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【取材レポート】イセタンメンズ2017SSプレス展示会
PART.2[カジュアルシューズ編]

原点回帰をテーマに、より一層個性豊かでエッジの効いた斬新なラインナップを展開!
シンプルな素材「ヌメ革」にフォーカスしたコレクションにも注目。

前回のイセタンメンズプレス展示会レポートPART.1ドレスシューズ編に引き続き、今回はカジュアルシューズ編をお送りします。

カジュアルシューズは、ブランドの魅力を再確認できるようなラインナップ。
原点回帰をテーマに、未来に向けて新たなクリエーションの発信を目指しています。

では、カジュアルシューズ編、まずは、注目ブランドをピックアップ。

Pick up Brand:01
ECCO

まず、ご紹介したいのが北欧発のシューズブランド<ECCO(エコー)>です。
<エコー>と言うと、機能的で快適なコンフォートシューズブランドとして認識をしている方が多いかもしれません。
でも、実は、50年以上にわたるブランドの歴史の中で、履き心地だけでなく、確かな品質にスタイリッシュなデザインを追求してきた先進的なシューズブランドなのです。
そのことを示すひとつが、世界中のラグジュアリーブランドに革を卸しているタンナーを擁している点。徹底して革にこだわり、柔らかく、しなやかでフィット感の良い靴を生み出してきました。
今回の展示会で拝見したスニーカーは、いずれもシンプルでスタイリッシュ。<エコー>の進化を強く感じるランナップです。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート01 <エコー(ECCO)>イメージ

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート02 <エコー(ECCO)>イメージ
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート03 <エコー(ECCO)>イメージ

そして、タンナーを擁する<エコー>の強みである革質の良さや、先進性を体感してもらえるようにと、日本初のDIY体験イベントを’17年3月に実施予定です。
銀座三越9Fのテラスコートに期間限定で「ECCO LEATHER FACTORY」を設置し、<エコー>の革をつかってバッグなどのレザーグッズをつくるワークショップを予定しています。<エコー>の来日スタッフと協働でモノづくりを体験できる貴重なイベントです。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート04 <エコー(ECCO)>イベント企画書イメージ
<エコー>レザーファクトリーの概要がまとめられた企画書。
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート04 <エコー(ECCO)>イベント制作物イメージ
このイベントでは、こんな立派なトートバッグづくりを体験できるそうです。楽しみですね。

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Pick up Brand:02
MIHARA YASUHIRO

この秋に開催された<JAPAN靴博2016>での独創的なスニーカーが印象的だった<MIHARA YASUHIRO(ミハラ ヤスヒロ)>のモデルが多数ラインナップされていました。
今では、総合アパレルブランドのイメージが強い<ミハラ ヤスヒロ>ですが、もともとの出発点は、シューズブランド。
イセタンメンズの’17SSテーマ「原点回帰」を体現すべく、代表作「コンバース」の復刻モデルを展開します。
また、<ミハラ ヤスヒロ>らしい炙り出しや後染パテントレザーの靴など、歩くことが楽しくなりそうなラインナップになっています。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート05 <ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)>炙りシューズイメージ
炙りの手法が駆使された靴々は、まるで工芸品のよう。
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート06 <ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)>コンバースイメージ
不朽の名作、オールレザーのコンバースタイプスニーカー。
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート07 <ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)>コンバースイメージ2
こちらもコンバースタイプのスニーカー。
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート08 <ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)>パテントレザーシューズ
<ミハラ ヤスヒロ>ならではの後染めパテントレザーを使ったモデル。
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート09 <ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)>パテントレザーシューズ2
後染めでカラーリングされたパテントレザーは独特のムラ感が特徴です。

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Pick up Brand:03
33

<33(サーティースリー)>は、‘16AWにデビューした新しいブランドです。
人気スニーカー<Spingle Move(スピングル ムーブ)>を傘下に持つ広島の老舗・ニチマンが手掛けています。
このスニーカーは、圧倒的なボリューム感が特徴で、良質な素材にハンドペインティングを施しているなど、細かな部分にもこだわりを感じる仕様になっています。
’17SSには、浮世絵から着想を得たブルーをコンセプトに、葛飾北斎や歌川広重が好んで使った濃く鮮やかな「青」のカラーを纏ったモデルを展開します。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート10 <33>イメージ

