トレーディングポストリペア相談会メインイメージ

トレーディングポスト青山本店にて開催されたリペア相談会

お気に入りの靴とともに人生を歩むため
絶対に必要となる修理についての知識を深められるリペア相談会。
ちょっと楽しくなるようなカスタム方法の提案も!

2016年3月20日(日)に、トレーディングポスト青山本店で行われたリペア相談会にお邪魔してきました。
このイベントのテーマは、「NO REPAIR NO SHOELIFE」。本格革靴を履くにあたって、必ず必要になる修理や、手持ちの靴を自分好みに改造するカスタムの相談ができるイベントです。

トレーディングポストリペア相談会ポスターイメージ

あまり知られていないかもしれませんが、トレーディングポストでは、以前よりシューリペアサービスを行っています。今回のイベントは、リペアサービスをもっと身近に感じてもらえるようにと企画されたというわけ。
トレーディングポストといえば、シューケアの手厚さに定評がありまして、そのうえリペアも積極的に相談に乗っていただけるとあれば、このサービスを使わない手はありませんよね!!しかも、どこで購入された靴でもOKとのこと。靴のことで困ったことがあれば、とにかくトレーディングポストへ駆け込んでしまうというのも手ですよ。

では、今回のリペア相談会、レポートしてまいります!

「スペシャル」メニューがいっぱいのリペア相談会

通常展開をしているリペアサービスですが、リペア相談会ではその日だけのスペシャルなメニューが用意されています。
例えば、トレーディングポストの修理を担う靴修理工場「折田商会」の代表・折田正之氏に直接修理の相談ができるのもその一つ。
折田商会は、1945年創業の老舗で、ビスポーク靴を仕立てていた技術を生かし、リペアを手掛けている工房。確かな技術力に定評があります。
靴修理というと、元の状態に戻す(=原状回復)と考える方が多いかもしれません。しかし、このように直接修理について相談できる機会があれば、自分の好みのルックスや、履き心地に近づけるようなリペアやカスタムができるチャンスにもなりますよね。
今回のイベントでは、アイレット編集部も実際に相談をさせていただきました。
この経験を通して、修理・カスタムというのは、いわば、単に戻すということではなくて、靴にほんのちょっと手を加えて、もっとその靴を楽しむことだと実感。
そして、相談会はその提案をしてもらえる絶好の機会だったと思います。

ゲスト:折田正之氏(折田商会)

折田商会3代目代表で靴修理職人の折田正之氏がゲストとして参加。
イベントでは、それぞれのアウトソールの特徴を伺ったり、どうやってアウトソール選びをするのが良いかなどのアドバイスをいただきました。
また、折田氏の言葉で印象的だったのが「直すということは未来につなげていくこと」というフレーズ。直すというと過去の形に戻すと捉えがちですが、「直す」ことで靴を新しく生まれ変わらせ、未来につなげていくことを提案したいとお話くださいました。

トレーディングポストリペア相談会ゲスト・折田正之氏イメージ
靴修理職人の折田正之氏

相談会のスペシャルメニューはこれだけはありません。普段はあまりみることがないレアな修理部材が相談会当日限定で用意されています。
そのなかで、「おもしろい!」と思ったのが、ヴィブラム社によるスカル柄(ドクロ柄)のラバーソール。
下の写真をご覧ください。左の靴にハーフラバーが貼ってあるように見えますよね。実はこのラバーがスカル柄になっています。正直に言って、この靴を履いている自分以外に、スカル柄に気づく人はいないと思いますが、履いている本人のテンションは上がりますよね!
さらに、この機会にレザーオールソールをオーダーすると、革底にイニシャルのピン打ちのサービスも。このように、相談会当日だけの特典がいっぱいなのです。

