自体に現れてしまうのだな、と改めて感じましたね。

革靴好きを幸福な気持ちにさせてくれるイベント・TOKYO MEN’S FES 2016は、終了してしまいましたが、10月は革靴イベントが目白押しです。
ぜひ、革靴職人や磨き職人の方と直接お話しできる絶好の機会に足を運んでみてはいかがですか。

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