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Pick up Brand:04
bibliotek

日本国内やイタリアブランドのシューズデザインを手掛ける若林正裕氏による<bibliotek(ビブリオテック)>からは、厚みのあるソールがポイントのレースアップシューズとスリッポンなどをラインナップ。
いずれも 定番のデザインのように見えますが、細部にこだわって、一捻りも二捻りも効かせているところがポイント。
見どころのひとつは、踵部分の盛り上げや立体的な表現です。まるで、革靴の中身がソールから飛び出ているようになっています。
クラシックなデザインなのに、未来的でハイテクシューズのような雰囲気のある靴です。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート11 <bibliotek(ビブリオテック)>イメージ

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート12 <bibliotek(ビブリオテック)>イメージ
踵に注目してみると、立体構造になっています!
イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート13 <bibliotek(ビブリオテック)>イメージ
厚いソールまわりが未来的な雰囲気。

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次に、新たに展開が始まるブランドをご紹介します。

New Brand

イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「ロイヤル ゴージ ブリッジ」

世界中の靴を紹介してきた靴のインポーター・高橋浩さんがご自身のブランドとして新たに立ち上げた<Royal Gorge Bridge(ロイヤル ゴージ ブリッジ)>。コードヴァンを使ったローファーはラギッドな印象です。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート14 <ロイヤル ゴージ ブリッジ>イメージ
イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「エデン」

イタリア人デザイナーが手掛けるブランド<EDHEN(エデン)>は、日本初上陸。ジェンダーレスに履けそうなデザインの靴は、ミニマルでエレガントな印象です。パイピングが良いアクセントになっています。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート15 <エデン>イメージ

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最後に、カジュアル編の注目素材をピックアップ。

イセタンメンズ2016SSプレス展示会 PART.1[ドレスシューズ編] ピックアップ タイトル

 

Natual Leather Collection

先日掲載した「イセタンメンズ2017SSプレス展示会 PART.1[ドレスシューズ編]」の注目素材が、「メッシュ」なのに対して、カジュアル編での注目素材は、ヌメ革。すっぴんとも言えるシンプルな素材のヌメ革を使った多彩なモデルが揃います。
そもそも、「ヌメ革」とは、植物から抽出されたタンニンで革を鞣(なめ)したナチュラルレザー。染色・塗装がされていないので、 革そのものの風合いや味わいが魅力です。
また、シンプルな素材だからこそ、デザインを存分に味わえるモデルになっています。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート16 ナチュラルレザーコレクションイメージ

イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「クラークス(Clarks)」

デザートブーツやワラビーなど<Clarks(クラークス)>の定番モデルをヌメ革に。使い込むほど、風合いが変化するので、経年変化が楽しみなモデル。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート17<クラークス> ナチュラルレザーコレクションイメージ
イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「エイチカツカワ」

H?Katsukawa From Tokyo(エイチカツカワフロムトーキョー)>のアイコンとも言える素材「ニベ革」を纏ったモデルは、荒々しい風合いが魅力的です。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート18<エイチカツカワ> ナチュラルレザーコレクションイメージ
イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「ブッテロ」

良質な革を使っているブランドとして認知されている<Buttero(ブッテロ)>からはスリッポンをラインナップ。ヌメ革は誤魔化しが効かない素材なので、より質感を楽しめるはず。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート19<ブッテロ> ナチュラルレザーコレクションイメージ
イセタンメンズ2017SSドレスシューズレポート見出し「アリアット」

最後にご紹介するのは、アメリカ・サンフランシスコ発の乗馬ブランド<ARIAT(アリアット)>。デザイン性と機能性、耐久性にファッション性を融合させた注目のブランドです。

イセタンメンズ2017SSカジュアルシューズレポート20<アリアット> ナチュラルレザーコレクションイメージ

いかがでしたか。イセタンメンズの’17SS。
テーマは原点回帰でしたが、かなり攻めたラインナップになっていましたね。
また、通年、そして長く履けるデザインやつくりの靴が多く揃っていたのも特徴的。
流行はもちろん大切ですが、長く愛用できる運命の1足を探すのもおすすめです。

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開幕!JAPAN靴博2016

自由な表現により、生まれた靴々は楽しさで溢れています!