トレーディングポストリペア相談会リペアイメージ
左:1枚のスカル柄ラバーソールを切断し、前半分とヒール部分に貼っています
右:イニシャルピン打ちをしてあるレザーソール
トレーディングポストリペア相談会で特別に用意した部材「スカルノ柄」ラバーソール
良く見ると、スカル柄が敷き詰められているレアなラバーソールです。キュートなルックスで、履く人の気分をアゲてくれますね
トレーディングポストリペア相談会でのスペシャルサービスイニシャル
レザーのオールソール交換をお願いすると、サービスで靴底にイニシャルピン打ちをしてもらえます

トレーディングポストで好評の修理例

前述した通り、修理というと壊れたり、傷んだりした靴を元の状態に戻すこと、カスタムというと自分好みの見た目や履き心地を追求すること、というイメージをお持ちの方が多いですよね。
こうした事例が多いのは事実ですが、もう一方で、現状の悩みを解決する修理・カスタムがあります。
今回は、そんな一例をご紹介。

それは、靴を履きこんでいくうちに、ゆるくなって、踵が抜けてしまうようになったというお悩みを解決する事例です。
例えば、ローファーなど、きっちりしたサイズ感が求められる靴は、踵が抜けてくると致命傷になり、その現象が現れると、「もう履けない」と判断してしまいがち。

でも、ちょっとした手当をするだけで、この問題を解決することができます!

それが、パッドの埋め込みです。
踵パッドにタンパッドなど、簡易的に外付けできるアイテムが市販されてはいますが、安価で即時に装着できるというプラス要素がある反面、靴を脱いだ時に目立ってしまいますし、せっかくの靴が少し安っぽく見えてしまうなどのデメリットゆえ、抵抗感がある方が多いですよね。

踵パッド装着例

写真出典:amazon

タンパッドイメージ

写真出典:https://www.hapad.com/

アイレット編集部もその一人。しかし、今回ご紹介する修理では、パッドの上にライニングを貼っていますので、見た目にそれと気付かれにくい仕様です。
このパッドにより、踵部分にはひっかかりができるようになりますし、履き口が少し狭まるので、踵が抜けにくくなるというわけ。片足3,000円~(税抜)と比較的安価でお願いできることもあって、とても好評だと伺いました。

トレーディングポストリペア相談会 リペア例1
踵部分に立体感が出ているのがお分りになるでしょうか。履いていない状態でも、パッと見ではパッドの存在に気づきません
トレーディングポストリペア相談会 リペア例2
こちらはタンパッドを内蔵したサンプル。ルックス的には全く違和感なく、甲部分をおさえ、フィット感を高めてくれます

リペア相談会は今回だけでなく、今後定期的に開催すると伺っています。
もし、履きたいけれど修理が不可能だと思っている靴や、靴箱に眠っている靴があったら、次回の相談会に参加してみてください。
もちろん、通常でもリペアを受け付けていますので、まずはとにかくトレーディングポストで相談してみてはいかがでしょう。
きっと全力でサポートしてくださいますよ!

トレーディングポストリペア相談会 通常オーダー可能なアウトソール
通常から依頼できるアウトソールのラインナップ。スカル柄などレアなものはありませんが、十分な品揃えです

もっと靴を長く履いて楽しもう!!

トレーディングポストリペア相談会 イメージリペアくま
リペア相談会に展示してあったベアブリック

靴などの革製品は、洋服と違って、手入れ次第で10年・20年と履くことができる息の長いアイテムです。 ただ、こうした長いサイクルで履き続けていれば、当然傷んでくる場所があります。踵やつま先が減ってくれば、修理が必要になるわけです。
もし、修理をするくらいなら、「新しい靴を買った方が良い」なんて思うかもしれませんね。

でもちょっと待った!!靴は決して使い捨てのアイテムではありません。 長い年月をかけて、自分の足に馴染んできた靴の履き心地は格別ですし、風格だって備わっているかもしれません(お手入れ具合によりますが……)。
むしろ、修理代がもったいないからといって捨ててしまう方がもったいない!!
靴を購入したら、長いスパンでのお付き合いを考えてみてくださいね。
アイレット編集部では、もっと、ご自身の靴を長く楽しんでもらうために、修理やカスタムについて積極的に発信していきたいと考えていますので、ご一緒に理解を深めていきましょう!!

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