時間をかけてフィッティングをしましょう
市販の靴が合いにくい足の人は次の3つの特徴のうち、どれかに当てはまることが多いそうです。
- 足幅が狭い
- 足幅が広い
- 構造に問題がある
これらの特徴を持つ人が、ショップで靴を購入する際に、その時の感覚で「きつい」「緩い」と靴選びをしてしまうと、間違ったサイズの靴を選んでしまいがち。どんな流れでフィッティングをすれば良いのか、ご紹介します。
STEP 1.足の特徴を見極める
まずは、問診。シューフィッターに悩みを相談することで靴が合わない原因を推測します。そして、指の先から足首までの状態を見てもらいます。次に、計測器具で測定し、左右の足ごとに足長、足囲、足幅を図ります。左右の足でサイズが異なったり、アーチの角度が異なることはよくあることです。ここではその違いをしっかり把握しておきます。 さらに、足首の曲がり方、脚と足の角度のねじれ、ボール(指の付け根の球)の並び方など、足の特徴を詳細に見ていきます。
STEP 2.歩き方のクセを見極める
次に、歩行時のクセなどを見極めるために、持ってきた履いた状態で、ショップの中を歩いている姿をみます。そうすることで、改善点や問題点を把握します。
STEP 3.試着
STEP1.2の結果から、歩行時の快適性を重視した靴を提案してもらいます。サイズは「7」「25.5」といったレングスの他に、足幅を示す「D」「E」というウィズ(ワイズともいいます)が、ほぼ3,4mm刻みで用意されていますので、その点を考慮しながら、最適な1足をさがします。
STEP 4.インソールやストレッチャーで調整
気にった靴はあったけど、サイズがイマイチ合わないという時は、インソールやストレッチャーで調整することができます。 サイズが緩い時は、インソールを使って、フィットをさせ、きつい時はストレッチャーを使って靴を伸ばしていきます。 ストレッチャーで伸ばせるのは、ハーフサイズが目安です。無理はせずに調整していきましょう。