先日のレポートでご案内しておりましたイセタンメンズ館で行われる「JAPAN靴博2016」。昨日、いよいよ開幕となりました。

アイレット編集部がこのイベントの開幕に先駆けて行われた「プレス内覧会・撮影会」に参加してまいりましたので、早速、写真を中心にレポートさせていただきます。

Special Collaboration Zone 01
Shoe Maker

モデレードゾーンで展開されるのは、<ユニオンインペリアル><スコッチグレイン><大塚製靴><スピングルムーヴ><セルヴィノ><ビブリオテック>の5ブランドのコラボレーションシューズです。

いずれもシューメーカーが手がけるコラボレーションで、特に注目は、世界長ユニオンのブランド<ユニオンインペリアル>と、ヒロカワ製靴のブランド<スコッチグレイン>とのコラボレーション。

いわば、ライバル企業の垣根を超えたコラボレーションで、今年の靴博のテーマ「禁断のコラボレーション」を体現するものと言えるかもしれません。

開幕!JAPAN靴博イメージ01

Featured Shoes 01
UNION IMPERIAL × SCOTCH GRAIN

開幕!JAPAN靴博イメージ02
こちらは製甲が<ユニオンインペリアル>、底付けが<スコッチグレイン>モデルです。
開幕!JAPAN靴博イメージ03
こちらは製甲が<スコッチグレイン>、底付けが<ユニオンインペリアル>モデルです。

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Featured Shoes 02
Spingle Move × Mihara Yasuhiro

開幕!JAPAN靴博イメージ04
三原康弘さんがハンドメイドでつくりあげたスニーカーです。
開幕!JAPAN靴博イメージ05
インソールには、手書きで三原康弘さんのサイン入り!
開幕!JAPAN靴博イメージ06
<大塚製靴>の漆をつかった「飾りたい靴」。金箔に漆と艶やかな雰囲気です。
開幕!JAPAN靴博イメージ07
<セルヴィノ>は、本物のデニムとプリントのデニムを使い、コラボレーションを表現。
開幕!JAPAN靴博イメージ08
<ビブリオテック>は昔の相棒との電撃復活コラボレーションシューズ。

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Special Collaboration Zone 02
Shoe Designer

新世代のデザイナーによる個性豊かなシューズを展開している「シューズラボコーナー」には、<ヒロシツボウチ><ダイタキムラ><ナオヨコオ><ソイム><ジョリ><サンカッケー>のコラボレーションシューズが並びます。

いずれも創造力豊かなデザイナーが手がける靴で、特に注目は、最も異色のコラボレーションと言える<サンカッケー>の「世界一かっこいいアイドル公認シューズ」です。

クオリティの高いパフォーマンスで、ファンを増やし続ける今注目のパフォーマンス型アイドルKOTOちゃんと、コラボレーション。

という話を聞くと、「遊びの靴なんじゃないか」なんて、思うかもしれませんが、日本の靴づくりのプロが手がけた本格的な靴ができあがりました。

実は、この靴のパターンは<レンド>の吉見鉄平さんが、製甲は<康製甲所>の康澤民さんが、底付けは浅草の靴工房<YATOH>の矢藤達郎さんが手がけています。

また、ぬいぐるみ職人とのコラボレーションとなった<ジョリ>の靴も注目です。

圧倒的なボリューム感で、確かにぬいぐるみのような靴になっています。アッパーのウィング部分を見ると、世界的に人気のあのキャラクターを思い起こさせるような気もします。

愛らしい靴だと思います!

開幕!JAPAN靴博イメージ09

Featured Shoes 03
Sun/Kakke × KOTO

開幕!JAPAN靴博イメージ10
アイドル公認シューズは、ファンの方に履いてもらいたいシューズだそうです。
開幕!JAPAN靴博イメージ11
インソールには、パフォーマンス系アイドルKOTOちゃんの手書きメッセージ入り。

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Featured Shoes 04
JOLI

開幕!JAPAN靴博イメージ12
コバまわりとシューレースの半端ないボリューム感。たまりません。
開幕!JAPAN靴博イメージ13
バックスタイルも迫力があります。
開幕!JAPAN靴博イメージ14
インソールには、「十六文キックス」と<ジョリ>のロゴ入り。

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開幕!JAPAN靴博イメージ15
<ヒロシツボウチ>は、調香師とコラボレーション。朝と夜の香りが用意されています。
開幕!JAPAN靴博イメージ16
<ソイム>は、彫刻家・晴柀幸一さんとのコラボレーション。
開幕!JAPAN靴博イメージ17
ナオヨコオ>は、産業廃棄物中間処理業者”ナカダイ”とのコラボレーション。
開幕!JAPAN靴博イメージ18
<キッズラブゲート>と日本を代表するDIY集団<GELCHOP(ゲルチョップ)>とのコラボレーション。
開幕!JAPAN靴博イメージ19
<ダイタキムラ>は、家族とのコラボレーション。こちらは息子さんとつくりあげた靴です。ブロック使いが斬新な1足。

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Special Collaboration Zone 03
Student of making shoes

昨年度に引き続き、未来の靴デザイナーとなる、「ヒコ・みづのジュエリーカレッジ」の学生も参加しています。

それぞれテーマを持ちながら、既存の靴を超えた新しい靴を生み出しているのが特徴です。

例えば、すべての人が履けるようにカスタマイズができるジグソーパズルのような靴だったり、折り紙から着想を得た靴だったり。

自由な発想が際立っていました。

開幕!JAPAN靴博イメージ20
ジグソーパズルのような履物という斬新な発想が光る1足。どんなサイズにもトランスフォームできます。
開幕!JAPAN靴博イメージ21
折り紙の”剛体折り”の構造を取り入れた靴。柔らかい革を使用し、履き心地も考慮しています。
開幕!JAPAN靴博イメージ22
メキシコの民族衣装や伝統的なダンスから着想を得たダンスシューズ。

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ご紹介した靴はいずれも1点もので、売り切れ御免となりますので、ご注意ください。

そして、このイベントは伊勢丹新宿店を皮切りに、銀座三越、岩田屋本店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店と各店を巡ります。

ぜひ、お近くの店舗で、自由な発想でつくられた楽しい靴々をご覧になってくださいね。

※アイテム・参加ブランドが急遽変更になる可能性があります。

JAPAN靴博2016 ~人類と靴文化の発展に向けて~

伊勢丹新宿店:2016年10月19日(水)~11月1日(火)
銀座三越:2016年11月9日(水)~11月15日(火)
岩田屋本店:2016年11月19日(土)~11月27日(日)
伊勢丹立川店:2016年11月30日(水)~12月13日(火)
伊勢丹浦和店:2017年1月3日(火)~1月10日(火)予定

Attention!!!
Order Event information

「JAPAN靴博2016」開催期間中の10月19日(水)~25日(火)には、日本の本格革靴ブランド<三陽山長>と<ペルフェット>のパターンオーダー会も開催。
こちらのイベントにもご注目ください!

Event | 01
Sanyo Yamacho

<三陽山長>のオーダー会では、既製品で取扱いのないサイズやウィズ、モデル、素材でのオーダーが可能です。また、今回は特別に、<三陽山長>オリジナルシューズバッグのカラーオーダーもできるほか、すべてのモデルをボロネーゼ製法でのオーダーも受け付けます。

<三陽山長>パターンオーダー会
<三陽山長>オリジナルシューズバッグ
カラーオーダーのできる<三陽山長>オリジナルシューズバッグ。

Event | 02
Perfetto

<ペルフェット>は、アノネイやイルチアなど有名タンナーの素材を使い、日本人の足の特徴に合わせた木型で、素材・シルエット・履き心地の3拍子揃った靴づくりで人気です。今回のオーダー会では、お好みでトゥにアルファベットのメダリオンを入れられます。

<ペルフェット>パターンオーダー会
<ペルフェット>パターンオーダー会イニシャルメダリオン
イニシャルメダリオン見本

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あの紳士靴の祭典が再び!「JAPAN靴博2016」まもなく開幕!

今年のテーマは「禁断のコラボレーション」。
2016年10月19日(水)伊勢丹新宿店を皮切りに 全国を巡ります!

日本のモノづくりにフォーカスしたイベントとして、昨年話題となった「JAPAN靴博2015」。
あれから、1年。また、あのイベントが「JAPAN靴博2016」として帰ってきます。

「JAPAN靴博」は、日本のシューズメーカーやデザイナーが、純粋につくりたい靴をつくること、いわゆる究極のプロダクトアウトをコンセプトとするユニークなイベントです。

それゆえ、それぞれが持っている独創性や技術力が靴自体に宿り、その多様性ゆえに、日本靴産業の底力を感じさせてくれるものでした。

そして、「JAPAN靴博2016」では、”究極のプロダクトアウト”というコンセプトを引き継ぎつつ、新たに「禁断のコラボレーション」というテーマを掲げています。

このコラボレーションでは、巷に溢れたコラボレーションではなく、つくり手それぞれが心に秘める信念・想いを繋ぎ、そこから想像を超えたクリエーションを生み出すことを目指しています。

取り組み例としては、シューズメーカーの<ユニオン インペリアル>と<スコッチグレイン>、<スピングルムーヴ>とデザイナー 三原康弘氏といった靴業界同士のコラボレーションだったり、アート集団や調香師、地下アイドルなど異業種・異職種とのコラボレーションだったり。

靴に何かを掛けあわせることによって、新たなシナジーや可能性を生み出している点にご注目です。

この「JAPAN靴博2016」開催の前に、アイレット編集部がイセタンプレスルームにお邪魔して、作品の一部を拝見させていただけたので、ここにレポートいたします!

 

Special Collaboration.01
KIDS LOVE GATE × GELCHOP

英国パンクの風雲児 山本真太郎氏 × 日本を代表するDIY集団ゲルチョップ
履いてる時も履いてない時もアートと共に。

東京発のシューズブランド<KIDS LOVE GATE(キッズラブゲート)>と、日本を代表するDIY集団<GELCHOP(ゲルチョップ)>とのコラボレーションです。
<キッズラブゲート>を代表するモデルのダブルモンクストラップのアッパーに、<ゲルチョップ>のアイコンであるピンバッチを付属。
しかも、そのピンバッチには<キッズラブゲート>の「K」ロゴが刻印されています。
そして、スペシャルボックスは、<ゲルチョップ>が手がけたスペシャル仕様。
ボックスの内部は鏡面になっていて、蓋は透明のアクリル。
靴を履いている時も、靴を履かずに収納している時も、アートを感じられる作品です。

JAPAN靴博2016_イメージ01_キッズラブゲート×ゲルチョップ
<キッズラブゲート>の代表と言えるダブルモンクストラップが、<ゲルチョップ>の手でスペシャル仕様に。
JAPAN靴博2016_イメージ02_キッズラブゲート×ゲルチョップ ピンズイメージ
<キッズラブゲート>の「K」ロゴが刻印されたピンバッチ。
JAPAN靴博2016_イメージ03_キッズラブゲート×ゲルチョップ シューズボックスイメージ
スペシャルボックスには「KIDS LOVE GELCHOP」の文字。コラボ感満載です。

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Special Collaboration.02
UNION IMPERIAL×SCOTCH GRAIN

立体的でエレガントな靴作りが特徴のユニオンインペリアル × 素材・製法に拘り日本を牽引するスコッチグレイン
日本を代表するシューズブランドの夢の競演!!

なんと、日本の本格革靴シューズブランドとして人気の高い<ユニオン インペリアル>と<スコッチグレイン>がコラボレーション。
お互いのマスターピースモデルのアッパーをつくり、それを交換した上で、それぞれの工場で底付けをして、1足をつくりあげています。
それゆえ、2つのブランドのロゴが、靴にも、シューズボックスにも入っています。
インソールには製甲を担当したブランドのロゴ、アウトソールには底付けを担当したブランドのロゴ入りです。
また、底付けを担当したブランドロゴの入ったシューツリーも付属。 これ以上ないくらいのレアモデルですね。

JAPAN靴博2016_イメージ06_ユニオンインペリアル×スコッチグレイン シューズボックス
シューズボックスもダブルネームの特別仕様!
JAPAN靴博2016_イメージ05_ユニオンインペリアル×スコッチグレイン 
製甲=<スコッチグレイン>、底付け=<ユニオンインペリアル>のモデル。シューツリーもセットになっています。
JAPAN靴博2016_イメージ04_ユニオンインペリアル×スコッチグレイン インソールイメージ
インソールには、製甲をしたブランドのロゴが、シューツリーには底付けをしたブランドのロゴが入っています。
JAPAN靴博2016_イメージ07
製甲=<ユニオンインペリアル>、底付け=<スコッチグレイン>のモデル。アッパー素材は、希少なKUDO(クドゥ―)です。
JAPAN靴博2016_イメージ08
アウトソールには、底付けをしたブランドのロゴが入っています。

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Special Collaboration.03
SPINGLE MOVE × MIHARA YASUHIRO

良質なラバーを生かしたスニーカー”スピングルムーヴ”
 × 独創性と遊び心を持ったシューズデザイナー 三原康弘氏
本気の手作りスニーカー

広島県で誕生したレザースニーカーブランド<スピングルムーヴ>は、シューズデザイナー 三原康弘氏とコラボレーション。
三原氏が広島の工場に出向き、手作りで一足一足をつくった大人の図画工作シューズです。
三原氏と言えば、多摩美術大学在学中に独学で靴作りをはじめた方。図画工作のプロ中のプロですよね。この靴を直接拝見させていただいて、図画工作というよりもアート作品のように感じました。
独創性の高いデザインに、<スピングルムーヴ>こだわりの履き心地が備わった、まさに究極の手作りスニーカーです。

JAPAN靴博2016_イメージ09 スピングルムーヴ×ミハラヤスヒロ
さまざまなデザインでつくられたレザースニーカー。
JAPAN靴博2016_イメージ10スピングルムーヴ×ミハラヤスヒロ
立体的なラバーにご注目。このモデルはアイレット編集部イチオシです!
JAPAN靴博2016_イメージ11スピングルムーヴ×ミハラヤスヒロ
シンプルなレザースニーカーがアート作品に昇華されたような印象です。

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Special Collaboration.04
Nao Yokoo

孤高の女性靴職人 横尾直氏 × 使い方を創造し、捨て方をデザインする”ナカダイ”
”リサイ靴”

アイレットでもインタビューをさせていただいた女性靴職人 横尾直氏と、産業廃棄物中間処理業者”ナカダイ”とのコラボレーション。
使われるモノと使われないモノ、使われなくなったモノの3つを一つのプロダクトとしてつなげた作品です。
今回は、PCを解体・分別して、マテリアルを再利用した靴をつくりあげています。

JAPAN靴博2016_イメージ12 横尾直
ドレッシーな雰囲気なプレーントゥオックスフォード。でも、踵を見るとアートな装飾が。

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Special Collaboration.05
Daita Kimura

ロンドンのシューズシーンを牽引し続ける木村大太氏 × 愛する家族
初めての家族協作シューズ

シューズデザイナーとして英国・ロンドンで活躍する木村大太氏とご家族とのコラボレーション。
奥様とのコラボレーションシューズには玉ねぎの皮、息子さんとのコラボレーションシューズにはブロックが使われ、娘さんとのコラボレーションシューズには手書きの装飾が施されています。全体的に家族の温かみを感じるユニークなコラボレーションです。

JAPAN靴博2016_イメージ13 ダイタキムラ
左から息子さん、娘さん、奥様とのコラボレーション。

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Special Collaboration.06
bibliotek

イタリアを拠点に活躍する若林氏 × To & Co時代の相棒
今回限りの電撃復活!

日本国内やイタリアブランドのシューズデザインを手掛ける若林正裕氏による<ビブリオテック>。今回のコラボレーション相手は、以前若林氏がデザイナーを務めていた<To & Co>のディレクター 濱田比止志氏。
今回の企画のために復活する禁断のコラボレーションです。

JAPAN靴博2016_イメージ14 ビブリオテック
電撃復活となったモデルは、ボリューム感のあるプレーントゥです。

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Special Collaboration.07
SOIHM

独自の世界観を表現する女性職人 大島氏 ×  彫刻と場との関係によって、緊張感のある時間と空間を生み出す彫刻家 晴柀幸一氏
背筋がぞっとする靴

電機メーカーの半導体事業での企画、営業職を経て、浅草で靴づくりを学んだ大島敦子氏による<ソイム>は、彫刻家 晴柀幸一氏とのコラボレーション。
曲がるモノ(靴)と曲がらないもの(彫金)を組み合わせ、異質な雰囲気のある靴をつくりあげています。

JAPAN靴博2016_イメージ15 SOIHM
アッパーの形に沿うように模られた彫金。クールな雰囲気がバシバシです。

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Special Collaboration.08
CERVINO

履き込むごとにエイジングが美しいデニム × 細かい色合いまでコピーしたプリントレザー
本当と嘘が共存するシューズ

<セルビノ>は、本物と偽物のコラボレーションを素材づかいで表現しています。ヴィンテージデニム(本物)とデニムプリントのレザー(偽物)をコンビネーションで使い一足に。

JAPAN靴博2016_イメージ16
インナーに使っている素材は本物のデニム、アウトサイドにつかっているのはデニムプリントレザーです。

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ご紹介した靴の他に、調香師とコラボレーションする<HIROSHI TSUBOUCHI(ヒロシツボウチ)>や、ぬいぐるみ職人とコラボレーションする<JOLI(ジョリ)>、漆とコラボレーションする<Otsuka(オーツカ)>、地下アイドルとコラボレーションする<SUN/kakke(サンカッケイ)>がラインナップ。

そして、このイベントは伊勢丹新宿店を皮切りに、銀座三越、岩田屋本店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店と各店を巡ります。

ぜひ、お近くの店舗で、日本の靴産業の底力を感じてみませんか?

※アイテム・参加ブランドが急遽変更になる可能性があります。

JAPAN靴博2016 ~人類と靴文化の発展に向けて~

伊勢丹新宿店:2016年10月19日(水)~11月1日(火)
銀座三越:2016年11月9日(水)~11月15日(火)
岩田屋本店:2016年11月19日(土)~11月27日(日)
伊勢丹立川店:2016年11月30日(水)~12月13日(火)
伊勢丹浦和店:2017年1月3日(火)~1月10日(火)予定

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【取材レポート】イセタンメンズ2016SSプレス展示会 PART.2[カジュアルシューズ編]

「変化」する靴に、斬新なデザイン。 豊かな発想力、想像力を愉しめるシューズが目白押し!

2015年12月2日(水)・3日(木)に行われたイセタンメンズのSPRING & SUMMER 2016 PRESS PRESENTATION。先日掲載した[ドレス編]に続いて、[カジュアル編]をレポートします。

‘16SSカジュアル編ラインナップのキーワードは、「素材感」と「変化」。時間的な変化と形状的な変化など、変化するシューズに注目です。

素材感を愉しむ!

ドレス編と同じく、カジュアルシューズでも素材感を提案するラインナップが目白押しです。例えば、気鋭のブラジル人デザイナー、ディエゴ・ヴァナシバラ氏が手がける英国発ブランド<ディエゴ・ ヴァナシバラ(Diego Vanassibara)>。’16SSでは、ウッドパネルや鳥の羽のような異素材を取り入れた個性的なシューズの展開をします。
さらに、<ルイリーマン(LOUIS LEEMAN)>では、カジュアルなスリッポンにキラキラ感を、<ディエッメ(DIEMME)>では明るい色合いのファブリックを採用したスリッポンなどが並びます。<ヒロシツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI)>では、トラッドなスタイルにフューチャーな素材感をミックスさせたレザースニーカーが登場するなど、素材のバリエーションにも注目です。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ01「ディエゴ・ヴァナシバラ」 ディエゴ・ ヴァナシバラ | Diego Vanassibara
<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ02「ルイリーマン」ルイリーマン | LOUIS LEEMAN
<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ03「ディエッメ」ディエッメ | DIEMME
<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ4『ヒロシツボウチ』ヒロシツボウチ | HIROSHI TSUBOUCHI

変化を愉しむ!

’16SSの裏テーマとも言えるのが「変化」。革靴で「変化」と言うと「経年変化」を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回の変化はそれだけではありません。
経年変化のように、時間軸で変化する靴に加え、まるで変形するロボット玩具のように形状的に変化する靴。さらに、見る角度やシチュエーションによって変化するなど、さまざまな変化する靴があり、その発想力に驚きます。

ビブリオテック | bibliotek

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ05「ブビリオテック」
なんと、インナーの黒い部分を取り出して履けます

オニツカタイガー | Onitsuka Tiger

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ06「オニツカタイガー」
<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ07「オニツカタイガー」
アッパー部分に「蓄光糸」を使っているので、暗い場所では糸が発光し、柄が浮かび上がります

リーガル | REGAL

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ08「リーガル」
タマムシのように靴を眺める角度によって色の変化を愉しめます

エイチカツカワフロムトウキョウ | H?Katsukawa From Tokyo

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ09「エイチカツカワ」
アッパーの素材にデニムを取り入れて、革とは違った経年変化を愉しめます

では、次に注目のブランドやトピックスをご紹介します。

リッチな素材でモード感たっぷり!<ソロヴィエール パリ>

<ソロヴィエール パリ(SOLOVIERE PARIS)>は、’14年にデビューした新しいブランドです。<クリスチャンルブダン>や<ピエールアルディ>など名だたるシューズブランドで経験を積んだフランスの女性デザイナー・オーベルト氏が手かげています。
特徴は、リッチな素材使いとフェミニンかつモード感のあるデザイン。シックな色使いも魅力です。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ10「ソロヴィエールパリ」
軽快で春夏らしい足元に

独創的なデザインに実用性がプラスされた<マルセル・ゴンマ>

<マルセル・ゴンマ(MARSELL GOMMA)>は、イタリアのレザーブランド<マルセル(MARSELL)>のディフュージョンライン。全てのモデルにオリジナルのラバーソールを使い、マルセルの独創的なデザインを残しながら、実用性も兼ね備えた履きやすいコレクションを展開しています。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ11「マルセル・ゴンマ」
<マルセル>よりも手頃な価格帯の<マルセル・ゴンマ>。快適で履きやすいコレクションです

’16SSよりスタートする<リプロダクション オブ ファウンド>

<リプロダクション オブ ファウンド(REPRODUCTION OF FOUND)>は、往年のミリタリーアイテムを中心に、時代を超えた普遍的なプロダクトを「見つけ出し(FOUND)」、現代的に「再現(REPRODUCTION)」し、リリースするブランドです。ジャーマントレーナーなど1950~70年代の軍用トレーニングシューズをOEMしていたスロバキアのファクトリーが生産を担います。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ12「リプロダクションオブファンド」
左から、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスのミリタリーシューズ

人気の<リーガル>レインシューズに「サドルシューズ」が登場!

’14年に登場し、大人気となっている<リーガル(REGAL)>のサイドゴアタイプレインシューズ。’15年にはジップアップ付のレースアップブーツも登場したことが記憶に新しいですよね。
’16年には、リーガルのアイコンモデルと言えるサイドゴアタイプのレインシューズが登場します。サドル部分には、カモフラージュ柄やギンガムチェック柄があしらわれ、雨の日でも楽しく過ごせるようなデザインです。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ13「リーガル」
とてもリーガルらしいデザインで、雨の日が待ち遠しくなるかも!?

「ワールドサンダルマーケット」第2弾を開催!

’15年に引き続き、’16年も世界のサンダルを大集結させる「ワールドサンダルマーケット(World Sandal Market)」を開催します。第2弾となるこのイベントでは、前回の切り口「ビーチ」と「ストリート」の展開に加え、<テバ(Teva)><オルカイ(Olukai)>など、大人目なブランドが加わり「タウン」という切り口も。

<イセタンメンズ>2016SSプレス展示会レポート[カジュアル編]イメージ14「ワールドサンダルマーケット」
さまざまなシチュエーションで楽しめるアイテムが揃います

2回にわけてレポートした「イセタンメンズSPRING & SUMMER 2016 プレスプレゼンテーション」、いかがでしたか。いつものことではありますが、期待に応えてくれる多彩なラインナップでしたよね。
現在は、冬真っ只中ですが、この記事で脳内だけでも春夏を感じて、ご自身のスタイリングのキーアイテムとなるシューズを見つけてくださいね。

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